第254話 暗黒神殿へ
城の中を見て回ると、襲いかかってくる者達を完膚なきまでに叩き潰して、ラスプートスに従う事を約束させていく
「御主人様、どうして、ラスプートスにそんなに過保護な事をするのですか?」
クリスが真剣に聞く
「魔王になるにも、力が必要だからな!! 裏切れば、俺の敵になる!! だから力の差を見せ付け、ラスプートスが魔王になる手伝いをさせる」
エターナリアが笑顔で言う
「御主人様、これで城の中は、全部です。後はあの塔です」
クリスが真剣に言う
「あの部屋は?」
エターナリアが聞く
「武器庫の様です」
クリスが言うと、扉を壊して中を見る
「どうかしましたか?」
「勇者の聖剣残って無いと思ったら、ここに有ったんだね」
エターナリアが笑顔で言うと、クーラが鑑定している
「御主人様、全部聖剣です!! あっちは、聖防具です」
「全部貰っていこう! セリカとクリスとアニタは、聖剣を装備してね」
「聖剣!! これでアンデット倒せる!!」
アニタが笑顔で言うと、剣を見ている
「アニタはあの大剣ね、英雄の剣だからね」
エターナリアが言うと、アニタが持ち剣が輝き出す
「凄いです!! 何でも斬れそうです」
アニタが笑顔で言うと、クリスとセリカがそれぞれ選ぶと、残りは、アイテムボックスにしまう
塔に向かうと、中から威厳の有る魔族が出てくる
「人間ごときに、ここまで蹂躙されるとは・・・情けない!! 我が直々に殺してやろう」
「ん? 魔王より強いね、本当の魔王かな?」
エターナリアが笑顔で言う
「ふっはっはっはっ!! 面白い人間!! ゆっくり地獄を見せてやろう!!」
威厳の有る魔族が言うと、手をかざし黒い玉が出来上がると、エターナリアの、周囲に黒い触手が、エターナリアを取り込もうとする
「またか」
エターナリアが呟くと、聖なるオーラで黒い触手を消滅させる
「本当に人間か? この圧倒的な聖なる力!!」
威厳の有る魔族が言う、エターナリアを爪で突き刺しにくると、エターナリアは、かわしながら、ファルシオンで斬ると、威厳の有る魔族の胴体が両断される
「馬鹿な・・・貴様!! こうなれば・・・我が名ガーゼブの名の元に封印を解かん!!」
威厳の有る魔族が言うと、周囲に黒い触手が現れ魔族の上半身と下半身が繋がると、宙に浮き上がる
「暗黒神殿で貴様らを葬る!! くるが良い!!」
ガーゼブが言うと北に飛んでいく
「あれ? もしかして、逃げられた?」
エターナリアが呟く
「はい、逃げられました!! 御主人様」
アニタが大声で言う
「いきなり逃げるなんて思わなかった」
エターナリアが苦笑いすると、全員苦笑いする
ラスプートスに詳細を聞いてから、出発の準備をすると暗黒神殿を目指して、出発しようとする
「闇の魔物に喰われるが良い!!」
城から出た所で、リッチキングが現れると、周囲に黒い魔物を召喚を始める
「獲物です」
アニタが笑顔で言うと、斬り裂き始める
「アニタの独り占めです」
ケシルが呟く
「順番に訓練だね」
エターナリアが笑顔で言うと、みんな交代で倒し続けている
「馬鹿な・・・何故だ、我が力が通用しない」
リッチキングが弱りながら言う
「面倒だから、消滅する?」
エターナリアが笑顔で言うと、セイラとアーナが浄化を始めると、浄化の淡い光が包み込む
「うぎゃーーーーー!!体が・・・・」
リッチキングの体が維持できなくなり、崩れ落ちて消滅する
「良い訓練台だったね」
エターナリアが笑い始める
「御主人様、ゆっくり殲滅しながら進みますか?」
クリスが笑顔で言う
「そうだね、アンデットは、じっくり倒そう」
エターナリアが笑顔で言うと、みんな笑い始める
暗黒神殿に向かって進むと、ドラゴン達が向かってくる
「御主人様!! ドラゴンです!! 叩き潰します!!」
アニタが笑顔で言う
「そうだね、緑玉にも聞きたいけど、到着にどのぐらい掛かるか・・・」
エターナリアが呟くと笛を吹く
魔竜達が、襲いかかってくると、みんなが容赦なく斬り倒していると、大きなドラゴンが襲いかかると、翼を斬り地面に着地させる
「グギャーーーー!人間!! 我が翼を!!」
魔竜が怒りにエターナリアを見る
「楽しんでいても仕方無いから、緑玉は知っているか?」
「人間消滅しろ!!」
魔竜が口に炎を溜めると、エターナリアが頭を斬ると頭が真っ二つになり、動かなくなる
「御主人様、本気で斬った?」
アニタが笑顔で言う
「炎は面倒だからね」
エターナリアが笑い始める
「緑玉が何て言うでしょうか?」
ケシルが苦笑いすると、南の空にドラゴンの影が見えてくる
「既に殲滅か・・・あの魔竜王が情けない」
緑玉がいうと、魔竜を見ている
「すまなかった! 魔竜は倒して良いと、聞いていたから、倒しちゃった!!」
エターナリアが笑顔で言う
「我が主の敵になったら、全て滅びる・・・」
緑玉がエターナリアを見て言う
「こいつらの剥ぎ取りしても良いよね」
「我が主の、好きにしてください」
緑玉が真剣に言うと、空を見上げる
護衛達が、剥ぎ取りを始めると、アイテムボックスに入れていく
「御主人様、ドラゴン弱かったです」
アニタが笑顔で言う
「アニタ倒しすぎたね、襲ってこなかったら、全滅しないのにね」
「はい、御主人様!!」
アニタが笑顔で尻尾を振っている
「御主人様、魔竜の肉のステーキです。」
アルセリカが笑顔で持ってくると、みんなで食べ始める
「旨い!! 沢山狩りたい!!」
アニタが目を輝かせて言う
「アニタ殲滅させたら、もう食べれないよ」
エターナリアが笑顔で言う
「そうでした!! 」
アニタが笑顔で緑玉を見る
「え? 私は食べないでください!!!」
緑玉が震え出すと、全員笑い始める
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