第65話 一段落。

【ヒカル、とりあえず基本の訓練は今日で全て終わりだ。あとは自分でなんとかしてみろ。まぁ、わからないことがあったら、オレやアスカ、ミチヤなんかに聞いてみるといいさ】


 ジュウザブロウさんに背中を叩かれた。


【ヒカルくん。次の戦いは8月150日の予定だから、あまり無理しないようにね。当日疲れてて戦えません、じゃ笑えないわ】

『わ、わかってるよ!』

【なんにせよ、頑張りすぎないようにね。さて、帰りましょうか】


 ベースにシャルを置き、ジュウザブロウさんとミチヤに挨拶してから家まで戻った。自分の部屋に行き、レイヤー0へと移動する。


 レイヤー0へ辿り着くと、俺はベッドへ倒れ込んだ。スマートフォンで時間を確認すると18時を回っていた。


『レイヤースペースに行っても、時間はこっちと同じように流れているんだな』


 また新しい発見をした。体が動かなくなる前にシャワー浴びとこう、と急いで風呂場へ行った。風呂から出て、体を拭き、再びベッドへと倒れ込んだ。あっという間の1日だった。軽く足を揉んで、その日はそのまま眠った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る