第244話 ドラゴン達
王都から東に向かうと、村に到着する
「村長さんですね」
エターナリアが微笑みながら聞く
「この村には、もう差し出す物が、ありません・・・どうか御容赦を!!」
村長が震えながら、頭を地面に付けて言う
「ちょっと、聞きたかっただけなんだけど・・・えーと、ドラゴンはどこに住み着いたの?」
エターナリアが苦笑いして聞く
「ドラゴン!! あの岩山の付近です」
村長は震える手で指差す
「ドラゴン帰るように、説得に行ってくるね」
エターナリアが笑顔で言うと、歩き始める
「はぁ? ドドドドラゴンを説得!! 無茶だ!!殺されます!!」
村長が慌てながら言う
「御主人様なら大丈夫です。 強いですから」
キャスカが笑顔で言うと、村長は青ざめながら見ている
「いたです!!」
アニタが笑顔で言う
「人間、近付くなら容赦しない」
ドラゴンが見てから言う
「あ!! しゃべった!!」
アニタが笑顔で言うと、尻尾を振りながら、金属の棒を持っている
「アースドラゴン、緑龍王の領域に戻ってくれ」
エターナリアが笑顔で言う
「人間!! あの子達が、安らかに過ごさせる為には、あの地に戻れない!!」
「緑龍王は元に戻ったから、大丈夫」
「ならば力ずくで追い返せば良い!! 挑むなら、その後は、人間達を殲滅するが良いな!!!」
ドラゴンが言うと、大きな咆哮をする
「やるの? 怪我するよ」
エターナリアが笑顔で【威圧】を使いながら言う
「凄い殺気!! 本当に人間か!!」
ドラゴンが叫ぶと、緑玉が飛んでくる
「勝てないぞ、それでもやりあうのか?」
緑玉が着陸すると、ドラゴンに言う
「緑玉・・・何故ここに」
「我が主にボコボコにされた!! 絶対に勝てない!! 我らが王、緑龍王様も我が主がボコボコにして、呪いを解いた!! 帰れば解る」
緑玉が真剣に説得を始める
「緑玉が、負けた・・・あの人間化物か?」
「えーと、ドラゴンの方が化物だよね!」
エターナリアが呟くと、緑玉が笑い始める
「人間・・・・面白い人間だ!! 緑玉が言うのなら間違いは無いだろう」
ドラゴンが言うと、後ろにいるアースドラゴン達に何か言っている
「我らは帰ろう」
アースドラゴンが言う
「え? 戦わないの? つまらない!!」
アニタが真剣に叫ぶ
「緑玉が勝てない相手に、戦いを挑む等あり得ない」
ドラゴンが言う
「仕方無いか・・・あの山にいる、ドラゴン達と遊ぼうね」
エターナリアが笑顔で言う
「あ奴らは、気性が荒いから注意する事だ」
ドラゴンが言うと、エターナリア達は山に向かう事にする
山岳地帯に到着すると、ドラゴンが飛来して、いきなり噛み付きにくる。エターナリアは、かわしながら、闘気を纏った、金属の棒で殴り付ける
「いきなり攻撃してきたのは、お前だからね」
エターナリアが笑顔で言うと、ドラゴンは、尻尾を叩き付ける。エターナリアは、かわして、闘気を纏わせた金属の棒で、腹を殴ると、ドラゴンは弾き飛びながら、転がると、気絶する
「こらーー寝るな!!」
エターナリアが【威圧】を使いながら、怒鳴り、素手てドラゴンの顔を殴る
「ギャーーー!!」
ドラゴンが目覚めると、震えながら、尻尾から頭まで、地面に付けている
「もう降伏? つまらないぞ!! 手加減してやるから、続きをするぞ!!」
エターナリアが怒鳴ると、ドラゴンが目を瞑りながら震えている
「我が主、虐めるのは、そのぐらいで・・・後は説得する」
緑玉が戸惑いながら、説得すると、成龍と幼龍が集まる
「我が主、全員帰るそうだ! 」
緑玉が言う
「つまらない!! ボコボコにするのが楽しみだったのに!!」
アニタが真剣に言う
「弱い者虐めはやめて欲しい」
緑玉が真剣に言うと、ドラゴン達が見ている
