第197話 商会の報告

翌朝エターナリア達は商会に向かう

「御主人様、この一年の変わった事です。」

エリスナが書類を積み上げると説明を始める

「ルミルの実かなり好評だね」

「はい!生産量を増やして貰うように話しましたが、領主様は驚いて孫娘様が使者に来られ、確認して大喜びでした」

エリスナが笑顔で言う

「孫娘は何か言っていたか?」

「御主人様が旅に出ている事を聞いて、がっかりしておりました」

「なるべく近付かない方が良いな」

エターナリアが苦笑いする

「エターどうにかならないの?」

「諦めてくれるのを待つしかないね」

エターナリアが苦笑いしながら言う

「その通りです。もう借金の返済も始まったので、理由は無くなりましたね」

レインが微笑んでいる


「薬の件はかなりの在庫が有る安心感から、西の町で感染拡大は阻止出来ています」

「必要なら北から材料は買えるから、大丈夫だね」

「はい!御主人様!!」

エリスナが笑顔で言う

「新しい宿屋を2件と屋敷の周辺の土地買取してありますので、屋敷は拡大出来ます。倉庫も新設完了してます」

「順調だね、商業ギルドは?」

「商業ギルドも順調です。借金返済も、貸付けも順調にやってくれています。」

エリスナが笑顔で言う

「各村と商隊は順調かな?」

「はい!順調ですが、塩が急騰始めました」

「ミリシアに聞いたが、やっと気が付いたようだね」

エターナリアが真剣に言う

「はい、遅すぎます。備蓄は、たっぷり有りますが、どのぐらい放出しましょうか?」

エリスナが真剣に聞く

「普通に放出で良いね、北からいくらでも交易出来るようにして有るからね、それに30台は塩しか乗ってないからね、公爵を潰してあげよう」

エターナリアが笑顔で言うとレインが笑顔で説明する

「解りました、愚か者に天罰を与えましょう」

エリスナが笑顔で言うと全員笑い始める


「トリスナ、例の亀のドロップアイテムは上位ポーションの材料になる事がわかったから、作成を頼むよ、ルシアとルティナに教えて貰えば大丈夫だからね」

「え!本当ですか!!すぐに始めます!!」

トリスナが笑顔で言う

「護衛役沢山いるから、警備担当に少しいれるようにするからね」

「はい!御主人様、しかしどのぐらいの実力なのですか?」

エリスナが微笑みながら言う

「全員獣王に大獣王に白弧だね」

「え?相当の実力者なのですね」

「喧嘩売られたら送り込んで、潰して貰っても良いけどね」

エターナリアが笑いながら言う

「あの数なら1国落とせます・・・落として来ましたの間違えです」

レインが詳しく説明を始めると全員笑い始める

「女で貴族出身者40名いるから、支部長候補として、勉強させてね」

「人材が多くて逆に困りそうです」

エリスナが笑顔で言う

「伯爵領運営させても出来る陣容だよ」

「あ!その為にこの人数を!人材は宝ですね」

エリスナが笑顔で言う

「1国潰したから、貴族の処女奴隷が沢山いたからね、貴族以外も100人もいるから、半分は置いてきたよ」

エターナリアが笑顔で言う

「御主人様・・・既に把握してないですよね」

エリスナが苦笑いする

「出来てないね、レインとクリスとセリカ任せだね」

「実は数人名前を忘れました」

レインが苦笑いしている

「やっぱり、私もです」

クリスが苦笑いする

「え!私もです」

セリカが苦笑いする

「え!私もほとんど覚えてないよ」

エニスが笑いながら言う

「え?数人いなくなっても解らないかな?」

エターナリアが苦笑いする

「それは無いです!御主人様から逃げる人はいないです!それに五人事に班長がいますので、人数は大丈夫です。」

レインが笑顔で言う

「エリスナ仕事を数人に教えてね」

「はい!御主人様!!支部長になるならしっかり教育します」

エリスナが笑顔で言うとトリスナとマニタとタニタが笑顔で頷いている


「キキラに付きまとっていた、男は昨日潰したけど、他は大丈夫かな?」

「え!キキラに!・・・キキラ大人になって綺麗になったので、心配事が増えますね」

エリスナが心配そうに言う

「並の男が襲っても返り討ちだけどね」

エターナリアが笑顔で言う

「戦闘狂が鍛えすぎ!!全員剣聖にしたのは誰!」

エニスが笑いながら言うとエリスナが笑いだす

「安心できるでしょ」

「賊を殺さないか心配ですね」

エリスナが笑顔で言う

「対人戦闘訓練つませないとね」

エターナリアが真剣に言う

「この!!戦闘狂!」

エニスが笑顔で言うと全員笑い始める

「エリスナ体動かしたくなったら、言ってね」

「はい!御主人様!!」

エリスナが笑いながら言う


職員が慌てて入ってくる

「御主人様、領主様と警備隊隊長が来ました」

「え?昨日の件かな?」

エターナリアが呟くとみんなで会いに行く

「エターナリア殿、重臣の件だが、あのバカ子息のせいで迷惑をかけた」

領主が苦笑いして言う

「キキラに手を出すなんて愚か者ですね」

エターナリアが笑顔で言う

「キキラ殿は怪我は無いのですか?」

「雑魚相手に怪我はしないですね、怒れば、警備隊全員でも勝てないですよ、昨日も愚か者の骨を沢山折って、ストレス解消しましたから」

「え?そんなに強いのか?」

「迷宮のドラゴン1人で倒せるぐらいですね」

レインが笑顔で言う

「やっぱり、エターナリア殿の回りには、気を付けないとダメだな」

領主が苦笑いする

「今日はそれだけですか?」

レインが微笑みながら言う

「実は夜に黒装束が現れ、盗賊を一掃したのだが、重臣の馬鹿が、盗賊にキキラ殿を襲って殺す為に雇いに行った所で一緒に捕まり、取り調べで今年になって、数人暗殺していた事がわかった」

領主が苦笑いする

「面倒ですね」

エターナリアが苦笑いする

「家の警備に警備隊を付けるから用心して欲しい」

領主が真剣に言う

「警備隊で?捕えた人を連行してくださいね、襲ってくれたら、全員の練習台になって貰いますので」

エターナリアが笑いながら言う

「やっぱり・・・護衛達は何者だ!」

「黒龍連合国に滞在中集めた、奴隷ですよ、迷宮で戦い方は教えてあるから、結構強いですよ、アニタが手応え有ると喜んでいますから」

「そんなに強いのか?」

領主が苦笑いすると隊長が青ざめている

「隊長一騎討ちしてみる?後ろにいるのも、その1人ですから」

エターナリアが微笑みながら言うと隊長が振り向き苦笑いしている

「全く気付かなかった・・・」

「隊長確認してみろ」

「無理ですね、勝てる気がしません・・・カシムとどっちが強い?」

隊長が聞く

「互角です」

レインが微笑みながら言う

「やる必要無いな、剣聖殿と同じなら勝てない!!」

隊長が真剣に言うと領主が苦笑いしている


「他に用向きは?」

レインが微笑みながら言う

「実は息子と娘が帰ってきたと聞いて、部屋から出てこない」

領主が苦笑いしている

「え?何故?」

「例の敵対した事をまだ怖がっている」

「あ!忘れていた!」

エターナリアが笑顔で言うとレインが笑っている

「え!それだけか?」

領主が苦笑いする

「そうですね、もっと愚か者を沢山見てきましたから、忘れていました」

「息子と娘に会って貰えないか?」

「面倒だね」

エターナリアが笑顔で言う

「御主人様、赤ちゃんが生まれたら、何人も会いに来られるので、その時にして貰いましょう」

レインが微笑みながら言う

「面倒だな」

エターナリアが言うとエニスが笑っている

「え?エニス殿が懐妊していたのですか!!おめでとうございます。それが1番ですね」

領主が笑顔で言う

「子供が生まれる前に盗賊全部捕まえないと安心出来ないから頑張ってね、隊長」

エターナリアが笑顔で言う

「え!!わっわっわかった!」

隊長が慌て出す

「1日で牢屋が一杯になるほど、盗賊がいるとは思わなかったぞ!隊長!」

領主も睨みながら言う

「頑張ります」

隊長が青ざめながら言うとレインが睨んでいる

「本当にやる気有るのかな?」

「え!本当です!任せてください!」

隊長が真剣に言う

「安心して散歩出来るね、襲われる事無くなるからね」

「今日はやめてください!牢屋が足りません!」

隊長が大声で言うと領主が苦笑いしている

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