第96話 2人の癒し系。
男の子が見かねて、先に自己紹介を始めた。
【俺は
ハキハキとした自己紹介だ。
【……で、こっちの女の子が
【ちょ、ちょっとカイくん! 何言ってるの!?】
慌てて女の子が割って入る。
【だって、医療班はオトハさんがメインでやっていることは事実だし、リーダーって言っても過言じゃ……】
女の子はカイユウをポカポカと叩いている。
『ははっ、仲良いんだね。俺は
【よ、よろしくお願いします! 改めまして、私が竜宮堂オトハです。ここで怪我したなら、絶対に治してみせます!】
慣れてきたのか、緊張が解けたのか、さっきと打って変わってキチンと話してくれた。
【仲良くしてやってくれよな】
ジュウザブロウさんが笑いながら横に立っていた。
【あと来ていないのは……リオンとグレンとジンか……】
時計を見ながらメンバーの確認をしていた。
【エンジ、ハルヒ。
【はい、現在3体の反応を確認しています】
【詳細はわかるか?】
【えーっと……】
エンジが集中していると、隣のハルヒがさらっと答えた。
【既視型自動車、異形型……あと人型っすね】
【……ハルヒので合っています】
【ありがとう。3体か……】
ジュウザブロウさんはそれぞれ対処するメンバーを考えているようだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます