第192話 ゲルトバナ・エント

翌日出発するとゲルトバナ・エントに向かうと数日後町が見えてくる

「何だ!この軍隊は!!」

「アーガナルド商会だ!支部に用事が有るから、ここまで来た」

カシムが言う

「え?アーガナルド商会・・・ちょっと確認する」

門番が青ざめて走っていく


「え!凄い馬車の列」

ミリシアがやってくると馬車を見て言うとカシムに案内されて来る

「ミリシアただいま」

エターナリアが笑顔で言う

「あ!!御主人様!!!」

ミリシアが涙目になってエターナリアに抱き付く

「元気そうでよかった」

「御主人様!!あれから何の連絡も無かったので心配してました!北で戦争が勃発して、それから!!次々と!」

「喧嘩売られ過ぎたね」

エターナリアが笑いだす

「え?喧嘩売られ過ぎた?」

「いつの間にか、クレセントにされてちょっと面倒だったから、奴隷に国を任せて帰ってきたよ」

エターナリアが微笑みながら言うとレインが笑っている

「えーー!!クククっクレセント陛下!!」

ミリシアが大声をあげるとみんな笑い始める

「交易はアーガナルド商会が全部するから頑張ってね、国境は取り敢えず支部長代理に押し付けたから、後で色々頼んだよ」

「え?・・・国外との取引全部ですか!!」

「そう言うこと!頼んだよ」

「はい!御主人様」

ミリシアが笑顔で言う

「ミリシア、いつまで抱き付いているの?」

エニスが笑顔で言う

「奥様!!申し訳ありません」

ミリシアが赤くなりながら言うと慌てて離れる

「門番に説明を頼んだよ」

エターナリアが笑顔で言うとミリシアが笑顔で門番に話しに向かうと門番が慌てて門を開くと中に入っていくと馬車の列に住民達は驚いている


宿屋と商会の屋敷と商会に分割して泊まる事にする

「この商隊凄すぎますが、護衛も凄いですね」

ミリシアが笑顔で言う

「ミリシアがこの町でしっかり商売してくれているから、全員泊まれるとは思わなかったよ」

「はい!ありがとうございます」

ミリシアが笑顔で言う

「ギルドマスタークエバスト様が来ました」

侍女が言うとクエバストが入ってくる

「あ!久しぶりです」

エターナリアが笑顔で言う

「エターナリア殿、まさか本当に代表が来ているとは・・・何だあの数の馬車は?」

「総勢何人だったかな?」

「護衛が400人に馬車に100人、馬車が40台です」

レインが笑顔で言う

「桁が違うな・・・」

「欲しい交易品は有るかな?」

「え!交易品?何が有るのか?」

「大体の物は有るかな?」

「塩が欲しいが有るか??」

クエバストが真剣に言う

「塩ですか?」

「そうだ!実は塩の値段が急上昇を始めた」

クエバストが真剣に言う

「本当です。今本店に確認をしています・・・」

ミリシアが真剣に言う

「御主人様、丁度良かったですね、帰りに値が上がるなんて、ワザワザ待っていてくれた様です」

レインが微笑みながら言う

「クリス1台分ミリシアに渡しておいて」

エターナリアが笑顔で言う

「え?どう言うことですか?」

ミリシアが苦笑いする

「エリスナも十分に蓄えているから、安心して商いするように!予想の範囲内だからね」

エターナリアが微笑みながら言う

「塩は手に入るのだな!」

「釣り上げた人は大損してもらいます」

エターナリアが笑顔で言う

「わかった!それなら良い!!」

クエバストが笑顔で言うと帰っていく


「何が起きるのですか?」

ミリシアが真剣に聞く

「港町の公爵達が塩を高くしたと思うけど、エリスナが備蓄しているから安心してね」

「え!まさか全部予想の範囲内なのですか?」

「ミリシア、御主人様ですよ!喧嘩売られたらどうなりますか?」

レインが微笑みながら言う

「え!御主人様なら勿論叩き潰します!!」

「だから売られる前に準備も終わらせています。黒龍連合国で塩は手に入ります。交易は全部アーガナルド商会が行うから、公爵など敵では無いですね」

レインが笑いながら言う

「解りました!!御主人様!」

ミリシアが笑顔で言う

「ミリシア、エニス様が世継ぎを懐妊しましたので、挨拶しておいてくださいね」

レインが笑顔で言う

「え!かかか懐妊!!おめでとうございます!!御主人様!!」

ミリシアが笑顔で嬉しそうに言う

「エニスに話しておいてね」

エターナリアが微笑みながら言うとミリシアがエニスの元に走っていく

「ミリシア元気で安心したね」

「はい!御主人様」

レインが微笑んでいる


翌日ルシアとルティナを連れて薬屋に向かう

「主人はいますか?」

エターナリアが微笑みながら言うと奥から主人がやってくる

「これはエターナリア様お久しぶりです。今日はどの様なご用ですか?」

主人が笑顔で言う

「北で色々薬草を持って帰ってきたので、欲しいものが有るか確認に来ました」

エターナリアが笑顔で言うとルシアとルティナが荷物を置くと中を確認していく

「全部譲ってください」

主人が笑顔で言う

「全部ですか?」

「こんなに質が良ければ、欲しくなります」

笑顔で言う

「御主人様、やりました!選んできた甲斐が有りました!」

ルシアが笑顔で言う

「そうだね」

エターナリアが微笑んでいる

「それと前回預かりました、物ですが、上級ポーションの材料になります。又有りましたら、譲って欲しいです」

主人が笑顔で言う

「これがですか?」

エターナリアが出して言う

「はい!」

「この2人に作り方を教えてもらっても良いですか?」

「解りました。奥にどうぞ」

主人が笑顔で言うとルシアとルティナが奥に入ると主人から説明を受けながら薬作りを始める

「お前達は、ルシアとルティナの護衛を頼んだよ」

エターナリアが連れてきていた、護衛役に言うと護衛達は笑顔で頷くとエターナリア達は町中を歩いて出店でいくつか買って持ってくる

「旨そうなのが有ったから、食べておきなさい」

エターナリアが笑顔で言うと護衛達は嬉しそうに笑顔で別け始める


夜中になるとルシアとルティナが戻ってくる

「御主人様!凄かったです!勉強になりました」

ルシアが笑顔で言う

「帰ったら沢山作ります」

ルティナが笑顔で言う

「頼んだよ」

エターナリアが微笑みながら言うと2人は笑顔で頷いている

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