第238話 情けない鎧
デスアーマーが近付いて来ると、アニタ達がデスアーマーを両断して、地面に倒れるが、黒い影が現れ、再生しながら、立ち上がる
「この反則!!」
アニタが叫ぶと、次々と倒している
「浄化しないと、倒せないのか・・・アニタでは無理か仕方無いな」
エターナリアが笑顔で呟くと、剣に白い淡いオーラを纏わせて、デスアーマーを両断すると、周囲に黒い影が、霧散する
「余裕だね」
エターナリアが笑顔で言うと、次々と倒し始める
「御主人様!!ずるい!! なんで倒せるの!!」
アニタが大声で言う
「セイラ達に、浄化してもらいなさい!」
エターナリアが笑顔で言うと、デスアーマーを次々と斬っている
「いなくなっちゃった」
エターナリアが笑顔で言うと戻ってくる
「御主人様!! どうしたら倒せるの?」
「聖なるオーラで浄化していたよ、アニタは出来ないから無理かな?」
エターナリアが微笑みながらアニタに言う
「御主人様!! ずるいです!!」
アニタが大声で言う
「やっぱり、御主人様は凄いです」
キャスカが笑顔で言う
「御主人様です。何でも出来るのが当たり前です。」
ケシルがエターナリアの後ろで微笑みながら言う
「御主人様!! まだデカイのが出てきます!!」
リースが慌てて言うと、門から人の丈5倍ぐらいのデカイ鎧が出てくる
「デカイ・・・両断できるかな?」
エターナリアが苦笑いする
「人間ごときが!!何故だ!! 何故我が眷族を!! ゆーーーるーーさーーん!!!!」
デカイ鎧から声が聞こえてくる
「鎧が喋った!! どうやって、しゃべっているの? ちょっとばらして調べようか?」
エターナリアが笑顔で言う
「人間!!」
声が響くと、デカイ鎧がエターナリア目掛けて、走り跳ぶと、アニタが片腕を斬り、セレストリアが片足を斬り、キサラがもう片腕を斬り、アリスがもう片足をきると、エーレンと、エミールが胴体に跳び蹴りをくらわす
転がったデカイ鎧に黒い影が現れると、全部くっつき始める
「馬鹿な!! 何故だ!! 何故!! 何故!! どうして! 人間ごときが我を!!」
デカイ鎧から声が響いてくると、周囲に白い淡い光りに包まれ始める
「ひゃーー!!」
デカイ鎧が後ろに飛び退く
「ににににっ人間!! じょじょっ浄化!! こんな事あり得ない!!」
デカイ鎧から声が響いてくると、後退り始めている
「逃げます!!」
アニタが笑顔で叫ぶ
「化物!! くくくくくっ来るな!! 化物!!」
「え? 化物は鎧だよね?」
アニタが笑顔で言うと、剣で頭を斬り飛ばす
「中に何も無い!!」
アニタが大声で言うと、デカイ鎧は、後退りしていると、頭が宙に浮いて元の位置に戻る
「1つ聞くけど、喧嘩売った魔王は、どこにいるのかな?」
エターナリアが笑顔で言う
「ふざけるな!! この人間!!」
デカイ鎧から、声が響いてくると、エターナリアが腕を切り落とす
「何故だ!!動かない!! ヒィーーー! 剣で浄化するなんて!!あり得ない・・・」
腕を戻そうと黒い影が伸びていると、デカイ鎧から、怯えた声が聞こえる
「魔王はどこかな? 誰がゴブリン共を送り込んだ? 言え!!!!」
エターナリアが【威圧】を使いながら怒鳴る
「魔王様は、暗黒大陸の城に・・・ゴブリンは、魔王様の命令です・・・」
「ここにもいないのか・・・つまらないから、穴でも空け始めようかな?」
エターナリアが笑顔で言うと、デカイ鎧が門に向かって走り出す
「あ!! 逃げました!!」
アニタが笑顔で言うと、ケシルが接近して足を切り落とすと転ぶ
「この!! 獣人!!」
デカイ鎧から声が響くと、黒い影により足がくっつき始める
「面倒になってきたから、消えて」
エターナリアが剣に聖なるオーラを纏わせると、デカイ鎧を両断すると真っ二つに斬れる。黒い影がくっつけようと始める
「これが本体かな?」
エターナリアが微笑みながら言うと剣で切り裂くと、黒い影は霧散する。デカイ鎧はバラバラになって動かなくなる
「セイラ、念の為、浄化よろしくね」
エターナリアが笑顔で言うと、セイラとアーナが浄化を始める
エターナリア達は、少し離れた場所で交代しながら、休むことにする
「御主人様、情けないデカイ奴でした」
アニタが笑顔で言う
「多分浄化されなければ、無敵だろうけど、浄化出来る人からしたら、雑魚だね」
エターナリアが笑顔で言う
「御主人様は、反則です!! 私にも浄化の方法をおしえてください」
アニタが真剣に言う
「浄化出来なければ、無敵ですか・・・普通の人には勝てないですよね」
クリスが真剣に言う
「転がしてから、浄化してあげれば、大丈夫だよね」
「はい、御主人様、情けないデカイ鎧でした」
クリスが残念そうに言うとみんな笑い始める
兵士達は、起きた事に唖然と立ち尽くしている
「あんな化物が・・・沢山・・・あのデカイ鎧逃げ出した? それでも簡単に倒した・・・」
兵士が呟く
「なんて報告を? 信じて貰えるのか?」
「信じる? 不可能だ・・・自分で信じられない」
兵士が苦笑いを始めると、暗闇の中残骸を見つめている
周囲が明るくなると、門の周辺を見ると一面に鎧の残骸とゴブリンの死体が転がっている
「凄い量ですね・・・どうやって入れば宜しいですか?」
アーナがエターナリアに聞く
「ん? 無理だね、後始末面倒だから、後ろの兵士さんに聞こうか?」
エターナリアが苦笑いする
「御主人様、もしかして何も考えてなかった?」
アニタが笑顔で言う
「レインが、いつもやってくれていたからね」
エターナリアが苦笑いすると、みんな笑い出すと、クリスが兵士を呼びに行く
クリスが兵士達連れてくる
「迂回して入る方法なるかな? 中にまだいるか確認したいだけど」
エターナリアが笑顔で言う
「別の門に向かうしか無いですが・・・これはどうしたら?」
兵士が苦笑いをする
「後始末よろしく」
エターナリアが笑顔で言う
「え? 後始末よろしく・・・は? 後始末よろしく!!!」
兵士が大声をあげる
「3人で殲滅したことにして、良いからね」
エターナリアが笑顔で言うと、馬車に乗り込む
「え?ちょっと待ってください!! どうしたら!!」
兵士が大声で言う
「王都奪還の武勲あげれましたね」
クリスが笑顔で言うと、別の門に向かって動き出す
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