第121話 決闘

馬車からカルセトが降りてくる

「エターナリア様・・・」

カルセトは青ざめて言うと

「やっと会えたな!!エターナリア!!貴様のせいで大変な目に有ったぞ!!覚悟しろ!!」

代理人が降りてくると怒鳴ると

「エターナリア殿・・・」

ブロスカが降りてくると後ろから着飾った男が降りてくる

「エターナリアだな!!我がエレストニ子爵家を敵に回した事を覚悟しろ!!」

エレストニ子爵が言うともう一人の男も笑っている

「よくも夫を牢獄送りにしてくれましたね!!覚悟して貰います」

女性が降りてくると睨め付けている


「エレストニ子爵様ですね、早速借金返済に来たのですね、良かったです」

エターナリアは笑顔で言うと

「返す訳無いだろ!!フハハハハ!!決闘だ!!叩き潰す!!」

エレストニ子爵が言うと回りの全員が

「決闘だ!!覚悟しろ!!!!」

全員が言うと

「つまらないから、断っても良いのかな?」

エターナリアが王国兵士に聞くと

「相手が貴族なので無理です・・・エターナリア様が逃げても無駄です」

王国兵士が苦笑いすると

「エターナリア様は断る権限が有ります、王家の紋章を持っていますので」

馬車からレストリアが降りて言う

「なんだ!!小娘何を冗談を!!!死にたいのか!!」

エレストニ子爵が笑いながら言うと

「レストリア様お久しぶりです」

エターナリアが笑顔で挨拶をする

「レストリア?どこかで聞いたような・・・・」

「レストリア姫様!!」

トレイソルト伯爵が青ざめて言うと

「え!!!レストリア姫様!!申し訳ありませんでした」

エレストニ子爵が青ざめて言うと

「エターナリア様どうしてこんな事に?」

「借金を踏み倒そうとエレストニ子爵がしているのとクエールバスコ公爵家を乗っ取り失敗しただけですね、トレイソルト伯爵家はエレストニ子爵と一緒になって支部からの借金を隠そうとしている可能性が有りますね、そこの代理人は自分の思い通りにならないで決闘と言うリンチをするのが好きなようですね、ケルトイス商会はリザードの革欲しさに強盗、暴行、殺人未遂をしようとしただけですね、それ以前にも何件か強盗殺人の余罪も判明しています」

エターナリアが微笑みながら言うと

「エターナリア様・・・もしかして喧嘩売られるのを待っていましたか?」

レストリアが苦笑いして言うと

「レストリア姫様が立会人して貰えますか?」

エターナリアが微笑みながら言うと

「解りましたが・・・大臣の使いは何故ここに?」

レストリアが言うと馬車から苦笑いした青年が降りてくる

「はじめまして、先日のビレトニア・ハンストの町の件でお話が有って来ましたが、この顔ぶれは予想外でした」

青年が苦笑いしていると

「今度落ち着いたら訪問する方向でよろしいでしょうか?」

エターナリアが微笑みながら言うと

「よろしくお願いします、もし不利益が生じるなら援護します」

青年が微笑む


「まだ逃げ出して無かったのですね、決闘は今から王国兵士の兵舎で行いますか?」

エターナリアが言うと

「エターナリア様相手が相手ですから人数が多くなりますので・・・隊長に相談したいです」

王国兵士が苦笑いしている

「この場合はどんな決闘になるのですか?」

「多分、エレストニ子爵の兵士が沢山来ると思いますのでエターナリア様も配下の奴隷も参加可能です・・・」

王国兵士が青ざめている

「掛け金は?」

「貴族相手なので相手は希望の物を指定できます、エターナリア様はいつも通り掛け金を設定出来ます」

王国兵士が青ざめながら説明すると王国兵士が隊長を呼びに行く


王国兵士隊長は必死に決闘を辞めるように説得するが誰一人応じなかった、そして2日後王都の外に王国兵士が囲んで決闘が開かれる事になる

「ワハハハ!逃げずにやってくるとは覚悟は出来ているな!!」

エレストニ子爵が笑うと全員笑っている

「結構人を集めましたね」

エターナリアが笑顔で言う

「さっさと決闘を始めるぞ!!」

エレストニ子爵が言うと

「これより、エターナリア殿達対エレストニ子爵、トレイソルト伯爵、代理人、ケルトイス商会の決闘を執り行う!今回は団体戦で執り行われる!対価はエレストニ子爵達は各人に金貨10000枚と借金帳消しで間違えないな!!」

「間違えない!!」

「エターナリア殿の対価はギルトの口座に預かって貰っている金貨分で良いな!」

「間違え有りません」

エターナリアが微笑みながら言う

「金貨の総額ですが・・・金貨約23万枚分になります・・・」

冒険者ギルド支部長が苦笑いして言う

「は!!!!!」

エレストニ子爵達は青ざめると

「逃げ出します?」

エターナリアが微笑むと

「負けるわけが無い!!愚か者め!!見せ金で驚いただけだ!!」

エレストニ子爵達が叫ぶと

「仕方ないね、地獄に落ちてください」

エターナリアが微笑みながら言う

「愚か者だな!皆のもの準備は良いな!!」

エレストニ子爵が言うと兵士達が叫ぶ(おぅ!!!)


