第266話 帰還と報告

王都を出発しようとすると、騎士が護衛にやってくる

「クエールバスコまで護衛します。この数だと、町を通れません」

騎士が真剣に言う

「あ!! そうですね、宜しくお願いします」

エターナリアが笑顔で言うと、王都を出てクエールバスコに向けて出発する


町や村は、騎士が説明しながら進み、クエールバスコに到着する

「あ!! 馬車が沢山!!」

アニタが身を乗り出して叫ぶ

「もしかして、商談会の前日か?」

エターナリアが呟く

「そう言えば、この頃、帰って来る時、商談会の前日ばかりです。」

ケシルが微笑みながら言う


騎士が説明に行くと、門番を連れて戻ってくると、急いで馬車を確認してから

「アーガナルド商会ですね! お帰りなさい! 横を通りください」

門番が笑顔で言う

「この列は? 商談会?」

「もうなれました!」

門番が笑顔で言うと、馬車の列の横を通り抜けて、門に到着する

「お帰りなさい! 事情は聞いていますが・・・凄い軍勢です」

門番の隊長が笑顔で言うと門から入り、屋敷に向かう


屋敷に到着すると、警備担当が笑顔で屋敷に知らせに行く

「御主人様!! お帰りなさい!!」

侍女が笑顔で出迎えてくれる

「何か変わった事は?」

エターナリアが笑顔で聞く

「奥様達は、奥の屋敷に移動しました! あちらです」

侍女が案内してくれる

「エター!!! 」

エニスが笑顔で叫ぶ

「御主人様!! お帰りなさい!!」

レインも大声で言う

「エニス! レイン!ただいま!!遅くなってごめん」

エターナリアが笑顔で言うと、エニスが抱き付いて涙を流し始める

「無事に帰ってきた・・・良かった」

エニスが小声で言う

「エニス」

エターナリアが優しく抱き締めると、レインが涙を堪えながら、見ている

「レイン」

エターナリアがレインに言うと、レインがエニスの後ろから抱き付く

「御主人様、お帰りなさい・・・」

レインが呟くとエターナリアが頭を撫でる


部屋に行く

「エター、ユーリスです。可愛いですよね」

エニスが笑顔で言うと、エターナリアが抱き抱えて

「ただいま、ユーリス」

満面の笑顔で呟くと、みんな微笑んでいる

「アランです」

レインが、笑顔で抱き抱えている、赤ちゃんの顔を見せる

「アランただいま」

エターナリアが満面の笑顔で言う


日が暮れるまで、ゆっくりすると、エリスナ達が帰ってくる

「御主人様、お帰りなさい」

エリスナが笑顔で言う

「エリスナ何か変わった事は?」

エターナリアが笑顔で聞く

「何も無いですが・・・ユーリス様の祝いを数人から受けました」

エリスナが言うと、後ろでトリスナが微笑んでいる

「わかった、平和で良かったよ」

エターナリアが微笑みながら言うと、リビングに向かい、旅の内容を説明する事にする

「簡単に言えば、暗黒大陸まで行き、魔王と魔族を叩き潰して、大魔王と暗黒神の化身を倒してきた」

エターナリアが笑顔で言う

「は? 最後にまた暗黒神の化身を倒してきた?」

エニスが苦笑いする

「御主人様は、暗黒神の化身と激戦に勝利しました。物凄い戦いに、私達は避難しましたが、衝撃波で、暗黒神殿を消滅しました」

クリスが説明する

「本気の戦いなんて久しぶりだったよ」

エターナリアが笑顔で言う

「御主人様の本気は危険です。聖龍王からの差し入れの酒を飲んで、酔っぱらい、イキナリ山を消し飛ばしました。絶対、酒を飲ませたらいけない人だと、聖龍王と一致しました。」