「つまらないから、アニタ剣の稽古でもするか?」
エターナリアが呟く
「え!! はーーい!! 御主人様!!」
アニタが満面の笑顔で言う
エターナリアとアニタが向かい合うと、剣を打ち合い始めると、徐々にスピードをあげ始めると、風圧がドラゴン達に当たり、ドラゴン達が震え始める
アニタの全力の一撃を、受け流して、アニタの胴を金属の棒で殴ると、アニタの吹き飛び、ドラゴンに当たる
「イターー!! 一本取れなかった!!」
アニタが悔しそうに言う
「アニタ大丈夫か?」
「御主人様、大丈夫です!! 」
アニタが笑顔で言うと、セイラが回復魔法を使う
「ん? どうした?」
エターナリアがドラゴン達を見ると、ドラゴン達が震えながらながら、尻尾から頭まで地面に付けている
「我が主、実力の差を認めただけだろう・・・本気の戦いを見たら解る」
緑玉が呟く
「アースドラゴンと一緒に帰るようにね」
エターナリアが笑顔でドラゴンに言うと、エターナリア達は王都に帰ることにする
王都近くまで、到着する。
「御主人様、兵が沢山・・・何か嫌な予感が」
クリスが真剣に言う
「面倒な事かな? アーナ達は大丈夫かな?」
エターナリアが心配そうに言う
「御主人様、配下を忍び込ませます」
ヘラが真剣に言うと、ヘラの配下が走っていく
兵士が気が付き、アーレムがやってくる
「アーレムこれは?」
エターナリアが真剣に聞く
「申し訳ない・・・王都を奪還して貰いましたが、こんな仕打ち申し訳ない・・・重臣が兵を出して、無理矢理でも追い払えと指示で、中の者達に交渉をしていました・・・」
アーレムが申し訳なさそうに言う
「ビレストニカ王国は、自分達に喧嘩を売るのですね・・・やるなら徹底的に潰すけど、良いのですね」
エターナリアが笑顔で言う
「え! ・・・」
アーレムが呆然とする
「もし残っていた、アーナ達に怪我1つでもしていたら、容赦無く全滅させる!!」
エターナリアが睨みながら言う
「何も状況が解らない、若造!! 死んでから悔やみな!!」
後ろから重臣が出てくると、兵士が周囲を囲む
「アーレム、返事は?アーナ達は無傷なのか?」
「襲いましたが・・・全員返り討ちで、王城内に籠っています」
アーレムが苦笑いしながら言う
「そこのクズ!! 喧嘩売るのは本気だな!! 一度売ったら、ビレストニカ王国が無くなるまで徹底的に叩き潰すけど、本当に良いのだな!!」
エターナリアが睨みながら言う
「クズだ!! 全員こいつらを殺せ!!」
重臣が怒鳴ると、兵士が武器を構える
「御主人様、もう良いですか?」
アニタが笑顔で言う
「人間から喧嘩売られるなんて・・・久しぶりですね」
クリスが真剣に言う
「買っちゃったから、好きに叩き潰して良いよ」
エターナリアが笑顔で言うと、全員金属の棒を片手に周囲の兵士を、次々と両腕を砕きながら、殴り飛ばしていく
「逃げても無駄ですよ」
エターナリアが逃げ出した、重臣の前に回り込む
「ばっばっ化物!!! なんだ!!」
重臣が恐怖に震えながら叫ぶ
「喧嘩売ったんだから、お仕置きはしっかり受けて貰いますよ」
エターナリアが笑顔で言う
「誰か!!こいつを殺せ!!命令だ!!」
重臣が叫ぶと誰も返事しない
「どこに助けてくれる兵がいるのかな?」
エターナリアが、睨みながら言うと、重臣がキョロキョロすると、青ざめて震えている
「たったったっ助けてくれ!! 何でもする!!我は重臣だぞ!!」
「面倒、適当にお仕置きをしておいて」
エターナリアが呟くと、ミシルが金属の棒で、滅多打ちにすると、両腕両足を砕いて、セイラが回復魔法で回復させると、もう一度ボコボコにする
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