異世界転移のんびり自由に旅をしたい
桂崇
第1章 転移と冒険者生活
第1話 転移した?
目を覚ましたらそこには見たことの無い風景が、山と木々しか見えない、ビルも何も見えない
「ここはどこだろう?」
少し歩いていると建物が見えてくる、小さいが山小屋のようだった、山小屋に向かうと女の子が顔を出して目が合う
「こんにちは」
挨拶してみると女の子は家に入りもう姿を現さなくなり、暫くするとお婆さんが出てくる
「どちら様ですか?」
「すいませんがここが何処だかわからないだけど、教えて貰えますか?」
「ヘリザイト高原ですがどうかなさいましたか?」
服装や言葉が通じるからここはもしかしたら異世界?まさか!異世界!考えを巡らせていると
「どうかしたのですか?あなたは誰ですか?」
「ん?」
「何処の出身ですか?」
「んーわからない、気が付いたら森にいたから」
「は?なんと言いましたか?」
「気が付いたら森にいたと歩いていてここに着いたけどここがどこかも解りません」
「もしかして記憶喪失ですか?」
「解りません・・・・」
考え込むが良いアイデアが思い付かない
「行く宛はありますか?」
「無いです」
家に入れてくれて椅子に座り話を聞かせてもらうと、この世界は冒険者や魔法使いもいるようだった、そしてさっきの少女とお婆さんの2人で暮らしているとの事だった
お婆さんの名前はユーリス、少女はエニス
「まずは名前は?」
「エターナリアって言うのはどうかな?」
「エターナリアさんですね」
エニスが薪を拾いに行くとの事だったので、一緒に森に向かう事にする念のため鉈を持って行くと角の生えたウサギに遭遇する、エニスは驚き体が震えている
「エニスあれは?」
「魔物逃げて危ない」
ウサギはこちらに突進してくるがそんなに速くないので鉈でウサギの頭を殴るとウサギはピクピクしながら動かなくなる
「倒したのかな?」
「エターナリア凄い」
エニスは笑顔で見ている
「この魔物はどうすれば良いかな?」
「持って帰って食べれるからお婆さんに料理してもらおう」
「持って帰ろうその後でまた薪を拾いに来ようね」
エニスは頷きウサギを持って帰るとユーリスは驚きウサギを受けとると笑顔で
「今晩のご飯にしましょうね」
もう一度森に行き、薪を持って帰る事にする
その夜床で寝ると
『聞こえますか?・・・・聞こえますか?・・・・』
変な声女の声が聞こえるが無視をしていると
『コラー!!!早く返事しないか!!!いい加減にしろ!!!』
何故かキレ出した
『誰なんだ?』
『神だ!』
『何の用?』
『間違ってイキナリ転移させてしまったので再転移させようとしたのだがもう人に会ってしまっていたとは・・・・・』
『は?間違いでイキナリ転移?』
『お前じゃなくて隣の人を転移させるつもりが間違ってお前を転移させてしまったすまない!』
『え?間違い?隣の人を転移の失敗!!!!』
『本来なら私の所に呼んでからユニークスキルを与えるのだが今からじゃ渡せないのでやり直したいが既に人に会ってしまったので無理になったから早く魔物に殺されてくれ』
『は?死ねだと!神が死ねと言うのか!!!あんたの所為だろ!!いい加減な神だな!!何とかするのが神じゃ無いのか?』
『そう怒るな死んでもすぐに転生させてやるから・・・・』
『元の世界に返すって普通は言うんじゃないのか?』
『それは・・・・もう出来ない・・・間違って魂が転移されてお前は肉体は死んだから生き返られない・・・・仕方が無いだろう?』
『あんたが殺したんだろ!いい加減な神だ!!人殺し神だ!!責任をとれ!!!』
『もうどうにも出来ない!仕方ないだろ!!!お前が何処に行ったか探すのに時間がかかっただから!!その代わり確実にもう一度転生は約束するから早く死んでくれ!』
『・・・・・・・・いい加減な神・・・お前はいい加減神だ!!神は他にはいないのか?』
『いるが・・・内緒だ!伝えたからな!!とにかく早く死ね!!!』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます