第200話 迷宮鍛練とルシアとルティナ

エターナリア達はアニタを先頭に15層への階段まで来る

「ありがとうございます。この事は忘れず頑張ります。剣は必ずアーガナルド商会に届けます。」

アーレンが真剣に言うとキリーナが頷いている

「しっかり、キリーナさんを守って迷宮を出てね」

エターナリアが笑顔で言う

「もしもの時の為に、こちらのポーションを持っていってください」

レインが微笑みながら言うと、ポーションをキリーナに手渡すと上がっていくのを見送ってから、アニタがモンスターを瀕死にしてジーナにトドメを討たせて進んでいく


「御主人様、あの冒険者相当の実力を持っているのですか?」

レインが微笑みながら言う

「そうだね、近い内に20層で狩りをするだろうね、沢山アイテムを売ってくれるから、専属冒険者になってくれたら、ありがたいね」

エターナリアが微笑みながら言う

「御主人様、ドラゴンソードあげるつもりでしたか?」

「あの実力なら、鋼の剣じゃもう無理だね・・・売っても良いけど、クーラに剣を一本売って貰おうかな?」

「帰ったら伝えておきましょう」

レインが笑顔で言う


21層に到着するとドラゴンを見つけて全員で一撃を与えてから、ドラゴンが炎を口に集めた所でエターナリアの英雄の一撃で首を両断して黒い霧になって消える

「出てこないか・・・残念」

エターナリアが呟くと全員笑いだすとジーナが困惑している

「休憩したら、18層から殲滅して回るよ」

エターナリアが笑顔で言うとジーナのステータスを確認して、スキル取得と転職可能な職業を見ると小さな勇者が有るのを確認する

「御主人様どうかしましたか?」

レインがニヤニヤしているエターナリアを見て言う

「レイン最強の護衛が誕生するね」

エターナリアが笑顔で言う

「え?最強の護衛?」

「何回か迷宮に連れてくればね」

「御主人様が言われるのであれば、間違いないのですね」

レインが微笑みながら言うとエターナリアはジーナを小さな勇者に転職させる


休憩が終わると18層の狼からセレストリアが瀕死にしてからジーナにトドメを討たせていく

「御主人様大部屋です、どうしますか?」

セレストリアが笑顔で言う

「キリスナ、キリエス、ゼニスで殲滅してきて、危なくなったら助けるからね」

エターナリアが笑顔で言う

「はい!御主人様!!」

ゼニスとキリスナとキリエスが笑顔で言うと大部屋に入って、次々と切り刻み始める

「凄い!強い・・・」

ジーナが驚いて見ている

「ジーナ全員あのぐらいは、余裕だからね」

エターナリアが微笑みながら言う

「え!はい!御主人様」

「今は無理せず、言われた事をやってくれれば良いからね」

エターナリアが笑顔で言うとジーナは真剣に倒している所を見詰めていると倒し終わると魔石を拾ってから19層に向かう


3回回か18層から21層を繰り返しながら、ステータスを確認して、スキルと職業を変えていく


「御主人様そろそろ帰りませんか?アニタの時間もそろそろです。」

レインが真剣に言う

「そうだね、帰ろう」

エターナリアが笑顔で言うと迷宮出口に向かって迷宮を出ると外は夜中になっている

「アニタが眠そうです」

レインが笑顔で言うとセレストリアがアニタをおんぶして、歩いて屋敷に帰る


翌朝、朝食後

「エリスナ、アーレンと言う若い冒険者に、ドラゴンソード貸したから、多分返す為に来るから、受け取っておいてね、それに迷宮のアイテムを持ち込む様に言ってあるから買ってあげてね」

エターナリアが笑顔で言う

「え?ドラゴンソードを貸したのですか!!本当に持ってくるでしょうか?」

エリスナが心配そうに言う

「来るでしょう!あの冒険者誠実で実力も有ります。御主人様が1年前アドバイスした事を実戦する人がいますか?」

レインが微笑みながら言う

「え?御主人様のアドバイス?」

「素手でウィードやワームを倒して、1日100匹ぐらい倒した方が強くなるなんて、やる人いますか?」

「は?それは・・・私達ぐらいです!まさかやったのですか?」

「相当強いよ、出来たら、クーラの剣を買って欲しいぐらいだね、まだまだ強くなるよ」

エターナリアが微笑みながら言う

「クーラ様の剣を!!金貨数十枚から100枚の価値ですが、本当に必要なぐらいの実力者ですか?」

エリスナが驚いて言う

「その内リザードを狩り始めると思うよ」

「御主人様が認めるなんて!会うのが楽しみですね」

エリスナが真剣に言うと商会に出掛けていく


「エター今日はどうするの?」

エニスが笑顔で言う

「そう言えば、ルシアとルティナは親に会ったのかな?」

「え?昨日も屋敷で本を読んでいたよ」

「まさか!会いに行きたくないのかな?」

エターナリアが苦笑いする

「え!・・・そうなのかな?親が居るだけ良いけど・・・」

エニスが言うとルシアとルティナを呼び出す

「御主人様どうかしましたか?」

ルシアが笑顔で言う

「親に会いに行ったのかな?」

「え!いえ、まだです」

ルシアが苦笑いしているとルティナが知らんぷりする

「2人で行くのが嫌なら一緒に行こうか?あの父親だからね」

エターナリアが苦笑いするとルシアが苦笑いしながら頷く


準備してから出掛けると薬屋に到着する、ルシアとルティナが入る

「え!ルシア、ルティナ帰ってきたのかい?」

職員が笑顔で言う

「お母さんにだけ会いに来たよ」

ルシアが笑顔で言うと入って行こうとする

「るるるルティナ!!」

父親が大声をあげるとルティナ目掛けて飛び付いてくる、ルティナが慌ててかわして逃げる

「うざい!!」

ルティナが大声で言うと抱き付こうとする父親から逃げ回る

「エターあれは?」

「あれだから、ルティナが帰りたくないだよね」

エターナリアが苦笑いする

「ルティナいつもと違うね・・・ルティナの素なのかな?」

エニスが苦笑いしながら言う

「あんた!!何やっている!!」

母親が出てくると父親の頭を殴り倒す

「イターー!」

父親が踞るとルティナが母親の後ろに逃げ込む

「ルティナ~~~!!」

父親が涙目で叫ぶ

「あんたは奥に行け!!このバカ!」

母親が怒鳴ると母親が苦笑いしながらエターナリア達の前に来る

「これは御主人様、見苦しい所をお見せして申し訳ありません」

「いつもと違うルティナが見れて良かったです」

エターナリアが笑顔で言う

「今日は何か用が有ったのですか?」

母親が真剣に言う

「ルシアとルティナは、沢山経験を積みました、後は実際の薬を作り、学んだ薬を確実に作れるようになれば、凄い薬師になります」

エターナリアが笑顔で言う

「まだまだ半人前ですが、役に立っているのですか?」

「はい!勿論です。2人に選ばせた、薬草を見る目も確かです」

エターナリアが笑顔で言うとセレストリアが薬の箱を置くと母親が真剣に中を確認する

「凄い薬草だね、種類も質も良いね」

「この薬草ならどのぐらいで買いますか?」

「金貨10枚ですね」

母親が真剣に言うと職員達も確認して頷いている

「ルティナ良かったね」

「はい!御主人様!!実はこの薬草の中身金貨5枚で買ってきました」

ルティナが笑顔で言う

「え!本当かい?良い買い物だね」

母親が笑顔で言う

「後このポーションはどうですか?」

エターナリアがポーションを手渡す

「これは・・・上級ポーション!!」

母親が驚いてルシアを見る

「ゲルトバナ・エントで習って作りました。これが材料と作り方です」

ルシアが笑顔で言うと母親が読み出して頷く

「ルシア、もっと修行して御主人様の役に立つんだよ」

母親が微笑みながら言う

「後はダイトンに認めて貰えるかな?」

「あいつは認めないね!頑固だから!」

母親が笑いだす

「頑固だから信用出来るからね」

「そうだね!!あの頑固者!薬作りなら信用するよ」

母親が笑いながら言う

「お母さん、御主人様の側で修行続けて良いよね」

ルティナが真剣に言う

「好きにしなさい!御主人様の役に立つんだよ」

母親が笑顔で言うとルティナが抱き付いて涙を流すと母親は優しく抱き締めて頭を撫でている

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