第96話 愚かな冒険者達

冒険者ギルドを出ると冒険者達がうっすら笑いながら

「若造良い身分だな!美人沢山連れて少しわけろや!!」

男が言うとエターナリアは無視して通り過ぎる

「貴様!死にたいのか!!」

男は怒鳴りながらエターナリアを掴もうとするが軽くかわして、そのまま歩いていく

「この野郎!!馬鹿にしやがって!!」

男が殴りかかるがかわしながら歩いていく

「なんだ!!何故当たらない!!」

男は息をきらせながら言うが無視して兵士の方に歩いていくと

「すいませんがいきなり殴りかかってきているのですが、どうにかしてください」

エターナリアが微笑みながら言うと兵士は苦笑いしている

「この野郎!!」

大振りしてくると勢い余って兵士にぶつかる

「クソー邪魔だ!」

男が兵士に言うと

「良い度胸だな!!覚悟しろ」

兵士が言うと男を捕まえる、周りの冒険者達は苦笑いしている

「けけけ決闘だ!!逃げるなよ!!」

男は焦りながら言うと

「弱いもの虐めになるから、やらないし!どうせ対価など支払えないと思いますから」

エターナリアが微笑みながら言うと

「は?逃げるのか!!度胸無しの弱虫!!!ワハハハ!!!」

男が怒りながら言うと周りの冒険者達が笑い出す

「弱い者ほど良く吠える!どうせやらなかったら牢屋行きだろうからね」

エターナリアが嘲笑うと

「へ?・・・・」

男が兵士を見ると

「牢屋でゆっくりしていくと良い」

兵士が笑みを浮かべて言うと

「ちょっと待て!!決闘受けてくれ!!!」

男は焦り出す

「兵士殿!周りの冒険者達もこの人の仲間ですからどうしますか?」

エターナリアが微笑みながら言うと

「そうだな!捕まえるかな?」

兵士が睨むと

「決闘だ!!!!!!!」

全員が指を指して言うと

「この場合どうしたら?」

エターナリアが苦笑いして言うと

「団体戦ですね・・・断れなくなりましたね」

兵士が言うと

「何故でしょうか?」

「団体で申し込まれた場合断ることを禁止されています」

兵士が説明すると

「困りましたね、弱いもの虐めに興味ないですから」

エターナリアが苦笑いして言うと

「詰所で決闘を行う!きて貰うぞ!」

兵士が言うと仕方無く詰所に行く

「どうした?この人数は?」

隊長が言うと兵士が説明をする

「災難ですが、王都兵士の名の元に決闘を行う」

隊長が言うと

「多数対1人でやるのですか?」

エターナリアが苦笑いしながら言うと

「仲間がいれば仲間も一緒に戦えるぞ!同じ人数までは参加出来る!!」

隊長が言うと

「解りました」

「対価はどうする?」

「因みにこの場合決闘を申し込んだ方は決闘の取り消しは出来るのですか?」

「それは出来ない!」

隊長が笑顔で言うと

「対価はこの中身の金貨などの金品でどうですか?」

エターナリアが言うと

「わかった!それで良いな!!」

隊長が苦笑いしながら冒険者達に言うと

「結構重そうだから良いぞ!」

冒険者達が笑いながら言うと

「本当に良いだな!!もう取り消しは出来ないぞ!!解っているな!!」

隊長は念を押し始める

「こんな若造に負けるわけが無いワハハハ」

冒険者達が笑い出す

「王国兵士、警備担当隊長の名の元決闘の立ち会いを行う!対価はエターナリア殿が持つ袋の中の金品と言うことになる良いな」

冒険者達は笑ながら同意するとエターナリアも同意する

「対価について確認する」

隊長が言うと袋の中身を確認する

「は?・・・・まさか!これは!」

隊長と兵士が青ざめる

「なんだ!!?」

冒険者たちが兵士たちを見ると

「白金大金貨30枚と金貨52枚だ」

隊長は青ざめながら言うと

「はぁーー!なんだとそんな大金払える訳無いだろう!!」

冒険者達が青ざめると

「あーもう取り消し出来ないね」

エターナリアが微笑みながら言うと

「念のためギルドカードを確認させてくれ」

冒険者達のカードを確認してからエターナリア達のカードを確認すると青ざめている

「まさか・・・ドラゴンバスターに階層主討伐の証それも全員共・・・」

兵士達は苦笑いしている

「へ?ドラゴンバスター!!!!」

冒険者達は固まる

「だから弱いもの虐めはしたくないと言っていたのに」

エターナリアが呟くと

「こんなの無しだ!!あり得ない!!」

冒険者が言うと逃げようとする

「決闘の取り消しは出来ない!始めるぞ」

隊長が言うと

「くそーー!!!」

男が言うと

「これより決闘を始める!戦闘不能か負けを認めた所で勝敗を決する!!はじめ!」

隊長が言うと、冒険者達は剣を片手に突っ込んでくるがアニタが高速の剣撃で次々と弾き飛ばしてから両腕を確実に砕いていく

「ひーーーーーー!!助けてくれ!!化け物だ!!」

冒険者は逃げなから叫んでいるがアニタは骨を砕きながら全員をボコボコにする

「負けを認めるか?」

隊長が聞くと

「負けを認める・・・・助けてくれ」

冒険者が言うと

「エターナリア殿の勝利とする」

隊長が言うと兵士達が苦笑いしている

「アニタ1人で終わらせるなんてね」

エターナリアが微笑みながら言うと

「圧倒的ですね・・・弱いもの虐めですな」

隊長が言うと兵士は苦笑いしている

「取り立ての方よろしくお願いします」

エターナリアが微笑みながら言うと

「確実に取り立てるがこいつらは奴隷だな」

隊長が笑いながら言うと

「後はお願いします、何か有れば冒険者ギルトに連絡ください」

エターナリアが言うと帰ることにする


「お前達折角止めたのにやめないから、悲惨な目になるんだ!覚悟しろ!」

隊長が言うと

「こんなの無効だ!!無効だろ!!」

男が涙目で言うと

「逆だったらどうした?無効にしないだろ!!」

隊長が言うと

「そそそそれは・・・・・しないです」

男はうつむき涙を流している

「しかし金額がどんどん上がっているからどうしようも無いがな・・・それにしても少女1人に完膚なきまで叩きのめされるとは・・・」

隊長が呟いていると兵士が苦笑いしている

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