第223話 迷宮探索とレイン

目を覚ますと、56層から60層を往復して殲滅を10回する


「レイン御姉様!!」

クーラが叫ぶと、レインが倒れている

「レイン、大丈夫か?」

エターナリアが慌てて抱き起こそうとする

「ちょっと、目眩ですので、大丈夫です」

レインがうっすら目を開き、言うと意識を失う

「御姉様!!」

キャスカが涙目で叫ぶ

「御主人様、安静にさせた方が良いですが、どうなさいますか?」

クリスが真剣に言う

「帰ろう、担架を作り、運ぶ方が良いな」

エターナリアが真剣に考えて言うとアイテムボックスから、長い棒と布を出すと、アルセリカが縫い合わせて、タンカーを作ると、レインを乗せてキリスナとキリエスとゼニスとルゼトが持って、キャスカとジーナがレインの様子を見ながら進む事にする


50層に到着すると、ホワイトドラゴンに遭遇すると、エターナリアが一気に接近して、一刀両断すると黒い霧になる。壁が崩れ始める

「こんな時に現れるな!!」

エターナリアが怒鳴ると、アニタとセレストリアが獣王撃で斬り付けると、エターナリアが英雄の一撃で両断すると、黒い霧になって消えていく

「一度休憩するよ」

エターナリアが言うと、アイテムと魔石をクーラが拾い持ってくる

「白龍王剣と白龍槍か」

エターナリアが呟くとアイテムボックスにしまう


休憩をしていると、レインが目を覚ます

「レイン大丈夫か?」

エターナリアが真剣に言う

「はい、エターナリア・・・心配掛けました」

レインがエターナリアを見て言う

「今はゆっくりするように」

エターナリアが真剣に言うと、キャスカが安心する


休憩が終わると担架を持ち上げる

「自分の足で歩けます」

レインが慌てて言う

「レイン今は無理しない様に! 2回目だからね」

エターナリアが真剣に言うと、レインは恥ずかしそうに布で顔を隠す

「御心配かけて・・・ごめんなさい」

レインが目だけ出して言うと、赤くなっている。キャスカが見ている

(御姉様可愛い・・・)


40層に到着すると、ブラックドラゴンに遭遇すると、アニタとセレストリアが一刀両断して、黒い霧になって消えると、壁が崩れ始めると大きなブラックドラゴンが現れる

「こんな時に現れるな!!」

エターナリアが怒鳴ると、英雄の一撃を放ち一刀両断すると黒い霧になって消える

「黒龍王剣と黒龍斧です」

クーラが笑顔で持ってくる

「斧使う?」

「はい、御主人様交換します」

クーラが笑顔で言うと交換して、アイテムボックスにしまうと、出口に向かう


30層に到着すると、レッドドラゴンに遭遇すると、アニタとセレストリアが獣王撃で両断して黒い霧になって消えると、壁が崩れ始めると、大きなレッドドラゴンが現れる

「こんな時に現れるな!!」

エターナリアが叫びながら、一刀両断すると、黒い霧になって消える

「御主人様、炎龍王剣と炎龍の杖です」

クーラが持ってくる

「何で現れて欲しい時に現れないのかな?」

エターナリアが真剣に呟く

「迷宮ですので、解りませんが、嫌がらせですか?」

キャスカが真剣に呟く

「全部の階層のボス出してくれた方が、楽しいのに!!」

エターナリアが真剣に呟く

「やっぱり御主人様です」

アニタが笑顔で尻尾を振っている


21層に到着するとドラゴンに遭遇すると、アニタが一刀両断して、黒い霧に変える

「あれ? 現れないか・・・」

エターナリアが準備をしながら呟くと、残念そうに迷宮出口に向かうと、レインが目だけ出しながらエターナリアを見ている

(やっぱり御主人様が、現れて欲しくない時に現れるのですね)


屋敷に帰ると担架を見て、マタリーナが慌ててやってくる

「御主人様何か有ったのですか?」

「レインが、倒れたから帰ってきた」

エターナリアが真剣に言う

「マタリーナ心配ないですよ、ちょっと目眩ですので・・・」

レインが笑顔で言う

「目眩? すぐにダイトンさんを呼んで来させます」

マタリーナが真剣に言うと屋敷に入ってレインをベットに寝かせる

「エター、レイン大丈夫かな?」

エニスがレインを見ながら言う

「2回目だから、心配だね」

エターナリアが真剣に言う

「どうしよう」

エニスも心配そうに言う


ダイトンがやってくると、レインに色々聞いている

「レイン殿を、何故迷宮等に連れて行った!! 馬鹿者!!」

ダイトンが真剣に怒鳴る

「え!! そんなに悪いのですか?」

エターナリアが慌てて言う

「数日は絶対安静だ!! そうでないと流産するぞ!!」

ダイトンが真剣に怒鳴る

「え? 」

エターナリアが呟く

「流産?・・・えーーーーーーーー!!!!!」

エニスが大声をあげると、レインが赤くなっている

「本当に?」

エターナリアが真剣に聞く

「本当だ!! こんな事も解らんとは! 経験の有る者等いくらでもいるだろう!! 絶対安静だぞ!」

ダイトンが真剣に言う

「御主人様、自分で解らないですいません」

レインが赤くなりながら言う

「レイン・・・」

エターナリアが呟くと、ダイトンが笑顔で帰っていく

「無理させていたのか・・・」

「エターナリア、赤ちゃんできていたなんて解りませんでした。」

レインが嬉しそうに呟く

「明日からは、私と一緒にいましょうね」

エニスが笑顔で言うと、レインが笑顔で頷いている


「御主人様、カシタリーナに子持ちの侍女をこちらに送るように伝えました。経験が無いと解りませんので」

マタリーナが真剣に言う

「ありがとう・・・ルシアとルティナは?」

「懐妊に気が付かなくて、落ち込んでいましたが、ダイトンさんに色々聞きに向かいました。」

マタリーナが真剣に言う

「マタリーナ、薬屋から、ルシアとルティナのお母さんを相談に乗って欲しいと呼び出してくれるかな?」

エターナリアが考えながら言う

「あ!! はい! すぐに使いを出します。」

マタリーナが笑顔で言うと、使いが走っていく


ルシアとルティナのお母さんがやってくる

「御主人様、お呼びですか?」

「頼みが有るのですが、レインが懐妊した様なのだが倒れて、安静にする様にダイトンに言われたが、レインの相談に乗って欲しい」

エターナリアが真剣に言うと、エニスが真剣に見ている

「え!! レイン様が懐妊!! おめでとうございます!! 私等が役にたてるのなら、いくらでも相談に乗ります」

ルシアのお母さんが笑顔で言うと、レインの元に向かい笑顔で話し始める


「御主人様、数日は様子を見た方が良いですが、食事にも気を付ける様にしましょう。担架で運んだのは、正解です。」

ルシアのお母さんが笑顔で言うと、料理人とアルセリカの元に向かい話し合う

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