第224話 日常

ルシアとルティナが帰ってくる

「ダイトンさんから色々聞いてきました。食事にも気を付けろと言われましたので、話してきます。」

ルシアが真剣に言う

「もう始めているよ」

エターナリアが微笑みながら言う

「ルシア、ルティナ早く手伝いなさい」

ルシアのお母さんが笑顔で入ってくる

「え!! お母さん!!!」

ルティナが大声をあげる

「御主人様からの呼び出しだったから、ルティナが何かしたのかと、思ったわよ!」

「お母さん!! 酷い!!」

ルティナが笑顔で抱き付いていると、ルシアが笑っている

「経験者を呼んだよ」

エターナリアがルシアに言う

「最高の援軍です。」

ルシアが笑顔で言う


エリスナ達が帰ってくると、みんな集める

「レインが倒れた事は、知っていると思うが・・・」

エターナリアが真剣に言う

「え!! レイン様が!!」

エリスナが大声をあげる

「ダイトンの診断で、暫く絶対安静にして貰う」

エターナリアが真剣に言う

「どこか悪いのですか?」

エリスナが心配そうに言うと、トリスナとタニタが真剣に見ている

「悪くは無いが、流産しそうになっていた」

エターナリアが真剣に言う

「流産?・・・え!!えーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

全員が大声をあげる

「りゅりゅりゅっ流産!! レイン御姉様懐妊していたのですか!!」

アーナが慌てて言う

「気が付かなかったが、暫く無理は出来ないから、キャスカとアーナは、レインの代わりが出来るように頑張って欲しい」

エターナリアが真剣に言う

「おめでとうございます!!!」

全員が笑顔で一斉に言うと、みんなレインに会いに行くとみんな祝っている


「キリスナ、キリエス済まないが、レインの側で護衛兼側付きになってくれるか?」

エターナリアが真剣に言う

「はい! 御主人様光栄です!!」

キリスナが笑顔で言う

「全力で護衛します」

キリエスが笑顔で言うと嬉しそうにしている

「面倒かもしれないが、頼んだぞ」

「面倒? そんな事はありません!! レイン様の護衛なんて、もし一族が聞いたら大喜びします! レイン様がいてくれたから、私達は御主人様の奴隷になれたので、恩返しします」

キリスナが真剣に言うとキリエスが微笑んでいる


エターナリアはレインの様子を見に行く

「レイン気分は良いか?」

エターナリアが微笑みながら聞く

「はい」

レインが恥ずかしそうに言う

「キリスナとキリエスを側付きに付けるから、教育してね」

「はい、解りました」

レインが微笑みながら言うと、エターナリアが手を握ると、キリスナとキリエスが微笑んでいる

「赤ちゃんが出来ていたなんて、予想も出来てなくて、自分で驚いています」

レインが笑顔で言う

「元気な子供を沢山産んで欲しいけど、無理はしないでね」

「勿論です!! エターナリアを愛しています」

レインが笑顔で言うと、真っ赤になり、顔を隠す

(可愛い・・・レインが照れるなんてほとんどないから本当に可愛い)


翌日エターナリアは、フレイとケニーとカシタリーナを呼ぶ

「もう聞いているかもしれないが、レインも懐妊した」

エターナリアが笑顔で言う

「おめでとうございます!!」

フレイとケニーが笑顔で言う

「昨夜聞いて、屋敷内の者達が大喜びでした」

カシタリーナが笑顔で言う

「暫く旅は出来ないと思うから、何か有ったら教えて欲しい」

「はい! 御主人様!! こちらは、クエールバスコ近くの果汁園で取れた果実の調理したものです。試食お願いします」

フレイが笑顔で言うと、パイを置くと、エターナリアが食べる

「甘いが程よく酸味が有り・・・旨いな」

エターナリアが笑顔で言うとカシタリーナも食べてみる

「美味しい!! こんな美味しい物が近くに有ったのですか!!」

カシタリーナが驚いている

「この実は解りますか?」

フレイが青い実を置く

「え! この実はエリムの実ですよね」

「普通は、甘味が無いのですが、エリムの実とサラカの実を一緒に煮込んだら、ジャムが完成しました。それのパイです」

フレイが微笑みながら言う

「魔法みたい・・・エリムとサラカの実なんて、沢山有るのに・・・」

カシタリーナが真剣に言う

「フレイ沢山作れるのか?」

「はい! 本当に売れ残りの実なので、沢山作れます。」

フレイが笑顔で言う

「みんなで沢山食べてあげよう」

エターナリアが笑顔で言うと、カシタリーナが真剣に頷いている。

フレイとケニーとカシタリーナは、レインに会いに行く


「エター、このパイは?」

エニスがテーブルのパイを見て言う

「フレイが作ってくれたパイだよ」

エターナリアが笑顔で言うとエニスが食べる

「美味しい!! 何で出来ているの!!」

エニスが大声をあげる

「ゆっくり食べないと、喉に詰まるよ」

エターナリアが微笑みながら言う

「美味しいから!! やっぱりフレイは天才だね」

「この町で出来た、ジャムだから、沢山作れるから、慌てないようにね」

「え!! この町で出来た果実なの!!」

「フレイの研究だから、完成した様なものだね」

エターナリアが微笑んでいる

「これは交易品にするの?」

「みんなで食べて、フレイ以外でも作れるようになったらで良いかな?」

エターナリアが考えている

「簡単に手に入るなら、娘達に食べさせてあげれるね」

「エニスが作ってみる?」

「教えて貰おうかな?」

エニスが考え始める

「子供達の数が多くなったから、作るのも大変かもね」

エターナリアが笑い出す

「え! あ!! 大変です!!」

エニスが苦笑い始めるとエターナリアが笑い始める

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