キャスカが真剣に言う

「え!! 山を吹き飛ばした!! エター何をしたの!!」

エニスがエターナリアを見て言う

「記憶に無い・・・」

エターナリアが苦笑いする

「御主人様、何か魔法でも使ったのですか?」

レインが考えながら聞く

「あ!! 神滅波なら吹き飛ばせるかも」

エターナリアが笑顔で言う

「神滅波? どの様な魔法ですか?」

「神を滅する魔法だよ!! 暗黒神の化身は、神滅の一撃で倒したから」

「え? 神を滅する魔法? どのぐらいの威力か解りません」

レインが苦笑いする

「異空間に本気で放ったら、空間が歪むぐらいかな?」

エターナリアが笑顔で言う

「・・・エター!! エターのせい!! あの物凄い音は!!」

エニスが叫ぶ

「アランが生まれた日の、あの爆発音・・・」

レインが呟く

「あの音以来、魔物が怯えていましたが・・・御主人様が原因だったなんて・・・」

エリスナが苦笑いする

「え? 暗黒大陸からここまで伝わっていたの!」

エターナリアが驚いている

「御主人様・・・激戦が解りました・・・どのぐらい強くなったのですか?」

レインが苦笑いする

「え? えーと、全能者がレベル846になっているね、ギリギリだったから、スキルも沢山取得して対抗したよ」

「え? どのぐらい強いのか解らない」

エニスが苦笑いする

「みんなの8倍ぐらいかな?」

「もう聞かない方が良いですね」

レインが苦笑いすると、みんな頷いている


「他に報告する事は?」

エニスが真剣に聞く

「えーと、どこから話せば良いかな? 簡単に言うと、隣国の王都のゴブリンと情けない鎧を倒して、王都を奪還してから、緑龍王をボコって、従属させて、緑玉達を奴隷にして、ビレストニカ王国王都をゴブリンから奪還したら、喧嘩売られて、ビレストニカ王国を潰して、王子を奴隷にして、統治させて、ベレゼレストリア王国でゾンビを殲滅して、レビレーセルク王国の王都に攻め寄せたゾンビを殲滅してから、レインが手配してくれた、黒龍連合の船に乗り、暗黒大陸に向かい、小さい港町で魔族を叩き潰して、魔王城に向かい、魔王を倒して、魔王の子供を奴隷にしてから、大魔王に喧嘩売られて、暗黒神殿に向かい、途中襲ってきた、魔龍王と魔龍を殲滅して、暗黒神殿で戦って、聖龍の馬鹿を叩き潰して、帰りに暗黒大陸の最大の町で船を貰って、帰りに、レビレーセルクで、3ヶ国連合軍に喧嘩売られたから、叩き潰して、セリカに降伏勧告に行かせて、ヘルカイドル・リーゼス王国で、重臣に喧嘩売られたから、叩き潰して、攻めてきた公爵連合軍をムカついたから、叩き潰して帰ってきたよ! 詳細は、クリス説明してね」

エターナリアが笑顔で言う

「エター・・・征服してくるな!!戦闘狂!!」

エニスが苦笑いして言う

「大体予想通りですが・・・緑玉は何ですか?」

レインが考えながら呟く

「グリーンドラゴンで、戦力になるように、鍛えたよ、古龍になったから、結構強いよ」

エターナリアが笑顔で言うと、クリスが説明する

「流石御主人様です。御主人様を怒らせるとグリーンドラゴンが援軍に来るのですね」

レインが笑顔で言う

「エリスナ幹部を鍛えるから、各国に送り込んで、交易しようね」

エターナリアが笑顔で言う

「はい!!御主人様、友好的に支部が出来れば良いです。」

エリスナが笑顔で言う

「エリスナ、これが3ヶ国の簡易商会の証です」

クリスとセリカが笑顔で差し出す

「は? これって・・・商業ギルドに与えられる証ですよね・・・え?何故?」

エリスナが苦笑いする

「え? 国王が支配下だからだね・・・文句言えるの誰かいるかな?」

「エター!! なんて言った!! 支配下!!」

エニスが大声をあげる

「御主人様は断っていましたが、4ヶ国は、御主人様の子供を国王として、統治を願っています」

クリスが笑顔で言う

「完全に征服したから・・・エター有名になるな!!」

エニスが真剣に言う

「え? 名前は名乗ってないよ、ヘリセウスと言う名を使ったから、有名にならないよ」

エターナリアが笑顔で言う

「クスクス、御主人様です」

レインが笑顔で言う

「え? 良いの? 有名にならないなら良いね!」

エニスが笑顔で言う

「御主人様が旅をしたら、このぐらい当たり前です! どんどん規模が大きくなっています」

エリスナが微笑む

「あぎゃーーあぎゃーー」

ユーリスが泣き声が聞こえる

「エニス様お腹が空いたのだと思います」

ジーナが呼びに来る

「はい、ユーリス今行きますよ」

エニスが笑顔で言うと、出ていくと、エターナリアとレインも見に行く

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