第3話 旅立ち

半壊した家から金目の物と旅に必要な物を集めて旅支度を始める、家が無くなってここも夜危険があるためだ

『エニス本当に一緒に来て良いの?』

『はい・・・ここに居ても住む家も頼る人もいないので1人では暮らしていけないですから邪魔かも知れないけどよろしくお願いします』

エニスは涙目のまま頭を下げる

『2人で協力しながら生きていこう』

エターナリアはそう言ってエニスを見る

『はい!』

日が暮れて夜になり2人は明日の朝に旅立つと決めて寝ることにする


『聞こえているか?』

神が呼んでいる

『聞こえています』

『ユーリスが話したいと言っているが良いか?』

『勿論です』

『エターナリアさん大体の事は聞きました、エニスの事は頼みますね不幸にしたら許しませんから!後暖炉の裏に少し貯めていたお金を隠してありますので持っていってください』

『ありがとうございます』

『クエールバコスの町に向かい冒険者として生計をたてれるでしょう』

『わかりました、ありがとうございます』

ユーリスは会話が終わり神が

『もうよほどの事が無い限り連絡は控えるから自由に生きなさい良い人生を』


朝になり2人で暖炉の裏を探して袋を見つけて中を確認してエニスに渡す

『エニス大事に使おうね』

『はい!エターナリア』

近くの町に向かいながら途中ウサギを狩り持っていくことにする、町に着いてからウサギを売って、クエールバコスに向かう馬車を探す

「この馬車はクエールバコスに行きますか?」

「そうだが?」

「クエールバコスまで乗せてもらうことは出来ないですか?」

「2人で銀貨2枚で乗せてやるぞ」

エニスを見ると頷いている

「わかりました」

銀貨2枚を渡しすと

「すぐに出発するから乗りな!」

2人は馬車に乗り出発する

2日が経ち山道を進んでいると前から2匹のグレーの狼が現れる

「狼!!」

商人は驚き急いで馬を守るために槍を持って応戦するが一匹は馬車に向かってくる、エターナリアは短剣を抜いて狼に立ち向かう、狼は突撃して来るがかわしながら、短剣を狼に突き立てる、まだ浅いのか狼は前足て引っ掻きにくるが再びかわして力一杯短剣を突き刺し引き抜くと返り血を浴びたが狼は、動かなくなる

商人を見ると狼に上に乗っかられて、危険な状態だったがすぐに走り短剣を横から狼の首に突き刺す、そして何回か突き刺すと動かなくなった

「あっありがとうございます」

「何とか倒したけど大丈夫ですか?」

「本当に一緒にいてくれて助かりました」

返り血を拭き取ると

「この狼どうしますか?」

「持って行って売りたいけど大きいから諦めるしか無いかな?」

「それでしたら買い取らせてください、金貨10枚で良いですか?」

「勿論ですありがとうございます」

狼を血抜きしたあと荷台に乗せて町に向かう町に着き商人と別れて冒険者ギルドに向かいカウンターにいる受付に

「冒険者になりたいのですが」

「わかりました、少し説明をします、冒険者になるとそこの掲示板で依頼と迷宮に入ることが出来ます、迷宮ではモンスターを倒すと魔石やアイテムが手に入りそれを冒険者ギルドで買い取りしていますので拾って来てください、まずあちらの能力の測定をしてきてください」

水晶の玉が置いてあり係の人が

「手を乗せてください」

言われるまま手を乗せると何か文字が浮かびそれを係の人が写している、写し終わったら紙を渡される

エニスも同じように手を乗せて紙を受けとる


エターナリア 17歳

村人 LV:5

短剣LV:3


エニス 15歳

村人 LV:2


紙を持ってカウンターに渡してギルドカードを作ってもらう

「これで完了です」

ギルドカードを受け取り冒険者ギルドを出る

「エターナリアこれからどうする?」

「宿屋を探そうか?」

「そうだね、寝るところは確保しないとね」

宿屋を見つけて中に入り

「部屋は空いていますか?」

「空いています、1日1部屋銅貨20枚です」

「部屋を見せてもらう事は出来ますか?」

「着いてきてください」

3階に上がり部屋を見せてもらう

「2部屋で取り敢えずお願いします」

「わかりました先払いになりますので何日分にしますか?」

金貨1枚を渡す

「金貨1枚なので、25日分になります」

主人は驚きながら言う

2部屋の鍵を受け取り部屋に入り荷物を置いてから、2人で防具と武器を見に行く前にエターナリアの部屋で話をする

「エニスはどんな武器が良いかな?」

「あまり重い物は無理だと思うから短剣かな?」

短剣を渡して具合を確かめてもらう

「大丈夫かな?」

「大丈夫」


短剣を返してもらい武器屋に向かう事にする宿屋の主人に武器屋と防具屋の場所と古道具屋の場所を聞いて武器屋に向かう

「やっぱり新品は高いよね」

「そうだね」

武器屋を出て古道具屋に向かう

そして中を見て回り革の鎧を2個と鉄の剣と短剣を買う

「後は何買おうか?」

「リュックと布の袋が必要だと思います」

「そうだね」

リュックと布の袋を買い帰ることにする

「かなり使っちゃったね」

「だけど必要な物だから仕方ないよ明日から迷宮で稼がないとね」

「そうだね頑張ろう」

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