第249話 レビレーセルク王国

緑玉達の所に戻る

「これからどうしますか?」

クリスが真剣に聞く

「船が欲しいけど、大型船ここには無いよね」

エターナリアが真剣に言う

「残念ですが、情報が有りません」

ヘラが真剣に言う

「一度戻って、兵士さんに聞くしかないか」

エターナリアが真剣に考えている

「この国は、大きな港は、ここ1つですが、西側の国と南東側の国にも港は有ります」

キャスカが真剣に言う

「西側の国の方が近いけど、貸してくれるかな?」

エターナリアが真剣に言う

「御主人様、面倒なら、買ってしまっても良いですね、御主人様の財産なら余裕です」

クリスが真剣に言う

「そうだけど、売ってくれるかな?」

「御主人様、考えても進みません、近い方から聞いてみましょう! それに近いならゾンビが暴れています」

アーナが真剣に言う

「そうだね、ヘラ、配下に手紙を持たせて、あの男に後の始末をつけて貰おう」

エターナリアが笑顔で言う

「御主人様、畏まりました。面倒事は、丸投げです」

ヘラが笑顔で言うとみんな微笑んでいる


数日後国境を越えて、ゾンビを殲滅しながら進み王都が見えてくる

「御主人様、結構な数に攻められていますね」

クリスが真剣に見ながら言う

「殲滅したら、交渉かな?」

エターナリアが笑顔で言うとゾンビの軍団を殲滅しながら進む


「貴様らはどこの軍隊だ!!」

門の上から兵士が聞いてくる

「冒険者ですが」

エターナリアが笑顔で言う

「ふざけるな!!」

兵士が怒鳴る

「事実です!! それよりも長旅で疲れたので、宿屋で休みたい」

エターナリアが笑顔で言うとギルドカードを取り出す

「ふざけているのか!!」

兵士が怒鳴る

「良いのですか? そんな言葉使い! 仮にもゾンビの大群を倒してくれた人に!!出てきて謝りなさい!!」

アーナが怒鳴り返す

「くぅ!!」

兵士が言葉を詰まらせると、門が開き男が出てくる

「レビレーセルク王国騎士団団長のイゼローレンと申します。配下の無礼お許しください」

男が頭を下げる

「面倒事嫌だから・・・ゆっくり休みたいだけど」

エターナリアが苦笑いして言う

「どこから来たのですか?」

「ベレゼレストリア王国経由で来ました。ゾンビを片付けながら」

エターナリアが苦笑いして言う

「かなりの実力は、解りますが、侵略の意図は有りませんか?」

イゼローレンが真剣に聞く

「無いですが、喧嘩売られたら、潰します」

エターナリアが真剣に言うと、後ろでみんな笑い始める

「喧嘩売られたら?・・・ベレゼレストリア王国は、どの様な状況でしょうか?」

「ゾンビの群れに、大打撃です。冒険者なので、どうでも良いですが・・・」

エターナリアが苦笑いして言う

「大打撃・・・何か証明出来るものが有れば」

「御主人様、こちらを、使いに行った者が、預かってきました。」

ヘラが手紙を取り出すと、見せる

「この紋章・・・」

イゼローレンが見ると、手紙を開けて読み始めると、険しい顔付きになる

「大変申し訳ありませんでした。勇者様御一行様・・・それも内緒ですか?」

イゼローレンが苦笑いして言う

「面倒だから、内緒で」

エターナリアが苦笑いする

「国王陛下に許可を貰いに行ってきます」

イゼローレンが真剣に言うと、門の中に入っていく


イゼローレンが戻ってくると、綺麗な女性が一緒にやってくる

「手紙は確認しました。御兄様を助けて頂きありがとうございます。宿屋の方は、3件近い宿屋に連絡をして、貸し切りにさせましたが、何か足りないものが有れば、教えてください」

女性が真剣に言うとイゼローレンが苦笑いしている

「ゾンビを殲滅したのは、騎士団がやった事にしておいてくださいね」

エターナリアが笑顔で言う

「え? よろしいのですか? 救国の英雄になれますが・・・」

「面倒だから、嫌です。」

エターナリアが真剣に言う

「手紙通りですね」

女性が真剣に言う

「後、暗黒大陸まで行く船を売って欲しいかな?」

エターナリアが真剣に言う

「御兄様の手紙に有りましたが、本気で魔族と戦うのですか?」

「売られた喧嘩は最後まで買う!! そのせいで、子供の出産に立ち会えなかった!! 恨みは数倍返しします!!」

エターナリアが真剣に言う

「それだけの理由で、命を掛けるのですか? 意味が解りませんが、勇者様一行で有れば、船の件は探させます」

女性が笑顔で言うと、騎士団の案内で、宿屋に向かう


「御主人様、宿代の支払いですが、無理矢理受け取らせて来ました。」

クリスが笑顔で言う

「何か情報は有ったかな?」

「ゾンビでかなりの被害が出ています。それで宿屋も暇だった様です」

セリカが笑顔で言う

「そうか・・・それなら、貴族の脱出用に大型船が港にいるね」

エターナリアが笑顔で言う

「ヘラが情報収集に向かいましたので、何か情報を持ち帰ると思います。」

ケシルが真剣に言う

「ヘラ次第だけど、全員に十分な食事と、十分な休養を取れる様に頼むよ」

エターナリアが真剣に言う

「はい、御主人様」

クリスが笑顔で言う


エターナリアが、部屋に行く

「御主人様、やはり見張りが、周囲を取り囲んでいます。」

ケシルが窓から見て言う

「それぐらい、警戒してくれた方が良いね警備代わりになるからね」

エターナリアが笑顔で言う

「御主人様、今日はゆっくり休めますね」

ミシルが笑顔で言う

「ベットで、警戒しないで寝るのは、王都以来かな?」

エターナリアが笑顔で言う

「はい、御主人様甘えさせてください」

ケシルとミシルが笑顔で言う

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