第198話 平和な日常

屋敷の前に到着する

「あ!!エターナリア様!!」

サリーナが走ってくる

「あ!サリーナまだ居たんだね」

「えーーーー!!エターナリア様の帰りを待っていたのに・・・」

サリーナが泣きそうになる

「修行はどうかな?」

「ダイトンさんに色々調合を任せて貰える様になりました!」

サリーナが笑顔で言う

「親父さんには伝えたのか?」

エターナリアが真剣に聞く

「トリスナさんに怒られて、手紙を送りました、返事はこれだけです」

サリーナが苦笑いして言うと手渡す

「元気なら良い自分の道を歩めか・・・」

エターナリアが呟く

「親父さんらしいですね、多分心配していても、アーガナルド商会に関わっているから、トリスナが知らせているのでしょう」

レインが微笑みながら言う

「あ!!そう言うこと・・・」

サリーナが真剣に言うとみんな微笑んでいる

「サリーナは良いね、良い親父さんが居て、みんな親が居ないからね」

エターナリアが真剣に言う

「あ!・・・くそ親父だけどね」

サリーナが苦笑いするとみんな屋敷に入る


夜になるとヘラが帰ってくる

「御主人様ただいま帰りました」

ヘラが笑顔で言う

「どうだった?」

「黒装束の話題で町中は溢れています。有名になり過ぎかもしれません」

ヘラが苦笑いする

「あ!やり過ぎ?」

エターナリアが苦笑いする

「エターやり過ぎ!!戦闘狂!」

エニスが笑いながら見ている

「小さいグループの盗賊達が逃げようとしていましたので、ぶちのめして、警備隊に捕まえさせました。」

「ヘラ偉いね、警備隊隊長と大違い!」

「御主人様、隊長が文句言いに来るかも知れないですね」

レインが笑いながら言う

「知らぬ存ぜずで無視だね」

「隊長泣かせて遊ぶの楽しがってない?」

「え?まさか・・・良き理解者だからね、頑張って貰わないと」

エターナリアが苦笑いして言う

「家や屋敷周辺で様子を伺っていた、人を見つけたので、尾行させていますが、王都からの仲介人の元に戻って行きました」

ヘラが真剣に言う

「少し様子見かな?監視よろしくね」

「御主人様、喧嘩だけは売られない様にしてくださいね」

レインが少し心配そうに言う

「気を付けるけど・・・」

エターナリアが苦笑いしている

「売られる前に王都まで行って帰ってこよう!」

エニスが笑いながら言う

「それが良いですね」

レインも笑い始める

「それが良いと思われます。」

ヘラも笑顔で言う


「御主人様、工房に来ていただいてもよろしいですか?」

クーラが笑顔で言うと一緒に鍛冶場に向かう

「沢山防具が出来ているね、性能も悪くない」

エターナリアが積まれた防具を見て言う

「楽しくて、作り続けていたみたいですが、どうしますか?」

「サイズの合う人に使って貰うようにしようね」

エターナリアが笑顔で言うとドワーフ2人は笑顔で喜んでいる

「男物しか出来ていないのが、難点です」

クーラが苦笑いする

「女獣人用の防具も考えて20人分作ってくれるかな?サイズは、残る護衛達に聞いて貰っても良いかな?」

「え!はい!!喜んで!!御主人様ありがとうございます」

笑顔で言うとエターナリアがゴーレムと黒ゴーレムの鉱石を山積みにするとクーラが見て喜んでいる


屋敷に戻るとアニタが護衛達と訓練をしている

「アニタ楽しそうだけど、やり過ぎかな?」

エターナリアが呟く

「指定した場所でやらせないと、屋敷壊しそうですね」

レインが苦笑いする

「強くなりすぎたかな?」

「そうですね、護衛達を鍛えすぎたから、アニタの訓練に参加出来てしまうのが問題ですね」

レインがエターナリアを見て言う

「え?強くしないと安心して護衛任せられないでしょ、怪我されて亡くなったら可哀想だからね」

エターナリアが真剣に言う

「御主人様らしいですね、強くなり過ぎました。」

レインが苦笑いして言う

「安心して護衛任せられるよね」

エターナリアが笑い始めるとアニタが弾き飛ばして屋敷の壁に護衛を弾き飛ばす

「あ!!壁に穴が!!」

アニタが苦笑いして言うと護衛達がエターナリアを見て青ざめている

「レイン任せた」

エターナリアが苦笑いして言うとレインが溜め息してからアニタを呼びつけて、説教を始めると護衛達も座り、一緒に説教されている


侍女が慌ててやってくる

「リースさんが倒れました、御主人様を呼んでいます」

侍女が慌てて言うとエターナリアは一緒に向かう

「御主人様・・・今日の分」

リースが言う

「あ!呪いか・・・」

エターナリアが苦笑いすると手を握りリースの顔を見ている

「御主人様、リースは大丈夫ですか?」

クリスがやって来て言う

「大丈夫だね、昨日触れてないから、呪いで生命力が弱っただけだから、すぐに良くなると思うよ」

エターナリアが苦笑いしながら言う

「あ!それで御主人様を探していたのですね」

クリスが笑顔で言う

「面倒だから、呪いを解くかな?」

エターナリアが呟く

「え?呪い解けるのですか?」

「レインが本気出したら可能かな?呪いに対しての解除方法を調べようかな?」

エターナリアが考え始める

「御主人様の近くに居られるなら、呪いなんてどうでも良いです」

リースが真剣に言うとエターナリアはステータスを確認始めると呪い関係のスキルを取得していく

「ちょっと試してみようかな?」

エターナリアが笑顔で言うと【デスペル】を使うと光輝きながら、リースを包み込む

「これでどうかな?」

エターナリアが呟くとリースを見る

「紋様が消えてません」

クリスが見て言う

「次はこれかな?」

【カースデストロイ】を使い手に光が帯びると紋様を触ると紋様が浮かり、砕け始めると次々と消えていく

「え!!本当に解除出来たのですか?」

クリスが驚いていると鑑定を使いリースを見ている

「消えたかな?試してみないと解らないね」

エターナリアが言うとリースのステータスを確認する

「あ!!奴隷まで解除しちゃった!」

エターナリアが声をあげる

「は?えーーーー!御主人様!!私をもう一度奴隷にしてください!!」

リースが驚いて叫ぶ

「ごごごっ御主人様!!奴隷まで解除出来てしまうのですか!!」

クリスが驚いている

「呪い破壊だから、奴隷も呪いの一部か・・・全能のスキルは使うと不味いね、効果が有りすぎる」

エターナリアが苦笑いする

「御主人様!!お願いです!!御主人様の側に居させてください!!」

リースが泣きながら言う

「ちょっと待っていてね・・・奴隷契約はこれだったかな?」

エターナリアが呟くとリースを奴隷にして契約内容を確認して実行するとリースに確認させるとエターナリアは、ステータスを確認する

「これで良し」

エターナリアが笑顔で呟くとクリスが呆然としている

「御主人様・・・奴隷商人もやれるのですか?」

クリスが驚いている

「奴隷商人もマスターしているよ、面倒だから秘密にしておいてね」

エターナリアが笑顔で言うとクリスが苦笑いしている

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