第252話 魔王城へ

「御主人様!! みんなが私の獲物を横取りした!!」

アニタがエターナリアに言う

「みんなの獲物だよ、アニタが先に飛び出したから、簡単にみんなが狩れたのかな?」

「御主人様!! 私の獲物用意して!!」

アニタが真剣に言うと、エターナリアに詰め寄る

「良い子だから」

エターナリアが笑顔で言うと、アニタの頭を撫でて、耳を触る

「御主人様ーー」

アニタが気持ち良さそうに言う

「御主人様、魔族の戦士なのでしょうか? 最初に襲ってきた、魔族より強かったです」

クリスが笑顔で言う

「そうだね、町に入ったら、戦士を潰した方が、良いね」

エターナリアが笑顔で言う

「戦士を探して、潰すようにします」

アニタが笑顔で言うと、みんな微笑んでいる


ヘラ達が帰ってくる

「御主人様、地図と戦利品です」

ヘラが笑顔で言うと、地図と金貨や宝飾品を、見せる

「戦利品?」

エターナリアが苦笑いする

「御主人様が撃退した、魔族が出てきた屋敷に入り、頂いてきました。襲ってきた魔族は殲滅してしまいました」

ヘラが真剣に言う

「そうか・・・」

エターナリアが呟くと、地図を見る

「御主人様、あの山の方角が、魔王の城ですね」

クリスが横から地図を見てから言う

「じゃあ向かおうか?」

エターナリアが笑顔で言う

「急いでいます?」

アーナが真剣に聞く

「沢山敵がいて、楽しそうだよ」

エターナリアが笑顔で言う

「はい、御主人様」

アーナが笑顔で言うと、みんな微笑んでいる

(御主人様が急いでない! これなら早く到着できる)


数日後、町と魔王の城が見えてくる

「え? 簡単に到着した? つまらない」

エターナリアが呟く

「殲滅戦です!!」

アニタが尻尾を振りながら叫ぶ

「アニタ御姉様、暴走しないでくださいね、御主人様の護衛にならないですよ」

キャスカが真剣に言う

「え? 私の獲物横取りしたのは、キャスカだよね」

アニタが笑顔で言う

「油断していたからです」

キャスカが笑顔で言う

「アニタ、獲物が逃げるよ」

エターナリアが笑顔で言うと、町に近付くと、魔族が騒ぎ出す


「人間何故ここに!! 皆殺しだ!!」

魔族が叫ぶと、門が開きゴブリンやオーガやオークが出てくると、突撃してくると、火の玉が次々と放たれ、ゴブリンとオーガとオークは次々と吹き飛ばされていく

「リリスも容赦ないね」

エターナリアが呟く

「威力を押さえる、気が無いですね」

ケシルが微笑みながら言う

「あ!! 狐耳族と白狐族も妖術を」

ミシルが言うと、エターナリアが見て苦笑いすると、門や壁が崩れ落ちる


「あれ? 私の獲物は?」

アニタが呟くと、死体の山と瓦礫を見ている

「あの城の中だね」

エターナリアが笑顔で言うと、城に向かいながら歩いていく


城の門までくると、魔族が出てくると、アニタが接近して、一刀両断する

「もっと出てこい」

アニタが叫ぶと、次々と魔族が出てくる

「御主人様、アニタが、やる気なのは良いのですが、後の事を考えてないですね」

ケシルが苦笑いしている

「アニタの取り分は、ここで終わりかな?」

エターナリアが呟く

「御主人様、終わりました!! 早く次にいきましょう」

アニタが笑顔で手を振っている


城の中に入ると、鎧やゴーレムを殲滅しながら進むと、大きな部屋に入ると、白髪の魔族が待っている

「人間ごときが!! ここで皆殺しにしてやろう」

魔族が怒鳴る

「もうそう言う言葉良いから、さっさとかかってこい!!」

エターナリアが大声で言うと、エターナリアが白龍王剣を片手に歩いていく

「あ!! 御主人様!! ズルい!! 私の獲物欲しいのに!!」

アニタが大声で言う

「人間!! 消え失せろ!!」

魔族が叫ぶと、エターナリアに剣を突き刺しにくると、エターナリアが、かわしながら剣を振ると、魔族が一刀両断すると、魔族は地面に転がる

「雑魚過ぎる」

エターナリアが呟くと、奥の部屋に歩いていく

「我が呪いで永遠の苦しみを味わうが良い」

髭を生やした魔族が現れると、手の先から黒い玉が発せられ、エターナリアに迫ると、エターナリアが弾き返して、魔族に当たる

「ぎゃーーーーー! 何故だ!! どうして!!」

魔族が転げ回りながら叫ぶ

「え? 自滅? あ!!忘れていた! 呪い返しの効果だね」

エターナリアが笑いながら言うと、聖なるオーラをまとい、魔族を蹴飛ばす

「解呪・・・自分に出来ない!! だずげでぐだざい」

魔族がエターナリアを見ながら言うと、肌から血が吹き出し始める

「どんな呪いかな?」

「不死と腐食の呪いだ!!」

「アンデット? じゃあセイラよろしく」

エターナリアが笑顔で言うと、セイラが浄化を使い始める

「ギャーーーーーー!!」

魔族が転がりながら叫ぶ

「御主人様、焼きますか?」

リリスが笑顔で言う

「地獄の苦しみの呪いだから、止めておこう」

エターナリアが笑顔で言う

「この悪魔ー!! ギャーーーーー!」

魔族が叫ぶと黒い触手が、魔族を飲み込もうとするがセイラの浄化で邪魔をしている

「仕方無い」

エターナリアが呟くと、聖痕の一撃で魔族を消し去る

「御主人様、ありがとうございます」

セイラが真剣に言う

「あいつがグリーンスターに呪いを付けたのかな? もうどうでも良いけど」

エターナリアが呟くと奥の部屋に向かう

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