第193話 クエールバスコ帰還

翌日ゲルトバナ・エントを出発すると村などに寄りながらクエールバスコに向かう


クエールバスコの門が見えてくると馬車が並んでいると待つ事にする

「今日は閉門だ!明日の朝まで待てないなら、別の町に向かうように」

門番が走って知らせていく

「御主人様どうなさいますか?」

レインが聞く

「今回は待とうかな?護衛達も多いからね」

エターナリアが微笑みながら言うと全員夜営の準備をする様にセレストリアが伝えに向かうよう


翌朝門の前で待っていると門が開き門番が苦笑いしている

「この馬車の列は・・・」

門番が見て呟くと門番隊長がやってくる

「あなた達は何用ですか?」

「家に帰ってきた所です。アーガナルド商会のエターナリアです」

エターナリアが笑顔で言うと門番が慌て出す

「エターナリア殿!!ちょっと待っていてください」

門番の隊長が慌てて使いを出すと警備隊隊長と隊員達が走ってくる

「エターナリア殿!!帰ってきたのですか!!」

「あ!隊長久しぶり」

エターナリアが笑顔で言う

「この馬車の列は?」

「旅をしている間に奴隷が増えて、この数になっちゃった」

エターナリアが笑顔で言う

「そうか・・・エターナリア殿だから仕方ないのか?盗賊を捕まえ過ぎないで欲しい」

「この数相手に襲ってくるなら叩き潰す!」

エターナリアが笑顔で言うとみんな笑いだす

「頼むから忙しくしないでくれ」

隊長が苦笑いすると門番が苦笑いしている

「通って良いかな?」

「勿論だ!」

隊長が笑顔で言うと中に入っていくと護衛達を見て苦笑いしている


「あの護衛相当の実力者だな」

門番の隊長が苦笑いする

「全員だな!エターナリア殿が鍛えたなら、全員達人だな」

隊長が苦笑いする

「アーガナルド商会・・・また大きくなったのか?」

「多分な・・・領主様が喜ぶだろうな」

隊長が苦笑いすると門番の隊長が笑い始める


「エリスナ様大変です!!凄い馬車の列が来ました!大きな商品を買取依頼です」

職員が慌てて言う

「解りました」

エリスナが言うと数人で商品を確認に来る

「この革ですか?」

エリスナが真剣に鑑定する

「これは・・・鑑定が出来ません、何の革ですか?」

エリスナが真剣に聞く

「ライノです。黒龍連合国の森の主です」

アンナが笑顔で言う

「え!ライノ・・・黒龍連合国の?」

エリスナが言うと慌てて外に出る


「やっぱり!!御主人様!!お帰りなさい!!」

エリスナが大声で言うと商会の職員達が外に出て歓声をあげている

「エリスナ留守ご苦労様」

エターナリアが馬車を降りて言う

「はい!御主人様」

エリスナが涙を流して言うとトリスナも出てくる

「ちょっと喧嘩売られ過ぎたから、奴隷が増えすぎた」

エターナリアが笑顔で言う

「はい!手紙を見た時帰って来れない理由が解りました!喧嘩売られ過ぎです!御主人様らしいです!!」

「全員元気か?」

「はい!御主人様の帰りを全員待っていました!すぐに屋敷に戻りますか?」

「そうだな!必要な商品は明日からゆっくり下ろせば良いな!!」

エターナリアが笑顔で言うとエリスナが涙目のまま見送るとエターナリア達は屋敷に向かう


屋敷に到着すると侍女達が慌てて出迎えると部屋で休むことにする

「あーーやっと帰ってこれた!!」

エニスが大声で言う

「はい!家です!!」

アニタが笑顔で言うとみんな笑顔で各自の部屋にいく

「御主人様お疲れさまでした。ゆっくり休みましょう」

レインが微笑みながらエターナリアに寄り添いながら言う

「レインもお疲れさま」

エターナリアが微笑みながら言う

「お姉さまもここでイチャ着かないで、部屋でゆっくりイチャついてください」

キャスカが笑顔で言うとリリスが笑い始める

「リリス、すぐに風呂の魔道具用意してね」

「はい!勿論です!」

リリスが笑顔で言うと侍女に話しに向かうと侍女が笑顔で案内して何処かに向かう


「御主人様お帰りなさいませ!お待ちしてました」

マタリーナが笑顔で言うと涙目になっている

「マタリーナただいま、みんな元気かな?」

「はい!御主人様!この屋敷を襲うバカな賊はいませんので暇でした」

マタリーナが微笑みながら言う

「一度王都に向かうけど、当面は屋敷に滞在すると思うから頼んだよ」

「はい!御主人様」

マタリーナが笑顔で言う

「後女性達の中に商会支部長候補もいるから、後で部屋を与える者と大部屋の者を教えるから頼んだよ」

「はい!御主人様」

マタリーナが笑顔で言うとエターナリアとレインが部屋に向かう


夜になると全員集まる

「長い旅お疲れさまでした」

エリスナ笑顔で言うと全員それぞれ言う

「手紙に書いたが、喧嘩売られて、黒龍連合国を作ってしまったから、交易が忙しくなる!頼んだよ」

「はい!御主人様・・・喧嘩売られ過ぎです」

エリスナが笑いだす

「帰ろうとしたら、熊耳族まで喧嘩売られたから潰して帰ってきたから、当面は大丈夫かな?」

エターナリアが笑顔で言うとレインが詳細に説明をする

「いつも通りですね、それにクロエプラトン商会まで作って帰ってくるなんて・・・」

エリスナが苦笑いする

「面倒になるからね」

エターナリアが言うとみんな笑っている

「最後に報告が1つ有る、エニス」

エターナリアが微笑みながら言う

「赤ちゃん出来ました。」

エニスが笑顔で言う

「え!えーーー!おおおおめでとうございます!!奥様!!」

エリスナが驚くと全員驚いている

「王都には一度行かないと行けないけど、その後はしばらく出掛けられないから、そのつもりで」

エターナリアが笑顔で言う

「はい!御主人様!」

全員が笑顔で言う

「だけど、エニスの言葉が一番驚いたか・・・」

エターナリアが苦笑いする

「予想内でしたが、懐妊は予想してませんでした」

エリスナが言うとみんな頷いている

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