第114話 腹が減っては戦はできぬ。
テレビを点け、夕方のニュース番組にチャンネルを合わせる。昨日に引き続き、ロシアの爆発事故の特集だ。原因がわかっていないレイヤー0の人たちにとっては、恐怖でしかないだろう。……いや、原因がわかっている俺たちにとっても、恐怖でしかないか。
未だに正体不明の存在である
『俺たちは防衛することしかできないのか……』
エンジやハルヒでも掴むことはできない。経験者のジュウザブロウさんでもわからないんじゃ、手の打ちようがない。軽い絶望感が俺を襲ったが、今の俺はそんなことでは
『そんな絶望、俺が打ち砕いてやる』
気合を入れなおし、腹ごしらえをする。
『腹が減っては戦ができないからな』
インスタントラーメンをすすりながら、夜は更けていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます