第282話 脳天粉砕。
『ふぅ……』
根本まで行くと、攻撃の激しさは収まった。見下ろすと、みんなが戦っているのが見える。
『よし……』
俺は見上げ、頭頂部を目指すことにした。横にある腕たちは、不気味なほど静かだ。まるで俺が登っていくのを見守っているようにも思える。頭頂部までは、難なく登ることが出来た。
『スゥー……。はぁ……』
深呼吸をし、両手でシャルを握り締める。上に持ち上げ、全力でデゼスプワールの脳天にシャルを突き立てた。
『おらァァァァッ!!』
デゼスプワールの頭頂部は砕けた。それはあまりにも簡単で、拍子抜けするほどだった。頭頂部には大きな穴ができた。それはまるで落とし穴のようだった。力強くシャルを突き立てた俺は、勢いそのままに穴へと落ちていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます