第199話 アーレンとキリーナ救出

ジーナを連れて迷宮に向かう事にする

「エター私も行きたかったのに・・・」

エニスが残念がっている

「エニス様、お腹の赤ちゃんの為です。迷宮内では、何か有ったらと思うと・・・」

レインが心配そうに言う

「レインが言うなら・・・エターだから、数日帰らないから、しっかり帰るように言ってよね」

「あ!はい、エニス奥様」

レインが真剣に言う

「行く人数を絞らないといけないね」

エターナリアが考え始める

「はい、御主人様誰を連れていきますか?」

「ジーナの戦闘訓練だから、レインとセイラとアーナが後衛で、アニタとケシルとミシルとセレストリアとクリスとゼニスとキリエスとキリスナでどうかな?」

エターナリアが考えながら言う

「アリセリカとリースも連れていった方が良いですね、エニス奥様護衛として、セリカとキサラとアリスにお願いすれば大丈夫です、カシムとルゼスがいますので、護衛達が真剣に警備してくれます。」

「それで良いよ、エターの護衛はケシルとミシルがするから大丈夫だね」

エニスが微笑んでいる

「決まりだね、朝になったら出発するよ」

エターナリアが笑顔で言うとレインがそれぞれに伝えに行く


翌朝準備をすると迷宮に向かうとアニタが素手でモンスターを瀕死にしてから、ジーナにトドメを討たせていくと大部屋はアニタが殲滅して進む

「御主人様、血の臭いがずーとしています」

アニタが言う

「そう言えば、下の階段付近にリザードが多かったね」

エターナリアが考えながら言う

「誰かいるかもしれません」

レインが真剣に言うと階段を降りていくと2人の人が壁に寄りかかりながらいる

「あ!死んでいる?」

アニタが近付いて確認するとエターナリアはステータスを確認すると男と女の回りにポーションの瓶が散乱している

「セイラ、アンナ回復魔法を、アニタ、ゼニスは前方の監視、セレストリア、キリエス、キリスナは後方を監視して」

エターナリアが言うとセイラとアーナが回復魔法を使うとアリセリカとクリスがハイポーションを飲ませる


「御主人様、傷は塞がりましたが意識はまだ回復しません」

セイラが真剣に言う

「昏睡しているけど、ドラゴンは放置出来ないから、倒して来るしか無いね」

「はい!御主人様」

レインが言うとセイラとクリスとゼニスとキリエスとキリスナが残り、ドラゴンを倒しに向かう

「御主人様・・・半分も残って良かったのですか?」

ジーナが不安そうに言う

「面倒だから、一撃で終わらせるよ」

エターナリアが笑顔で言うと龍王剣を片手にドラゴンに突撃するとドラゴンは噛みつきに来るがエターナリアは、かわして英雄の一撃で首を両断するとドラゴンは黒い霧になって消える

「終わりですか?」

アニタが不満そうに言うと壁が砕け始めて中からドラゴンが現れる

「全力で倒すよ」

エターナリアが言うとジーナはタガーをドラゴンに投げつけるとアニタとケシルとミシルとセレストリアの獣王斬とエターナリアの英雄の一撃で両断して、黒い霧になって消えていく

