第165話 アドルフとアゼリカナ

アゼリカナと話し合いも終わりアドルフが心配でやってくる

「アドルフどうした?」

「中々戻ってこないので・・・」

「話し合いは終わったが女性の話しは長いからな!」

エターナリアが微笑みながら言う

「それはそうですが・・・え!まさか!!」

「アドルフお兄様お久しぶりです」

アリスが笑顔で子供を膝に乗せながら言う

「アリス!!何故ここに!」

「御主人様から離れませんから!」

「は?・・・・・」

アドルフはエターナリアを見て苦笑いしている

「お前達が逆らったらアリスが皆殺しにするそうだ!気を付けろよ」

エターナリアが笑いながら言う

「アドルフ・・・頑張りなさい!最初から勝てる見込みは無かったと解りました」

アゼリカナが笑いながら言う

「そう言う事です!アドルフお兄様!」

アリスが笑いながら言う

「因みに連絡と相談は全部アリスにする事!」

エターナリアが笑いながら言う

「俺には拒否権は無いのか?」

アドルフが苦笑いしている

「御主人様の言うことが絶対です!!」

アリスが笑いながら言う

「クスクス・・・アドルフもう勝てないですよ!逆らったら子供達も敵に回します」

アゼリカナが笑いながら言う

「・・・・・・・」

アドルフは苦笑いしてエターナリアを見る

「重臣に説明をよろしくね」

エターナリアが笑いながら言うとアドルフは呆然としている

「何て説明すれば・・・・」

「アドルフ!クレセント様に逆らうな!クレセント様に面倒事を持ち込むな!クレセント様に喧嘩売るな!!民を傷付けるな!子供達を大切にしろ!!です。解りましたか?」

アゼリカナが笑いながら言う

「わかった・・・・は?面倒事を持ち込むな?」

「そう言うことだ!苦労しろよ!」

エターナリアが笑い始めるとアドルフが苦笑いしている


「レイン状況はどうだ?」

「調べましたがやはり食料が足りていません、それに戦士も足りません」

レインが微笑みながら言う

「困っていることは?」

「今の所大丈夫と思います。狐耳族族の方は早く仕留めた方が良いと思います!禁忌を犯している可能性があります」

「禁忌?」

「東の平原に狩りを始めた様ですが、ブラックドラゴンの領域に向かっています」

「ドラゴンの狩り場か・・・面倒事にならなければ良いが・・・」

エターナリアが苦笑いしている

「御主人様!!妖術の本が有りました!!読んで覚えます」

アリスとセレストリアが笑顔で言う

「頑張って覚えてね」

エターナリアが微笑みながら言うとレインが微笑んでいる

「御主人様!魔導書沢山有りました!!読んでいます!!」

キャスカとリリスが笑顔で来る

「沢山調べておいてね」

「はい!!御主人様!」

キャスカが嬉しそうに言う

「御主人様!!この料理面白いです!!」

アリセリカが笑顔で持ってくるとレインとエターナリアは試食する

「中々良い味付けだね」

「はい!御主人様!」

レインが笑顔で言う

「調味料の作り方を教えてもらいます」

アリセリカが笑顔で言うと厨房に向かう


「レイン様アニタが暴走しました!!」

キサラが苦笑いして来る

「ちょっと見に行きましょう」

レインが苦笑いして外に向かう

「あ!御主人様!ちょっと手加減が難しかったです」

アニタが申し訳なさそうに言う

「仕方ないよ!アニタからしたら雑魚しかいないからね」

エターナリアがアニタに言うとレインが回復させて回ると理由を聞くと白狐族の兵士を睨む

「申し訳ありません!こんなに強いとは・・・」

「アニタの実力がわかったと思うが、これが戦力差だ!わかったな!!」

エターナリアが兵士に言うと兵士達は青ざめていると後ろでアドルフが苦笑いしている

「アドルフ、どうだった?アニタの実力はわかったか?」

「え!勝てる気がしない・・・もしかしたらアニタどの1人で我らは全滅出来るのか?」

「あの狐耳族の軍団はアニタ1人で全滅させたぞ!笑顔で手応え無かったと一言だったがな!」

エターナリアが笑うと

「雑魚しかいなかった!」

アニタが笑いながら言う

「・・・あれでも一軍の将は上級妖狐もいたと思うが・・・・」

アドルフが苦笑いしている

「狐耳族など恐れる必要は無い!!やるべき事を1人ずつやるように!!」

エターナリアが笑顔で言うと兵士達は苦笑いしている


「大変です!森の主が暴れ始めました!!」

「は!なんだと!!すぐに兵を集めろ!!」

アドルフが青ざめて言う

「森の主?強いの?」

アニタが嬉しそうに言う

「強い!!本物の化け物だ!!」

アドルフが青ざめて言う

「御主人様!倒してきて良い?」

「みんな集めようか?1人で行ったらケシルとミシルが怒るからね」

「みんな集めてきます!!」

アニタが笑顔で言うと走っていく

「御主人様、もう倒す気満々ですね、アニタが行くと森の魔物が全滅してしまいますね」

レインが微笑みながら言う

「目を話さないようにしないとカシムが大変だからね」

エターナリアがカシムを見て言う

「え!御主人様!どうしてですか?」

「倒すのは好きだけど、解体と輸送は好きじゃないからね」

「あ!!そう言う事ですか!!」

カシムが苦笑いしている

「アドルフ、道案内役を用意しておいてね」

「は?・・・はい!畏まりました」

アドルフも苦笑いしている


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