第174話 エニスと王族

レイン達に呼ばれて全員集まる

「御主人様、エニス様なのですが、王妃になるかもしれないと考えすぎた事による、ストレスと思われます。ゆっくり没頭出来ることをするのが1番です。」

レインが笑顔で言う

「え?・・・本当にそれだけ?」

エターナリアが驚きながら言うとエニスを見る

「エター・・・ごめん」

エニスが苦笑いしている

「そうだね・・・早くクエールバスコに帰った方が良いのかな?旅も長くなったからね」

エターナリアがレインに聞く

「クエールバスコに戻っても良いですが、この国の統治体制を作るのに間に合わないと思われます。」

「そうだよね・・・仕方無いか、この町にも迷宮が有るから、少しは遊べるから良いか・・・それで良い?エニス」

「エターそれで良いよ!!迷宮探索沢山するよ」

エニスが笑顔で言う

「わかった!みんなもそれで良いか?」

「はい!御主人様!!!」

全員が笑顔で言う

「御主人様、エニス様専属の護衛役と話し相手が必要です。」

レインが真剣に言う

「そうだね・・・メリーとクーもリリカナでどうかな?」

エターナリアがみんなを見ながら言う

「エターそれで良いよ、だけど・・・レイン第2夫人になってね!その方が便利でしょ!王妃様と呼ばれたくないから!!」

エニスが笑顔で言う

「え!!!私がですか!!」

レインが驚いている

「エターの一番理解しているからね、それに王妃様と言われても微笑んでいられるからね」

「解りました、エニス様!喜んで引き受けます」

レインが涙目になりながら言う

「エニス良いの?」

「決めたから良いの!」

「御主人様!これからも命有る限り御主人様の為に頑張ります」

レインが笑顔で言う

「レイン・・・わかった!いつまでも側にいてね」

エターナリアがが笑顔で言うと全員が祝福してくれる


夜になるとエニスとレインと3人で話し合う

「御主人様、私は奴隷のままで、いえ!奴隷として御主人様の一部であり続けたいと思います。」

レインが真剣に言う

「レインが決めて良いよ、エニスはそれで良いのかな?」

「エター、それで良いよ」

エニスが微笑んでいる

「3人でいる時は、名前で呼ぶようにね」

「え!御主人様!!・・・・エターナリア」

レインが恥ずかしそうに呟くと顔が赤くなっている

「レイン」

エターナリアが微笑んでいる

「レインが赤くて可愛い」

エニスが笑い出すとエターナリアは今後の役目を相談する


翌朝全員を集める

「今後のそれぞれの役目を少し変える者を言う、補佐役はレインだが、副補佐役としてクリスとキャスカ任せる」

「はい!御主人様!!」

クリスとキャスカが笑顔で言う

「後は、当面キサラとセレストリアとアリスはレインと王国の運営を補佐するように」

「はい!御主人様!!」

キサラとセレストリアとアリスが笑顔で言う

「ケシルとミシルは俺の護衛役に変更だ」

「はい!御主人様!!」

ケシルとミシルが嬉しそうに言う

「ルカナは今後レインに色々学ぶように」

エターナリアが微笑みながら言う

「はい!!御主人様!!!全力を尽くします!王都で買っていただいた事を感謝しています。」

ルカナが笑顔で言う

「後は変更は無いが質問はあるか?」

エターナリアが1人ずつ見ながら言う


「御主人様、王族の処分はほとんど終わりましたが、2人処分に困っています。要塞で指揮を取っていた女将軍なのですが、王族では有りますが、要塞の降伏した時、貴族や逃げようとした将軍を全員捕らえて連れてきた功績は大きいです。もう1人は将軍の妹です。」

レインが苦笑いしながら言う

「・・・レインはどう考えている?」

「本来なら処刑しないといけませんが・・・才覚が勿体ないです。」

レインが考えながら言うとクリスが頷いている

「ヘラは情報からどう思う?」

エターナリアが微笑みながら言う

「清廉潔白な性格で前国王を嫌っていたようです。部下達の信頼は厚く、あの要塞で貴族の出撃派を押さえ、降伏の時も自らと貴族の命の変わりに部下と兵士の助命と民衆の保護を言っていたと聞いています。」

