第234話 王都で休息と王様来訪

「王族の訪問です」

侍女が青ざめて言う

「人が多いからここで良いかな?」

エターナリアが笑顔で言うと国王が笑顔で入ってくると、挨拶をする

「エターナリア殿援軍感謝する」

国王が真剣に言う

「魔族は港にいるのかな?」

「魔族・・・魔族を倒すつもりですか?」

国王が驚きながら言う

「出産前のゆっくりしていたのに!面倒事にしてくれたから、仕返しにいくよ」

エターナリアが笑顔で言う

「そうですか・・・騎士に案内させます」

「面倒だから要らないけど、数が多くて面倒な雑魚はまだいるのかな? いたら後始末よろしくね」

エターナリアが笑顔で言う

「後始末は良いが、無茶はしないように」

国王が苦笑いする

「後20日でクエールバスコに帰りたいから、全部叩き潰す」

エターナリアが笑顔で言う

「20日で?」

国王が困惑する

「エニス様の出産予定日です」

アーナが笑顔で言う

「そう言うことか・・・」

国王が苦笑いする

「そう言うことで、明日には、港に向かって出発しますね、通り道の掃除と雑魚に会ったら、殲滅して進むから、後で始末よろしく」

エターナリアが笑顔で言うと国王は帰っていく


「御主人様、食料の補給終わりました」

クリスが笑顔で言う

「セリカもかな?」

「はい! 御主人様」

セリカが笑顔で言う

「ヘラ情報は無いのかな?」

「御主人様、一直線に王都に向かって来たみたいです。配下が調査をしていてくれました。気になるのは、まだ全体の規模が解らない所です」

ヘラが真剣に言う

「一直線に向かえば、敵と遭遇するね」

エターナリアが笑顔で言う

「雑魚は全部叩き潰します」

アニタが笑顔で言う

「独り占めは余りしないようにね」

「はーい!御主人様」

アニタが笑顔で言う

「予定通り、今日は全員に休息を取らせるようにして、明日出発すると伝えてね」

「はい!御主人様!!!」

全員が笑顔で言う


「アーナ、キャスカ商会の確認をするから、一緒に来て欲しい」

エターナリアが真剣に言う

「はい、御主人様」

アーナとキャスカは笑顔で言うと、ケシルとミシルと護衛を連れて、商会に向かう


「あ! 御主人様」

ステラが笑顔で出迎えてくれると、部屋に案内してくれる

「ステラ無理しないようにね」

「え? 御主人様、トロールが出てくるとは思いませんでした」

ステラが苦笑いする

「危ないと思ったら逃げることも考えてね、商会の財産なんて、また儲ければ良いけど、人は死んだら終わりだからね! 」

エターナリアが真剣に言う

「しかし・・・折角の財産、失ったら申し訳ないです・・・」

ステラが真剣に言う

「1番の財産は何か解る?」

エターナリアが真剣に言う

「1番? 金貨? この商会? 信用?」

ステラが考えている

「人財だよ、それをまとめる人財は、失うと大変な損失だよ」

エターナリアが微笑みながら言う

「御主人様!! 全員奴隷ですよ・・・それでも損失なのですか?」

ステラが申し訳なさそうに言う

「当たり前!! 全員が必要な人だからね」

「うっ!! ごしゅ・・じんさま!!」

ステラが涙を流しながら呟く


エターナリアは、護衛役と警備担当者たちのステータスを確認してスキルを取得させていく


「御主人様、ステラ様を1人で向かわせてすいませんでした」

幹部達が真剣に謝るとステラが驚く

「トロールごときで怯む事は無かったよね」

エターナリアが微笑む

「御主人様、幹部達そんなに強いのですか?」

ステラが驚く

「一様剣聖だから、ステラよりずーと強いよ」

エターナリアが笑顔で言う

「え? 豪商では無いのですか?」

「剣聖と槍聖と拳闘士と豪商だね」

エターナリアが笑顔で言う

「え? そんな・・・」

ステラが呆然とする

「次からは、一緒に行動してね」

エターナリアが笑顔で言う

「はい、御主人様」

幹部が笑顔で言う

「ここで1番強いのは誰なのですか?」

ステラが真剣に聞く

「え? ステラの両側を守っている、護衛だよ」

「本当に? そんなに強いのですか?」

「大獣王だからね、トロールなんてその気になれば、倒せると思うよ」

エターナリアが笑顔で言う

「御主人様が大切な人に、護衛付けたら、簡単に負けるような人は付けません」

アーナが真剣に言う

「御主人様、ありがとうございます」

ステラが苦笑いしながら言う

(あの時もっと危機になっていたら、護衛が守ってくれたの? もっと安心して良いのかな?)


翌朝馬車に乗ると門に向かう

「エターナリア殿、本当に向かわれるのですか?」

王国兵士隊長が真剣に言う

「取り敢えず全滅させるよ」

エターナリアが笑顔で言う

「無理はなされないように」

王国兵士隊長が苦笑いして言うと、門を出て外を見る

「道だけ作ってくれたんだね」

「国王陛下からの指示です」

王国兵士隊長が真剣に言う

「じゃあ帰ってくるまでに掃除しておいてね」

エターナリアが笑顔で言うと馬車は進み出す

「簡単に・・・簡単に片付く事などあり得ない・・・この数を1日で殲滅する方もあり得ないが・・・」

王国兵士隊長が呟きながら見送ると、隣にいた兵士が苦笑いしている

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