第138話 商談会と平和な日
翌朝商会に向かう事にする
「今日も人が多い・・・」
エターナリアが呟く
「馬車も来ているので、買取りがメインですね」
レインが言うと商会の中を覗く
「記入している人が列を作っているね」
「エター正面から入って大丈夫かな?」
エニスが呟くとエリスナが気が付き職員が中に入れてくれる
「エリスナ凄い人だね」
「御主人様が宿屋と昨日試食をさせてくれたので、食べた人が次々と集まっています」
「成功だね、後はどこの商会が買っていくかだね」
「はい!選ぶのが楽しみです」
エリスナが笑顔で言うとエターナリアは執事を見付ける
「やっぱり領主様も買いに来たか・・・」
エターナリアが呟くとレインが微笑みながら頷く
入札が終わるまで商会の書類を確認している
「御主人様!!大変です」
エリスナが急いでくる
「エリスナどうしたの?」
「領主様より入札で金貨1枚です」
エリスナ慌てて言う
「エリスナに任せるけど昨日領主様にパイを食べて貰った時に今日入札に来ると言っていたね」
「御主人様!これはタダで渡した方が良いと思うのですが・・・」
「取引で良いよ、代わりに領主様の紹介で果樹園の見学と交易品に使えるか確認するからね」
「それだけで無いです!他の商人達もほとんどが銀貨5枚から金貨1枚です」
エリスナが苦笑いしながら言う
「沢山宣伝して貰おう」
エターナリアがほほ笑みながら言うとレインが笑顔で
「フレイが料理しているのですから、そのぐらいでも安いですよ!フレイは天才ですからね」
「あ!そうですがこれだと次の取引が怖いですね」
エリスナが苦笑いしている
「銀貨1枚分が金貨10枚以上になるけど専売契約料3%だから領主様には銀貨3枚以上だね、次は契約料10%にしても金貨1枚だから・・・どうするかだね」
エターナリアが微笑みながら言う
「5%にして、買取価格を引き上げてあげる方が良いと思います」
「そうだね、現在3個銅貨1枚だけど1個銅貨1枚にすれば、1000個で金貨1枚多分全部で年間に10000個ぐらいは出来れば、年間金貨10枚確実に収入になるね、栽培している人の生活が良くなるかな?」
「はい!御主人様!商隊と一緒に交渉する為に書類を持参させます」
エリスナが笑顔で言うと商談を開始して順調に終わらせるとエターナリアは執事を呼んでもらう
「エターナリア様何か用ですか?」
執事が笑顔で言う
「これを領主様に渡してください」
エターナリアは乾燥させたルミルの実を差し出す
「畏まりました」
「1つ食べてから持って帰るか決めて貰って構いません」
エターナリアが笑顔で言うと執事は一つ食べて笑顔になる
「奥様が喜びますね、料理人がどのように判断するかですね、このままでも美味しいのですぐ無くなります」
執事が笑顔で言うと大事そうにしまう
「喜んで貰えれば嬉しいですね」
エターナリアが笑顔で言うと執事は帰っていくとベルダートがこっちを見て笑顔でやってくる
「エターナリア殿!帰っていたのですね」
「ギルドマスター何か用ですか?」
「あのジャム・・・素晴らしい物ですがまた販売しますか?」
ベルダートが羨ましそうに買った商人を見ている
「その内仕入して作成しますね」
エターナリアが微笑みながら言う
「その時は商談会前に1つ分けて欲しい」
「エリスナ次第ですね、競争率上がりそうですからね」
「え!・・・そうなのか!競争率上がるのか!」
ベルダートが苦笑いしている
「今回は領主様が本気になっていますから次はもっと欲しいと買いに来ますね」
「領主様まで・・・重臣達が買いに来るかもしれないか」
ベルダートが涙目になる
「これが特産物の効果だよ、商業ギルドが長い間してなかった特産物の開発だね」
エターナリアが笑顔で言う