「この数凄いね」

エターナリアが微笑むと

「全滅させて良いのですか?楽しみです」

アニタが尻尾を振りながら言うと

「みんなの分も残してよ」

エターナリアが笑うとみんな笑い出す

「エターナリア様・・・本当に申し訳ありませんでした」

カルセトが涙を流しながら言う

「後で責任は取って貰います」

レインが睨め付けて言う


「双方準備は出来たな!!始め!!!」

王国兵士隊長が言うとエレストニ子爵の兵士達が突撃してくる

「行ってきます!!」

アニタが笑顔で言うとケシルとミシルとセレストリアとアリスが突撃してくと次々と兵士を弾き飛ばして進む、回り込んで来た兵士達はエターナリアに攻撃を仕掛けてくるがクリスとセリカとクーラが弾き飛ばして兵士は気絶させていく

「何をやっている!!早く殺せ!!」

エレストニ子爵が大声で叫ぶと

「みーつーけーたー!」

アニタが笑顔で言うと兵士を子爵の足元に投げ飛ばす

「ぎゃーー!!なんだ!!何をやっている!!早く殺せ!!近寄らすな!!」

エレストニ子爵が慌て出すとアニタが子爵の回りの兵士を次々と骨を砕きながら倒していく


ケシルとミシルはトレイソルト伯爵家の兵士を投げ飛ばしトレイソルト伯爵に直撃すると

「イタイ!!貴様!!許さん!!早く殺せ!たった2人に何をしている!!」

「そろそろ本気で潰します」

ケシルが言うとミシルが微笑みながら次々と兵士の骨を砕いて進むとトレイソルト伯爵を捕まえて両手両足を砕いてから引きずってエターナリアの所に向かい出すと回りの兵士達は一斉にかかってくるが全員返り討ちにしている


「何をしている!!近寄らせるなよ」

代理人が叫ぶとセレストリアが次々と代理人の回りの男達の腕を砕いて全滅させると

「面倒だから死にますか?」

セレストリアが微笑みながら言うと代理人は震えながら

「化物!!近寄るな!!!」

代理人が叫ぶとセレストリアは代理人の腕を持ち投げ飛ばしてから、両腕を折ると両足も砕く

「ギャーーーーーーーーー!!・・・・・」

代理人は気絶する、セレストリアは笑顔でエターナリアの元に引きずって持っていく


アリスはケルトイス商会の男達を殴り倒しながら進み微笑んでいる

「化物!!近寄らないで!!誰か助けて!!」

女が青ざめて叫ぶと

「早く敗けを認めて楽になる?」

アリスが微笑みながら言うと回りの男を全員気絶させる

「化物!!しね!!」

女は隠し持っていた短剣を突き刺しにくるがアリスは笑顔で腕を掴むとへし折り

「ギャーーーーーァーーーー!!」

アリスは微笑みながら服を全て破り捨ててからもう片手をへし折ると女は気絶すると足を持って引きずってエターナリアの所に戻っていく


「御主人様、捕まえてきました!!」

アニタが笑顔で言うと気絶したエレストニ子爵を転がしてエターナリアの前に置くとエレストニ子爵に蹴りをいれる

「エレストニ子爵降参しますか?」

エターナリアが微笑みながら見下すと目を覚ましたエレストニ子爵は

「ばばば化物!!・・・・」

エレストニ子爵は気絶する

「王国兵士さんこの場合はどうなるの?」

エターナリアが聞くと

「御主人様ただいま戻りました」

ケシルとミシルが微笑むとトレイソルト伯爵をエターナリアの前に転がす

「遅くなりました」

セレストリアが代理人を転がす

「遅くなって申し訳ありません」

アリスがケルトイス商会の女を転がす

「全部捕まえたんだねご苦労様」

エターナリアが微笑むと

「弱すぎてつまらなかったです」

アニタが笑うとみんな笑い出す


「全滅を確認した!エターナリア様の勝利とする!!」

王国兵士隊長が宣言する

「こいつらはどうすれば良いのですか?」

エターナリアが聞くと

「司祭殿に来て貰っていますが、こんな早く終わるとは・・・400人相手に・・・・」

隊長が苦笑いすると司祭が回復魔法をかけて回り始める

「強制徴収よろしくお願いしますね」

エターナリアが微笑みながら言う

「まさか・・・本気で徴収するつもりですか?」

「勿論です!後余罪を調べておいてくださいね」

エターナリアが笑顔で言うと

「無効だ!!放せ!!無礼だろ!!!」

エレストニ子爵とトレイソルト伯爵が目を覚まし叫び出す

「黙れ!!双方とも!!正式な決闘に負けた者が騒ぐなど見苦しい!!」

馬車から国王陛下が降りてくる

「ここここ国王陛下!!!」

エレストニ子爵とトレイソルト伯爵が青ざめると

「余が確認した!!すぐに強制徴収を開始せよ!!」

国王陛下が言うと馬車に乗り帰っていく

「そんな・・・・・・」

エレストニ子爵とトレイソルト伯爵は崩れ落ち放心状態になる

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