第49話 伝説上の職業って何?

31層に向かいブラックリザードをクリスとセリカが倒そうとするが苦戦してエターナリアが両断して黒い霧になって消える

「倒せませんでした」

クリスは悔しそうに言うと

「仕方ないよね」

「普通にここまで来ている時点でおかしいです!」

「え?そうかな?」

「エター普通に話していますが、31層に来れるのは私達だ・け・です」

「そうだけど、余裕有るでしょ?」

「有るけど・・・って始めて入ってここまで連れてきている時点でおかしいでしょ」

「それはそうだね」

エターナリアはブラックリザードを素手で殴り倒して見せる

「素手で倒せるから大丈夫だよね」

「え?・・・・・」

クリスとセリカは唖然として言葉を失う

「戦闘狂!素手で倒すところ見せてどうするのよ!素手で瀕死にしてトドメ刺させなさいよ」

「そうだよね」

エターナリアは素手でブラックリザードを瀕死にしてから4人に倒させる様にして31層を一周して大部屋に到着すると剣を抜いて大部屋に入ってブラックリザードを殲滅させる

「お疲れ様です御主人様」

「魔石と革の回収よろしくね」

クーラ達は警戒しながら拾い集める

「こんなに強さに差があるとは思いませんでした」

クリスが悔しそうに言うと

「すぐに慣れるよこのぐらい」

「私達では足でまといです」

「そうだけど、今回は守られる側になるのも訓練だからね」

「え?御主人様の盾でなくてですか?」

「え?なんで盾にするのかな?可愛いクリスを」

「え・・・・・カカカか可愛い」

クリスは真っ赤になって挙動不審になる

「え・たー!!」

エニスが腕に抱き付いて睨んでくる

「わわわっ私も可愛いですか?」

セリカも赤くなりながら言うと

「可愛いよ魅力的だよ」

セリカは真っ赤になって恥ずかしそうにしている

「エター!!わわわっ」

「エニスも可愛いよ」

「もっと言ってよ」

エニスはおねだりをしてくる

「エニスここは迷宮内だよ」

「え?あ!・・・・」

みんながこっちを見て笑っている

「下の階層除いてみようか?」

「はい!畏まりました」

アニタは嬉しそうに尻尾を振っている

「ケシルとミシルは最後方で後方の警戒を、クリス達4人はその前でリリスとキャスカとクーラはクリス達の前で、レインとエニスをセリストリアが護衛をしてねアニタは自分の護衛ねみんな頷いて歩きだす、32層に向かい赤い甲虫と遭遇するがアニタが一刀両断して倒す

「取り敢えず倒して回るよ」

「畏まりました」

32層を殲滅しながら進み大部屋までくるとアニタとエターナリアが殲滅を始めて全滅させる

「手応え殆ど無いです」

アニタが感想を言うと

「アニタが強くなったからだね」

「はい!」

「じゃあ33層に行こうか?」

「え?本気?」

エニスが驚きながら言う

「御主人様がいれば余裕です」

セレストリアが言うとみんな同意するがクリスとセリカとカシタリーナとマタリーナは青ざめているが33層へ向かい赤と青のヒトデと遭遇するアニタが一刀両断して黒い霧になって消える

「まだまだ余裕だね」

「次はセレストリアが倒して」

「え!はい!」

次に遭遇した赤と青のヒトデをセレストリアが両断して黒い霧になって消える

「弱いですね」

「次はエニスね」

「私もやるの?」

エニスは驚きながら言うと遭遇した赤と青のヒトデを一撃で倒す

「全然手応え無いね弱いね」

「じゃあ無駄だから34層に行こうか?」

「そうですね、アイテムも無いし」

エニスが言うとみんな笑い34層に向かうとスパイダーに遭遇するとアニタが一刀両断して倒す

「ん?ヒトデよりも弱い」

「そうだね次はセレストリアが倒して」

次に遭遇したスパイダーをセレストリアが両断して倒すがもう一匹がセレストリアに糸を吐きセレストリアは糸に絡まり転倒する、セレストリアに迫るスパイダーをエターナリアが両断して倒す

