第121話 依頼。

【そしたら、私たちはジュウザブロウさんに報告して、帰っちゃいますね】

『わかった。2人ともお疲れ様』


 2人はジュウザブロウさんの元へ歩いて行った。入れ替わるかのように、アスカがやって来た。


【こんにちは、ヒカルくん】

『よう、アスカ。ちょうどよかった。頼みたいことがあるんだ』

【ワタシに頼みたいこと?】

『この前、みんなと手合わせしてもらったんだが、全員近接戦闘を主体にした人たちだったんだ。だから、遠距離攻撃を得意とするアスカとも手合わせしてもらいたくてさ』

【そういうことね。わかったわ】


 思ったよりあっさりと了承してくれた。今後、遠距離攻撃をしてくるDemiseデミスと対峙する可能性は十分考えられる。しかし、俺には経験が少なすぎる。そこで、アスカに練習相手になってもらおうって話だ。今できることは、全部やっておかないとな。

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