第45話 結婚

ベルダートとケーレストがやってくる

「お待ちしていました」

「隠し資産がまだ有ったとは?」

ベルダートが聞いてくる

「クレイト・ハレストの町にもう1つ商会を持っています、そしてゲルトバナ・エレトに支店を持っているようです」

「え?まさか・・・そんな事が・・・支店はアーガナルド商会の既に持ち物で良いですが、もう1つの商会は没収してエターナリア殿に売る必要があります」

「良いのですか?」

「構いませんがこちらのミスですので商業ギルドが手続きをします」

「冒険者ギルドも協力しよう」

「ありがとうございます」

「あと問題が発生しています」

「問題?」

「盗賊を匿っている家が4件有るそうです」

「え?まさか・・・どうするかです」

「警備隊と協力して貰うしか無いと思いますが、問題は他にもあります、どうやら奴隷に女欲しさに両親を殺したり、色々やっていたようです」

「え?何ですと!」

「手口は借金をさせてから、両親を殺して、娘を借金の為に奴隷にしていた様です」

「だから女の奴隷が多かったのか・・・・」

「後は小さい女の子奴隷はあいつの娘です、そして姉や母親は売ったようです」

「・・・・・人で無し、ここまで酷いとは・・・商業ギルドも気づかない何て・・・」

「ここまで来るとあいつの家族はどうなりますか?」

「借金で奴隷で無く犯罪者奴隷にする必要があります」

ベルダートは苦笑いして言う

「取り敢えず盗賊を討伐から始めましょうか?」

「その方が良いと思います、商会と支店はこちらで押さえるようにします」

ベルダートは苦笑いして出ていく

「王都に行けなくなりましたね」

ケーレストが言う

「早く行きたいのですが」

「しかし冗談で言いましたが、本当に商業ギルドを乗っ取るとはね」

「商会面倒だけど軌道に乗せるために早く体制を整えないとね」

「本当にやりそうで怖いですね」

ケーレストは苦笑いする

「警備隊に連絡して討伐してこようかな?」

「盗賊も可哀想ですねあなた達相手では」


警備隊隊員と合流してから討伐を始めるがアニタが1人で全滅させてケシルとミシルが周りを警戒して逃げる賊がいないか監視しているが逃げた奴は居なかった、そして4ヶ所全部で終ってから詰め所に行くと

「こいつは!手配されている奴だ!こいつも!」

隊長は睨めつけながら言うと全員盗賊と確定させて牢屋に叩き込む

「盗賊の情報と捕縛ありがとうございます」

「まだまだ色々相談することが有りますので、ある程度決まったらまた相談します」

「問題があるようですね」

「申し訳ありませんが少し厄介な事ですので確定させてからケーレストから相談します」

ケーレストの名前を聞いて理解して頷いている

「エターナリア殿が来てから盗賊が次々と捕まって孤児院が助かっている」

「それは良かったです」

「肉屋の件で院長がいつかお礼をしたいと言っていましたぞ」

隊長は笑顔で言う


「エター何だか大変な事ばかりだね」

「王都に遊びに行きたいけど中々行けない」

「本当に商業ギルドなんかに行かなければ良かったのに」

「確かにそうだね」

「御主人様に喧嘩を売った方が悪いです」

レインが言うとみんな笑い出す

「先ずはあの8人を育てて幹部にするしかないね、護衛無しで大丈夫ぐらいにしちゃうけど」

「戦闘狂に戻った!」

「それだけですか?御主人様の奴隷で全員人族ですので、妾にするつもりですよね」

「え?・・・・妾」

エニスが固まる

「ハッキリと順位を決めてくださいね」

レインが赤くなりながら言うとみんな頷いている

「え?順位?」

「奴隷が増えたので誰が奴隷の中で1番とかどんな役目を与えるとか・・・夜の世話とか」

「えーと、決めないとダメかな?」

「ここまで来るとダメですよ」

「え?そうだとすると、私との結婚も・・・」

エニスは赤くなる

「それもです、私達との子作りもお願いします」

レインが言うとみんな頷いている

「えーと、そう言うのはまだという事で・・・」

「このままだと貴族の子女を嫁にと言ってこられちゃいますからダメです!!」

「それは絶対ダメです!!!」

「え?そんな事・・・・ただの冒険者に?」

「お金のためなら必ず言ってきます」

「断れば?」

「王命を出すと言われますよ」

「他国に逃げようかな?」

「逃げても追いかけて来ます」

「アハハダメ?」

「覚悟を決めてください」

レインは真剣に言う

「エニスは良いのかな?」

「え?はい!待っていましたのですぐに挙式挙げましょう!」

「約束だし仕方ないよね」

エターナリアは赤くなって言う


翌日ささやかな結婚式を挙げることにする

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