「うっ失敗しました・・・」

セレストリアは糸を取りながら涙目で反省している

「油断大敵だね、複数いるときは気を付けようね」

「はい、御主人様」

「怪我が無くて良かったよね」

エターナリアが微笑みながら言うとスパイダーが現れアニタが次々と両断していく

「面倒だからリリス次来たら魔法で倒して」

「はーい!」

スパイダーが見えた所でリリスのファイヤーアローが当たりスパイダーを倒す

「スパイダー面倒だから35層に向かおうか?」

「糸は面倒です」

みんな同意して35層に向かい黒いロブスターと遭遇するがアニタが両断して倒す

「少し固いかな?」

「固そうだよね、セレストリア次を倒して、継ぎ目を狙わないと難しいからね」

「はい、御主人様」

セレストリアは次に遭遇した黒いロブスターを切り刻んで倒す

「固いから面倒です」

「じゃあ36層に行こうか?」

「戦闘狂に戻っている」

エニスが呟くがそのまま36層に向かうと赤いキャタピー3匹と遭遇するがアニタが次々と両断して倒す

「弱い・・・つまらないです」

「じゃあ37層だね」

37層に向かい赤いコウモリに遭遇するがアニタが一刀両断して倒す

「弱いです」

「セレストリアが次は倒してね」

「あ!はい!」

赤いコウモリと遭遇してセレストリアが両断して倒すと

「素早いから面倒ですけど余裕です」

「じゃあ38層だね」

「もう面倒だから40層まで進むと言ってよ!」

エニスが笑いながら言うと

「そうだねだけどどのぐらいのモンスターか確認しながら進まないと危ないよね」

「そうだけど、進むでしょ?」

「いけると思うよ」

エターナリアが言うとそのまま38層に向かうとグリズリーに遭遇するがアニタが両断して倒す

「余裕です」

「セレストリアはどうかな?」

セレストリアは遭遇したグリズリーを切り刻んで倒す

「楽しいです」

「じゃあ殲滅しようかな?」

「はーい!御主人様」

みんなで倒しながら進むと大部屋に到着するとグリズリーが沢山いるが中央に大きなグリズリーがいる

「階層主かな?」

「そうかも知れないです」

「じゃあみんなでグリズリーを倒してね、自分はあのデカブツを倒すから」

「はい!御主人様」

「レインとエニスはリリスとキャスカと4人を守ってね」

「解りました」

アニタとケシルとミシルとセレストリアが突撃してグリズリーを倒し始めクーラが回り込まれないように待機する、エターナリアが大きなグリズリーとの間合いを詰めると大きなグリズリーはエターナリアに腕を振りおろすがかわして剣を振り抜くと一刀両断して黒い霧になって消える

「あれ?弱い?何故?」

エターナリアは考えるがグリズリーが近付いて来たので次々と両断して倒していき黒い霧に包まれる、そして周囲を見てもグリズリーはいなくなっていた、エニス達が近付いてきて

「エター一撃でデカブツ倒したの?」

「あれ?本当に階層主かな?弱すぎる・・・」

「デカブツだし・・・魔石も大きいよ」

「そうだけど・・・・」

「御主人様本気出したからですか?」

レインが言うと

「確かに全力出したけど」

「もしかして今まで全力だしていなかった?」

「んードラゴンの階層主ぐらいかな?」

「せせせ戦闘狂!!強すぎるからでしょ!!!」

エニスが言うとみんな大笑いし始める

「御主人様の本気は反則です」

「そんなことは無いと思うけど、まだまだ強くなろうと思えばなれるし」

「うっこれ以上強くならないでください、御主人様の護衛になれません・・・」

セレストリアが涙目で言うと

「もしかしたら御主人様ならドラゴンを一撃で倒せるのかも知れないですよね」

「うーん、可能かも?魔法珠を狙わなければ」

「戦闘狂!!ドラゴンを雑魚呼ばわりしている!!!」

「御主人様だから当然です!!」

アニタが笑いながら言う

「そういえばアニタも本気出してないよね」

「え?どうしてですか?」

「ただ剣を振り回しているだけで技を使って無いから」

「え?技って何ですか?」

「はーーー!アニタまさかあなた剣の達人が使う技を知らないのですか?」

レインは驚き大声を上げてしまう

「知らないよ、誰も教えてくれないから!」

「・・・・・エター教育しないとダメだよ」

「ん?自分もあまり知らないよ、スマッシュぐらいしかね」

エターナリアは笑いながら言うと

「世界最強の剣聖が技を知らないなんて・・・」

エニスが苦笑いしている

「けけけけ剣せせせ聖!!!」

クリスとセリカとカシタリーナとマタリーナは大声を上げて固まっている

「エニス違うよアニタも剣神だよ」

「は?剣神・・・・・」

「私も剣神だったんですね」

アニタは笑い出す

「どっちでも同じ!伝説上の職業だから!!」

「ん?それ言ったら、レインは教皇だし、クーラは大名工だし、エニスだって大冒険王だし、リリスは大魔道師だよ」

「え?私も伝説上の職業・・・あれ?」

「教皇・・・・・」

「大名工?」

「大魔道師?」

「はぁーーーー!!!!」

みんな大声を上げて顔を見合せる

「どうしたの?みんな?」

エターナリアが言うと

「ちょっと!もしかしてモンスターが弱いのは私達が強すぎるからなの!!」

エニスが言うと

「みんな強くなったよね!怪我しないし安心出来るよ」

「戦闘狂!!!まさか聞くけどセレストリアは職業何ですか?」

「白狐から仙狐になっているね」

「仙狐?」

「せせせ仙こここ狐!!!」

セレストリアは驚き尻餅をついてしまう

「セレストリア意味解るの?」

「いい一族で伝承にあります」

「はぁーまさかケシルとミシルは?」

「獣王だよ」

「獣王・・・!!」

「やっぱり・・・・基準がおかしいでしょ!!」

「え?基準?何の?」

「強さのき・じゅ・ん・!みんなが伝説上の職業だとモンスターの強さが解らないでしょ!!」

「別にエニス基準で良いよ!どうせ誰かに伝える訳じゃ無いからね」

「え?そうだけど・・・あれ?私間違えた?」

「御主人様クリスとセリカとカシタリーナとマタリーナがまだ呆然としていますが・・・」

レインが言うと

「え?大丈夫?どうかした?」

「え?・・・・何を聞けば良いか解りません」

クリスが言うと

「んー強いと思えば良いよ」

「あ!はい!」

「強さについては秘密にしてね、面倒だから」

「はい!御主人様!」

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