第20話 ケシルとミシルの訓練

翌日ケシルとミシルとアニタとレインを連れて迷宮に向かう、エニスとリリスとクーラは裁縫と旅の準備と宿屋で料理の手伝いをして貰う事にしている

「ケシルとミシルは迷宮はじめてだよね」

「はい!ご主人様」

「アニタとレインは後方の警戒を頼むね」

「畏まりました」

迷宮の2層でワームを軽く殴り、その後にケシルの槍とミシルの剣でトドメを討たせながら進み2層を一周する

「2人とも慣れてきたみたいだね」

「簡単に倒せるなんて思ってなかったです」

4層に移動して同じようにバッタを殴り2人にトドメを討たせ一周する

「ケシルとミシル、疲れたようだね」

「すいません疲れましたがまだ大丈夫です」

「アニタ時間はまだ大丈夫かな?」

「大丈夫です」

「全員で素手で倒し回ろうか?」

「良いですね」

アニタは笑いレインもニッコリする

「素手で倒すのですか?」

ケシルが言うとミシルは不安そうにエターナリアを見る

「頑張ろうね」

エターナリアの笑顔にミシルは泣きそうになるがバッタを見つけたアニタが一撃で倒して見せるとケシルが驚きながら

「一撃で・・・」

「次にいこう」

アニタは歩きだすが

「5層で遊ぼうか?」

「畏まりました」

アニタはニッコリ笑う

5層でアニタはアントを見付け次第一撃で倒しはじめ時々瀕死のアント、ケシルとミシルが殴り倒していく

「アニタ楽しそうにだね」

「楽しそうだねご主人様」

レインは微笑んでいる、エターナリアはケシルとミシルの職業を(闘士)にして、倒し続けさせ、アントが全滅した後魔石を拾い集める

「ケシル、ミシルそろそろ帰ろうか?」

「はい!畏まりました」

レインが微笑みながら2人に回復魔法をかけてから帰る事にする、迷宮を出て冒険者ギルドに寄りケシルとミシルの冒険者登録をさせて宿屋に帰る

「ご主人様何故私とミシルに素手で戦わせたのですか?」

「ケシルとミシルには格闘と剣と槍を鍛えてもらうよそうでないと馬車は守り抜けないからね」

「解りました、ご主人様の命令で有れば何でもします」

「クスクス、すぐに鍛えるのが好きになりますよ」

レインが言うと

「ご主人様の言っていることは最初は解りませんが、理由が解った時驚きますよ」

アニタも笑いだす


7日間訓練に続けてケシルとミシルは(獣戦士)に転職した、そして今日からは全員でドラゴン討伐も再開することになった

「ケシルとミシル無理はしないようにね」

「はい解りました」

迷宮にはいり20層に向かう

アニタとエニスが次々と倒して進んで20層に到達し大部屋に到着する

「ケシル、ミシル良く見ておきなさい、ご主人様の本気の一部見れる幸せを」

レインが微笑みながら言うと

「え?本気の一部?」

ケシルとミシルは大剣を片手に歩いていくエターナリアを見る、そしてリザードを一撃で斬り捨て始める

「え?1人で!!援護しないと!!」

ケシルは走りはじめようとするがクーラに腕を捕まれ

「よーく見ていなさい!!あなた達の目標を!」

ケシルは驚きエターナリアを見ると笑顔で次々と斬り捨て続けている、そして最後の一匹を斬り捨て周りを確認してから、戻って来て

「大きいの出なかった残念」

「戦闘狂!毎回デカイの出たら面倒です」

エニスは笑いながら言い、魔石を拾いにいく

「ケシル、ミシルどうだった?」

「ご主人様凄すぎてなんて言ったら良いか解りません」

「こんなに強かったですね、その護衛なんているのですか?」

ケシルとミシルはそう言ってまだ信じられない様な顔をしている

「このぐらいいつもの事だから、それにケシルとミシルは馬車と財産の護衛だからね」

エターナリアは笑いながら言う、アニタ達は先に魔石と革を拾い終り、21層に向かう事にする、そしてドラゴンがいるのを確認してから全員で攻撃をするため突撃する

「え?大きなリザード?」

ケシルはそう言いながら攻撃するミシルも攻撃をすると[ガォーー!!]ドラゴンは咆哮をあげて口に火が集まるがエターナリアの大剣がその首を一刀両断してドラゴンは黒い霧になって消えていくが口の火が結晶かして地面に落ちていく、霧が晴れていくとそこには鱗と魔石と赤い結晶と槍が落ちている