「御主人様、本気で倒すのは、反則ですね」

レインが微笑みながら言うとクリスが魔石と剣と鱗と魔法珠を拾って持ってくる

「ドラゴンソードと龍王剣だね、使う人居ないか」

エターナリアが呟くと持ってセリカ達の所に戻り休憩する事にする


セイラが男と女を見ていると女が目を覚ます

「え?・・・」

女は呆然としながらセイラを見る

「何処かまだ痛みは有りますか?」

「え?あ!!アーレン!!」

女は隣で横たわる男を見て慌てて起き上がり、男を揺すっている

「今はゆっくり休ませてあげてください」

セイラが止めながら、優しく言う

「え!傷が塞がっている・・・迷宮内なのに」

女が呟くとエターナリアを見て驚いている


男も目を覚ますと女と話してから、エターナリアの元に来る

「助けて頂きありがとうございます」

アーレンが真剣に言うと頭を下げる

「何かお礼をしたいのですが・・・」

キリーナが真剣に言う

「迷宮内で無理をしたら、死ぬよ、解っているよね」

エターナリアが2人を見て言う

「はい・・・剣が折れて慌てて逃げ回ってしまいました、申し訳ありません」

アーレンが真剣に謝る

「解っているなら良いよ、お礼は困っている人を助けてね」

エターナリアが微笑みながら言う

「これで助けて頂いたのは、2度目です。1年前盗賊から助けて頂いたの覚えていますか?」

アーレンが真剣に言う

「盗賊から?沢山有り過ぎて、あまり覚えてない」

エターナリアが苦笑いするとレインを見る

「多分、旅立つ前です。御主人様が素手で戦う事を教えた冒険者だと思います。」

レインが考えながら言う

「はい!あの後1ヶ月、素手でウィードを殴り倒してから、バッタを倒しに行ったら、余裕で倒せるようになって、毎日大量に倒すようにしていました」

アーレンが真剣に言う

「1年でかなり強くなった様だね、2人だけで、ここまで潜れれば凄いよ、だけど、仲間を育てて無いから、今回は死にそうになったんだね」

エターナリアが微笑みながら言う

「何回かパーティー組みましたが、全く上手く行かなかったです」

アーレンが苦笑いする

「奴隷を買って1から育てれば、良いね、分け前も話し合う必要はないからね」

「え・・・キリーナが嫌がるから・・・」

「私達も奴隷ですからね、最初は奥様が嫌な顔していましたが、今は仲良しです。奴隷は御主人様の言う事に逆らえませんので、護衛や戦う事に躊躇しません」

レインが笑顔で言う

「え!こんな綺麗な人が奴隷なのですか!!」

キリーナが驚く

「はい!ここにいる人全員です。それぞれ役割は違いますが、御主人様の行くところなら何処にでも行きます」

「凄い・・・美人ばかり・・・」

キリーナが苦笑いしている

「結婚してから、奴隷を買えば良いですね、綺麗な奴隷に浮気されない様に見張って貰えば良いですからね」

レインが微笑みながら言う

「あ!それなら良いですね」

キリーナが笑いだすとレイン達と話し始める


「アーレン君は何層からなら、帰れるかな?」

「16層ならどうにか・・・」

アーレンは苦笑いしている

「アニタ16層まで一度上がって彼らを送るよ」

「はーい!」

アニタが尻尾を振りながら言う

「アーレン君この剣を預けておくね、武器が無いと帰れないからね」

エターナリアが笑顔で言うとドラゴンソードを渡す

「え?この剣・・・凄い」

アーレンが驚いている

「キリーナさんを守りながら迷宮を出る事」

エターナリアが笑顔で言うとレインが微笑んでいる

「この剣はいつ返せば良いですか?何処に持っていけば・・・」

「いつ会えるか解らないなら、アーガナルド商会のエリスナに預けて貰えば良いからね、レイン手紙書けるかな?」

エターナリアが笑顔で言う

「え?アーガナルド商会・・・」

アーレンが考え始める

「え!!えーーーー!ああアーガナルド商会!クエールバスコ最大の商会だよ!!アーレン!」

キリーナが驚いている

「あ!そうだ!!」

アーレンが驚いてエターナリアを見る

「迷宮のアイテムも買い取りしてくれるから、冒険者ギルドより高く買ってくれるから売ると良いよ」

「え?本当ですか?」

「本当ですよ、リザードの革なら間違えなくいくらでも引き取って貰えます」

レインが微笑みながら言う

「エターナリア様はもしかして、噂の最強の冒険者様!!迷宮最下層記録を次々と塗り替えた!」

キリーナが驚いて言う

「ただのエターナリアと言う事で!」

エターナリアが苦笑いすると全員頷きながら笑っている



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