第235話 港町の侵攻前編

港町に向かって進んでいると、いくつかの村を通るが、人も死体も無く、建物も破壊されている


数日後、港町が見える所まで来ると、門の周辺や壁の辺りにゴブリンがいるのを確認する

「御主人様! 大量です!!」

アニタが笑顔で言う

「御主人様面倒です、中にどのぐらいいるか解りません、それに別の門から出てきたら、包囲されます・・・中でも包囲されながら戦う事になります」

クリスが真剣に言う

「面倒だな・・・降伏何てしないから、殲滅しか無いけど、建物の上から狙われたくない」

エターナリアが苦笑いして言う

「どうしますか?」

クリスが真剣に聞く

「交代で戦いながら、殲滅かな? 門に入らず誘き出して戦おう」

エターナリアが笑顔で言う

「はい!御主人様」

全員が言うとそれぞれ戦う準備をする


セレストリアが門の周辺のゴブリンを次々と倒し始めるとゴブリンの奇声をあげ始めると、セレストリア達が全部倒し終わりそうになると、ゴブリンが門から出てくる

「セレストリアに下がるように合図を!」

エターナリアが言うとクリスが合図をすると、セレストリア達が戻り始めるとゴブリンが追いかけてくる

「エーレン、エミールに攻撃開始」

エターナリアが言うと、エーレンとエミール達がゴブリンに突撃すると、ゴブリンを次々と倒していく

「御主人様、どんどん出てきます」

クリスが真剣に言う

「大分集まったね、リリス、キャスカ魔法攻撃で吹き飛ばせ!! エーレンエミールに下がるように合図を」

エターナリアが真剣に言うと、次々と魔法の火の玉が飛んでいくと、ゴブリンが吹き飛んで動かなくなる

「キサラ攻撃開始」

エターナリアが言うと、キサラ達が突撃していくとゴブリンを蹂躙する


「トロールが出てきました!! 3匹です!!」

クリスが真剣に言う

「キサラに下がるように合図を!! セレストリア、アリス周囲のゴブリンは頼んだよ!」

エターナリアが真剣に言う

「出番?」

アニタが尻尾を振っている

「アニタいくよ!!」

エターナリアが笑顔で言うと、ケシルとミシルが微笑んでいると、アニタが勢い良く走り出すとエターナリア達も走り始める


アニタがトロールに接近すると、剣で足を斬りトロールが倒れるとアニタか頭を剣で斬り飛ばして、次のトロールに接近する、トロールはアニタ目掛けて、殴りに来ると、アニタは腕を踏み台に頭を切り落とす


エターナリアは接近すると、英雄の一撃で一刀両断するとトロールは2つに別れながら地面に倒れる

「御主人様、オーガが来ます!」

ケシルが門を見て言うと、オーガが次々と向かってくる

「引き付けて、殲滅!!」

エターナリアが笑顔で言うと、アリスがエターナリアの周囲のゴブリンを斬り捨てていく、オーガが接近してくると、アニタが高速で次々と斬り刻み始める

「あ! 御主人様、アニタが独り占めです」

ケシルが見ながら言う

「あれはもう止まらないね、上の警戒してあげないとね」

エターナリアが壁の上を気にしている

「畏まりました、御主人様」

ミシルが壁の上を見ている


「日が暮れるな・・・アニタを迎えにいくよ」

エターナリアが真剣に言うと、エターナリアとケシルとミシルがアニタの所までいく

「アニタ撤収!」

エターナリアがアニタに大声で言う

「はい!! 御主人様!!」

アニタが返事をすると、周囲のオーガを凪払い走ってくる

「アニタ帰るよ」

エターナリアが笑顔で言うと、走り出す

「はーい!!」

アニタが笑顔で言うと、全力で追いかけてくる


みんなの所に戻ると、追いかけて来るオーガとゴブリンを見る

「リリス魔法で吹き飛ばして」

エターナリアが笑顔で言うと、魔法が次々と焼き払い始める

「容赦ないですね」

クリスが苦笑いする

「今の内に休憩するよ」

エターナリアが吹き飛ぶオーガを見ながら言うと、アニタは返り血を拭いている

「御主人様、返り血拭き取ります」

アルセリカが笑顔で言うと、エターナリアの鎧を拭き始める

「ここからが、問題ですよね」

セリカが真剣に言う

「近付けず、夜通し戦う事になるね」

エターナリアが真剣に言う

「予定通り順番に寝て体力を回復させるように」

エターナリアが真剣に言う

「寝る前に片っ端から吹き飛ばします」

キャスカが笑顔で言うと、次々と魔法を放ち始める

「御主人様、キャスカちゃん凄いです・・・あんなに凄かったのですか?」

クリスが驚きながら言う

「リリスとエニスが、いつも魔法を使うから、こんなに連続で魔法を放つ事無いからね・・・1人で大丈夫かな? 護衛を2人付けてない!!」

エターナリアが真剣に言う

「魔法使い30人付いてますが」

クリスが苦笑いしながら言う

「前衛が居ないでしょ」

「御主人様、キャスカちゃんの両脇にいる魔法使い、剣聖ですよね?」

クリスが苦笑いしながら言う

「それでも、少し心配だな」

「後で、護衛を付けておきます」

クリスが苦笑いしながら言う

「御主人様です、過保護ですから」

アーナが笑顔で言う

「そうかな?大切な妹が心配にならない訳ないよね、それに全員1人で行動しないようにね」

エターナリアが笑顔で言う

「御主人様!! 何か来ます!!」

リースが慌てて叫ぶと、宙に人影が見えると、火の玉が出来て、火の玉が飛んでくると、エターナリアとクリスが火の玉を斬り消滅させる

「ヒャヒャヒャ!! 生きが良い!!」

人影が下りてくると姿が見えてくる、黒い肌に赤い目、そして両腕には伸びた爪に頭に角が2本の魔族

「絶望に叫べ!! 苦悶の叫びをあげよ!! 愚かな人間よ!!」

魔族が大声で言うと、暗闇からいくつもの翼が有る人影が現れる

「ガーゴイル!! 」

クリスが叫ぶと、全員武器を構えると、ガーゴイルが速度をあげて突進してくる

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