「やはり・・・エターナリア殿は別格ですね・・・ギルドマスターやりませんか?」
ベルダートが苦笑いしながら言う
「面倒事は持ち込まない!!やる気は無い!!頑張ってね」
エターナリアが笑いながら言う
「アハハハ・・・・」
ベルダートは苦笑いして帰っていく
(やっぱりやってくれないか・・・エターナリア殿が本気になったら王国の商会全て潰しそうだな・・・勝てる要素が全く無い、もう誰も喧嘩は売らないでくれ・・・)
「御主人様、疫病の件ですがかなり収まり始めていますが薬がもう少しで材料が無くなります」
エリスナが苦笑いしながら言う
「足りなかったのか?」
「西の町ではかなり薬が効果有りあまり始めていると思います」
「難しいな・・・後どのぐらい残っているの?」
「残りは20000ぐらいになりました」
エリスナが真剣に言う
「少し様子を見てから判断した方が良いね、材料は手配した方が良いけど、まだまだ材料は揃わないよね」
エターナリアが言うとエリスナが頷く
「こちらが中継の町からの代金です」
エリスナが袋を差し出すと中には白金大金貨が詰まっている
「凄い量だね・・・」
「3回分ですのでおよそ12000枚分になります」
「支部の方は?」
「20000枚になっています・・・本当に薬師が頑張ってくれました」
エリスナが微笑みながら言う
「こうなると西の町は財政難になるね・・・交易品の買取も準備しておいて・・・後は塩を多く用意しておいて」
「塩ですか?」
「公爵と仲間が次に仕掛けるとしたら、塩だと思うから国外と塩の産地でなるべく多く備蓄するように、出来れば一年分ぐらいね」
エターナリアが説明する
「あ!!海ですね!解りました交易で仕入れられる様にしておきます、出来れば気が付かれない様にして集めておきます」
エリスナはじっくりを地図を見ている
エターナリア達はフレイを報告に向かう
「御主人様!お帰りなさい」
チキラが元気に言うと一緒に家に入る
「御主人様!お帰りなさい」
フレイが笑顔で出迎え
「フレイ、ルミルのジャムは大成功だったよ」
「本当ですか嬉しいです」
フレイは笑顔で言うと尻尾が揺れている
「残りのルミルの実も送ってもらうから頼んだよ」
「はい!畏まりました」
フレイが笑顔で言うとエターナリア達は少しゆっくくつろいでいると、エターナリアは子供達が何をしているか覗いて見ると布を使って裁縫の練習と革の縫い合わせを練習している
「御主人様どうかしましたか?」
レインが微笑みながら聞く
「子供達は真剣に練習していたから・・・」
エターナリアが考えながら言う
「御主人様、みんな少しの不安と何か役にたちたいと思っています」
チキラが笑顔で言う
「不安はダメだよね、どうしたら安心するのかな?」
「え!それは御主人様が旅に出ない事です!後は姉妹の誰かと結婚してくれる事です」
チキラが笑顔で言う
「エター結婚はダメーー!」
エニスが反応するとみんな笑い出す
「御主人様、こちらを羽織って欲しいです」
ケニーが毛皮のコートを持ってくるとエターナリアは羽織ってケニーが大きさを確認している
「ありがとうございます、エニス奥様もこちらを羽織ってください」
キキラがコートを渡すとエニスは笑顔で羽織り大きさを確認している
「毛皮が良いので、作るのが楽しいです」
ケニーが微笑みながら言う
「山脈を越えるから寒いかも知れないからみんなの分も作って貰おうかな?」
「はい!是非作らせてください」
ケニーが笑顔で言う
「どの毛皮が良かったかな?」
「コートなら狼かウサギです」
「倉庫に出して帰るね」
エターナリアが笑顔で言うと倉庫に沢山毛皮を出していく、ついでにバックの完成品を受け取ると変わりに革を置いていく
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