第15話 突然のお誘い。
【わー! 突然ごめんなさい! 驚いちゃいますよね……?】
女の子も焦っている様子だった。数分、いや数秒、沈黙の時間が過ぎていった。
『な、なんですか……?』
シンプルに問いかけてみた。
【ちょっと聞きたいことがあって……】
女の子がそう答えると、続けて質問が返ってきた。
【8月って、普通何日まであると思います?】
『普通ねぇ……』
普通、という言葉に引っかかりつつ答えた。
『普通は8月31日まで……じゃないのか……?』
【やっぱり……】
女の子は納得したように頷いていた。そして、深呼吸をして、気持ちを落ち着かせ、俺にこう言ってきた。
【ワタシたちと一緒に戦ってくれませんか?】
突然のお誘いに、俺は驚いた。
というか、戦うって……?
ケンカ?
女の子の護衛?
ってか、俺が?
まさか、誰かと間違えてる……?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます