第105話 不安と焦燥。
【じゃあ、俺は行くから】
俺の肩を叩くと、グレンは去っていった。グレンの背中を見送り、軽く体を動かしながらイメージトレーニングをしてみる。当たり前だが、ジュウザブロウさんのようにはいかなかった。自分の力不足を改めて確認すると、家へと帰った。
起き上がりカレンダーを確認する。 1週間後、8月158日までは書いてある。スクリーンショットして保存していたショーマからのメッセージを確認すると、文字は乱れたままだった。まだ、次の戦いはいつなのかはわからないようだ。
下手したら明日かもしれない。そう思うと、少し不安になってきた。
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