第133話 平和な1日?

「エターナリア殿次は商業ギルドマスターも話したいと来ているがどうする?」

王国兵士隊長が苦笑いしている

「仕方ないね」

エターナリアが呟くと商業ギルドマスターが入ってくる

「エターナリア様王都の上位の商会が12軒も取引不能になっています、どうにか再開する為に代表達を釈放をしては貰えませんか?」

商業ギルドマスターが言う

「断ります!大体不正や犯罪者を野放しにする時点で間違っています!元々当人達がやったことです」

「そうなのですが・・・公爵様が何とかしろと言われていまして・・・」

「国王陛下に掛け合ってください」

「え!ここ国王陛下に!!不可能です」

商業ギルドマスターが慌て出す

「既に国王陛下が怒っています!愚か者しかいない商業ギルドと犯罪者を生む体制に!本来なら商業ギルドは取り潰しになっても仕方ない状況ですよ!!」

エターナリアがいう

「既に陛下まで知っているのか・・・免罪は不可能なのですね・・・」

「これ以上状況が悪くならない様に気を付けてくださいね、既に監視されていますから・・・」

エターナリアが苦笑いしながら隊長を見る

「その通りだな・・・王宮から報告を詳しくするように言われている」

隊長が苦笑いしながら言う

「わかりました・・・・」

商業ギルドマスターはガッカリして帰っていく


「これは公爵が横やりですね」

「その様だな・・・」

「不正を詳しく調べた方がよろしいですね、多分隠されている不正も有りますね」

エターナリアが微笑みながら言う

「気合いをいれるしかないか・・・公爵でも今回は文句の付けようが無いからな!」

隊長が言うと考えはじめている

「自分は奴隷達を連れて商会に帰りますね!調査は確実にしてくださいね」

エターナリアはそう言うと商会に奴隷達を連れて帰る


「御主人様!お帰りなさいませ」

「結構人が来たのだな」

「理由は解りませんが買い取り依頼が沢山有りました、結構良い商品も沢山有ります」

「その調子で頑張ってくれ」

エターナリアはそう言うと奥の部屋に行く

「御主人様!!」

ステラが笑顔で迎え入れてくれる

「ステラ商会の護衛奴隷が増えたから、使ってくれ!獣王等もいるから多少の護衛にはなると思うから」

エターナリアが笑顔で言う

「え?じじ獣王!凄い実力者が!!」

ステラが驚く

「獣王ごとき驚く程でないぞ」

「獣王ごとき?・・・御主人様が強いだけです、獣王と言えば獣人最強ですよ」

「ん?獣王等沢山いるぞ!商隊の護衛の獣人は全員獣王だぞ!」

「え?・・・はぁーー!!」

ステラが目を見開いて驚いている

「ケシルとミシルは獣王神だから最強は獣王神だぞ!」

「え?・・・・」

「内緒だぞ」

エターナリアがほほ笑みながら言う

「はい!畏まりました御主人様」

ステラは苦笑いしながら言う

「しかし住む場所が少ないか・・・どこか屋敷を買わないといけないな」

エターナリアが苦笑いしながら呟く

「どこか屋敷を引き渡して貰うしか無いですね」

レインが微笑みながら言う

「そうだな、次に隊長に会った時に聞くか・・・」

「御主人様それがよろしいと思います」

レインが微笑みながら言う

護衛奴隷達はステラに任せてエターナリア達は帰る事にする


「御主人様、暇ですので、オルクスさんに会いませんか?毛皮が有りますのでどうですか?」

レインが笑顔で言うとエターナリアは毛皮を出して袋に詰めてからオルクスに会いに行く

「いらっしゃいませ」

店員奴隷が言う

「オルクスはいるかな?」

「店主は会わな・・・・エターナリア様!!」

店員奴隷が思い出して慌てて奥にいく

「エターナリア殿お久しぶりです」

オルクスと娘が出てくる

「王都に来ていたので、挨拶に寄りました」

「エターナリア殿のお陰で商売は順調です、ブラックリザードの鞄は非常に高く売れました、こちらは代金です」

金貨の袋を差し出すとエターナリアは中を確認してから金貨10枚を抜いて返す

「多いのでお返しします」

エターナリアがほほ笑みながら言う

「え!しかし沢山儲けてよろしいのですか?」

「お金に困っていないから良いよ、後今回は王都の迷宮に潜ったので毛皮を渡しておきますね」

エターナリアが笑顔で言うとクリスが袋を置くとオルクスが中を確認する

「この手触り!こっちも!これは!!この革は!!」

オルクスは毛皮を確認していく

「どうですか?」

「こんな素晴らしい毛皮良いコートが出来ます」

「素晴らしいコートを作ってください」

エターナリアが笑顔で言うと帰る事にするとオルクスと娘は頭を下げながら見送ってくれる


帰り途中エニス達を見付ける

「美味しそうな物食べているね」

エターナリアが笑顔でエニスに言う

「あ!エター!用事終わったんだ!」

「エニスは何か良いこと有ったのかな?」

「これ見て!魔導書見つかったよ!本屋さんが知り合いから譲って貰ったと言っていた!」

エニスが笑顔で言うとリリスとキャスカが笑顔で見せてくれる

「中々良い本だね、知り合いから買い取ったと言う事は紹介してくれないかな?」

エターナリアが言う

「もう一回行ってみよ!」

エニスが言うとみんなで本屋さんにいくと簡単に紹介してくれる事になり、本屋さんと一緒に一軒の家に着くと若い夫婦が出てきて本屋が説明をしてくれる

「本を買い取ってくれるのですねありがとうございます」

夫婦が笑顔で言うと本がある部屋に案内してくれる

「凄い量ですね」

「実は亡くなった祖父の物ですが、私達では何が書いてあるのか解りませんのでただ邪魔です、出来れば全部引き取って欲しいぐらいです」

夫婦が笑顔で言うとリリスとキャスカが本を見ていく

「御主人様!本当に色々な本が有ります!」

リリスとキャスカが笑顔で言う

「因みに全部でどのぐらいで売りたいと思っていますか?」

エターナリアがほほ笑みながら言う

「価値は解りませんが出来れば金貨10枚ぐらいだったら全部譲ります」

夫婦が相談しながら言うと本屋さんが考えながら夫婦に話をしている

「決まりましたか?」

エターナリアが笑顔で言う

「はい、全部で100冊は有りますが欲しい人が殆どいませんので金貨12枚以上でどうですか?」

本屋さんが笑顔で言う

「金貨15枚で買い取りますが他に買い取って欲しいものは有りますか?」

「え!本当にそんな高額でよろしいのですか!!」

夫婦は笑顔で喜んでいるとケシルが馬車を取りに向かい、本棚の本を全部馬車に積むと金貨を手渡して確認して貰う

「本当にありがとうございます、こんな大金になるなんて本当にありがとうございます」

夫婦が笑顔で言う

「こちらこそ、まとまった魔導書探す必要が無くなりました、ありがとうございます」

エターナリアが笑顔で言うと宿屋に帰る事にする


宿屋に帰りリリスとキャスカとエニスは魔導書を読み始める

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