ヘラが微笑みながら言う

「会うのが1番か・・・」

エターナリアが呟くとレインはすぐに呼び出す


鎧を着た女が入ってくる

「御会い出来て光栄に思います。クレセント様、先の戦争にて、我が王国の過ちの数々伺いました・・・全ては王族と貴族の過ちです」

女将軍は頭を下げながら言う

「呼ばれた際ワザワザ鎧を着たいと言ったのは何故だ?」

「処刑の順番なら鎧を着て終わりにしたかったからです。どの様な辱しめも罪状も全てこの身で受けます。民の平和をお守りください」

頭を下げながら言う

「何故助命を嘆願しない?」

「これでも王族です。1人でも残れば、担ぎ上げ動乱の火種になります。」

「そうすると妹もお前の目の前で処刑されるぞ!惨めな辱しめを与えるかも知れんぞ」

「覚悟は出来ています。お頼み出来るのなら、妹は痛みに苦しまないように処刑してください、お願いします。その代わり私はどんな惨めな辱しめも受けます」

真剣な目付きで言う

「妹も連れてこい」

エターナリアが言うと妹も連れてくる

「アーナ・・・」

「アジェリナ御姉様・・・」

女将軍と妹は目を合わせると涙目になる

「聞くが助命はしないのだな」

「王族で有るからには、覚悟は出来ています。」

妹は真剣に言う

「本当にどんなむごい処刑にするかも知れないぞ」

「構いません・・・出来れば御姉様だけでも武人として処刑をお願いします。」

妹が真剣に言う

「そうか・・・・」

エターナリアは考え始める

「1番酷い処刑にする、地獄を味わうが良い」

「解りました」

「今から服を全部脱げ!罪人共の牢屋でタップリ可愛がって貰うが良い!その後両手を砕いて市中で罪人共に犯されながら死んでいくと良い」

エターナリアが言うと妹は震えながら涙を流すと服を脱ぎ始める

「御姉様には見せないでください・・・」

妹は泣きながら言うと頭を下げる

「クレセント!!」

女将軍は震えながらエターナリアを睨み涙を流す

「どうした?言いたい事が有れば聞こう」

「クレセント!!最低の処刑を!!人の尊厳を踏みにじるなど!!」

「それが王族のしてきた事だ!特に王子はな!」

「ならば!!妹ではなく!私からやれ!!」

女将軍は言うと鎧と服を脱ぎ始める

「本当に助命だけは求めないだな・・・」

エターナリアが呟く

「助命等して民にまた戦争の犠牲にさせる訳にいかない!!」

女将軍は涙を流しながら言う

「わかった・・・レインこの2人奴隷にする良いか?」

「御主人様が言われるのであれば、それで良いと思います。」

レインが微笑みながら言う

「奴隷!!貴様・・・奴隷にしてから処刑をするのか!!自害出来ない様にしてから!!人でなし!!」

女将軍が震えながら言うと妹は大粒の涙を流して床を濡らし始める

「逃げることも死ぬ事も出来ないで永遠に苦しむが良い」

エターナリアが微笑みながら言う

「アーナ・・・すまない」

女将軍は妹の首を絞め始めるとクリスが女将軍の手を無理矢理どかして押さえ付ける

「妹だけでも苦しまないで死なせてください!!お願いします!」

女将軍が大声で言う

「ん?勘違いしてないか?奴隷にすると言っただろ!奴隷として生かしてやる」

「は?・・・・何故だ!」

「お前達に子供が出来なければ、それで良い!それに俺の奴隷なら簡単に手出しは出来ない!俺に喧嘩売って勝つ自信が有るなら別だがな」

エターナリアが笑いながら言う

「え!・・・・」

「クリスもう放して大丈夫だ」

エターナリアが言うとクリスは女将軍を離す

「・・・・」

女将軍は呆然としている

「クレセント様何故ですか?何故生かすのですか?」

アーナが言う

「お前達に非は無い!まさか本当に服を脱ぐとは思わなかったからな・・・姉妹愛も良い!死なすには勿体無い性格だ!」

「え!それで国が乱れれば、あなたは最大の敵を手元に置くのですか?」

「そんなに王位が欲しければ、女王にしてやる、やるか?」

「え?・・・・どうして!!侵略したのですか!!」

「喧嘩売られたから買っただけだ!それ以外に無い!!女将軍!お前が傀儡の女王になれば家に早く帰れるがなるか?」

エターナリアが笑顔で言うとレインが笑い始める

「え!!!そんな!!そんな事で国が成り立つ訳が無い!!」

アジェリナが怒鳴る

「王なんて飾りだ!民の生活が安定すれば、民は幸せになる!それだけだ!」

「・・・・・民の幸せ」

アジェリナは座り込みアーナを見る

「アジェリナ御姉様・・・もう言う通り奴隷になりましょう・・・」

「アーナ・・・クレセント様の盾となり一生この身使ってください・・・クレセント様」

アジェリナが言うとアーナも頭を下げる

「取り敢えず服を着なさい奴隷商人に見せられない」

エターナリアが言うとアジェリナは自分の格好を見て真っ赤になって慌て出すとアーナも真っ赤になって涙目で服を着る

「落ち着いたら奴隷商人を呼ぶが良いか?」

「ありがとうございます・・・・」

アジェリナとアーナは真っ赤になったまま黙り込むと奴隷商人に犯罪者奴隷にして貰いエターナリアの所有とする

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