「ドロップアイテム?」

クーラは鑑定しながら拾ってくる

「ドラゴンランスと火の魔法珠ですね」

クーラがそう言って渡してくる

「魔法珠はエニスが持っていて、槍はしばらく使っていなかったから少し使ってみるかな?」

エターナリアは魔法珠をエニスに渡す

「え?私を魔法使いに?」

「好きにして良いよ」

「大事に預かっておくね」

エニスは笑顔でしまい、20層に戻って、エターナリアは槍でリザードを殲滅し始める、そして大部屋でリザードを全滅させて

「凄い槍こんな槍もあるんだね」

エターナリアの感想に

「戦闘狂!凄すぎるから槍も凄いだけ!」

エニスはそう言って魔石を拾い集める

「まだ荷物は余裕有るかな?」

「まだ大丈夫です」

「じゃあ19層を殲滅してみる?」

「お伴いたします」

アニタは笑顔で言うとみんな歩きだしている、そして大蛇を瀕死にさせてからみんなで狩り続け一つの部屋の前にくると

「大量の気配があります」

アニタは警戒すると大部屋の中には大蛇の大群がいる

「やりがえがあるね、本気で殲滅しよう」

エターナリアが笑顔で言うと

「ケシル、ミシル戦闘狂には逃げるという思考が無いので覚悟してくださいね」

「え?まさかこれと戦う気ですか?」

ミシルが不安そうに言うがエニスが笑いながら

「このぐらい敵じゃないと言い出しますよ」

エターナリアがアニタと2人で突撃していくと次々と黒い霧に変わっていく、そして全員が次々と大蛇を倒していくが、突如大きな大蛇が現れる

「アナコンダ!!」

アナコンダは噛みつきにくるがエターナリアはかわす、そして槍で反撃するが黒い煙をあげながら動き続ける、全員の攻撃するがまるで弱らない、エターナリアは槍をレインに渡して、ドラゴンソードに持ちかえ次々と斬り刻むがアナコンダは噛みつきにくる、そしてエターナリアの渾身の一撃で噛みつきにきた所、顔を真っ二つに切り裂きアナコンダは黒い霧になって消えていく

「結構強かったね」

エターナリアの言葉にエニスが

「ドラゴン以上に強かったでしょ!!」

「ドラゴンよりやりにくかった、だけだよ」

「戦闘狂からしたら誤差の範囲・・・・」

エニスが苦笑いしている

「ご主人様ドロップアイテムです」

「アナコンダの革と斧?」

「アナコンダの戦斧です」

「クーラしばらく使ってみて」

「え?私ですか?」

「他に使いたい人がいたらかしてあげてね」

「畏まりました」

魔石と大蛇の革を拾い終り

「じゃあこのぐらいで帰るかな?」

「帰りましょう」

エニスは笑顔で言う

迷宮を出て冒険者ギルドに向かい

「買取りをお願いします」

「奥へどうぞ」

「今日はどのぐらい買い取りましょうか?」

魔石と革を大量にテーブルに置いていくと職員は魔石の数を数えて革の数も数え始める

「こちらの革は?」

「19層の大蛇の革ですよ」

「大蛇の革ですか・・・」

「こちらの魔石は?」

「アナコンダの魔石です大蛇の化物です」

「階層主・・・支部長を呼んできます」

職員は部屋を出てケーレストを呼んで戻ってくる

「また階層主ですか、今度は大蛇の化物アナコンダですか、大蛇の革は結構高価で取引されていますので買い取りもしています」

「大蛇も狩るようにしますね」

「後ろの2人は新人ですか?」

「ケシルとミシルです今は鍛え上げている最中です」

「今回は一緒に討伐しているので、階層主討伐の証とドラゴンバスターの証を授けます」

全員のギルドカードに階層主討伐の証を書き込んでいく

「16層以降の魔石が1450個で金貨145枚とリザードの革は750枚で金貨150枚と大蛇の革が152枚で金貨45枚と銀貨6枚ですドラゴンとアナコンダの魔石はオークションに出します」

「口座で預かって置いてください」

「わかりました」

「もう少ししたら王都に行きたいので、紹介状お願いしても良いですか?」

「わかりました、これをどうぞ」

ケーレストは紹介状をエターナリアに渡す

「ありがとうございます、ではこれで失礼します」

エターナリア達は宿屋に帰る事にする

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