第170話 前線へ

エターナリアが笑顔で歩いてくると狐耳族族の人々は平伏していく

「御主人様!ずるい!楽しそうな戦いいいな!」

アニタが笑ながら言う

「殺さないように戦うのは疲れるからね」

「ご苦労様です。御主人様」

ケシルとミシルが笑顔で言う

「ガビゼル取り敢えず話しは付けたから民を安心させなさい」

エターナリアが笑顔で言う

「まさか・・・黒龍王をボコボコにするなんて思いませんでした」

「あ!面倒だから見た事は内緒ね!」

エターナリアが笑いながら言うと兵士達が苦笑いしている

「クレセント様に逆らう事がどれだけ愚かか解りました。」

ガビゼルが頭を下げると村人達に説明を始める


「エター楽しかったの?」

「そうだね、強いから殴りがいが有ったよ、思いっきり殴っても死なないからね」

「やっぱり戦闘狂!!」

エニスが笑い始める

「ブラックスターと友達になったから危機になったら援軍に来てくれるよ」

エターナリア微笑みながら言う

「は?それって最強の援軍!」

「威圧に使ってみようかな?」

エターナリアが笑い始める


町に戻ってから軍を率いて前線に向かうと狐耳族の軍勢の元に向かう

「ベルゼス!!貴様!!何故降っている!!」

将軍がベルゼスを見て言う

「貴様が前族長殺しの犯人か!!」

エターナリアが睨みながら言うと狼耳族の兵士達は驚いている

「何を!!何を証拠に!!」

「こいつが全部の真実の証言をするそうだよ!」

エターナリアが言うと族長が大声でどんどん話していくと将軍達は慌て出す

「族長!!裏切るのか!!」

将軍が言う

「皆のもの!こいつらを殺せ!!!」

将軍が号令を出す

「白狐族族長の命令だ!白狐族の軍勢は全軍クレセント様の元に集まれ!!アドルフ様とアリス様の命である!!」

白狐族の男が言うと白狐族の軍勢が動揺しているとアリスが笑顔で手を振る

「アリス様!!!」

白狐族は大声をあげると戦闘準備を始める


「御主人様あいつが祖父を手にかけた張本人です!!お願いします」

セレストリアが言う

「殺さないようにね」

エターナリアが微笑むとセレストリアが金属の棒をもって歩いていく

「何!!セレストリア!!!何故ここに!!」

「祖父の仇討たせて貰いますよ!あの時祖父を後ろから襲ったあなたを!!」

セレストリアが大声で言う

「人間の奴隷に売り飛ばしたのを!!何故生きてここにいる!!」

将軍が青ざめて言う

「あ!言っちゃった!前族長殺した事を認めたのかな?」

エターナリアが笑顔で叫ぶと兵士達は将軍を見ている

「お前たち!全員で殺せ!!」

将軍が叫ぶと兵士達は見ている

「我々は騙されていた!!そして多くの嘘の上でその罪を犯した!!罪は全て自分達で背負わなくてはならない!!同胞達を死地に送ったその将軍に天罰を与える時だ!!更に族長達は奴隷商人と手を組み占領地の人々や同胞を奴隷として売り払い!その仕業を人間に押し付けていた!!その将軍もその一味である!!お前たちの家族も売られた者がいるかもしれんぞ!!」

ベルゼスが大声で言うと兵士達は将軍を睨み武器を向けると将軍達はセレストリアが次々とボコボコにのしていく


「クレセント様我らはどうしたら・・・」

兵士達は崩れ落ちていると1人の戦士が言う

「人間の国と停戦後自分達で考えろ!言われるがまま信じた事が今回の悲劇だ!!」

エターナリアが言うと兵士達はエターナリアを見ている

「それまでは俺が導く!!戦争が終わったら村の再建をして家族と幸せに暮らせ!!そして考えろ!いいな!!」

エターナリアが言うと兵士達は立ち上がる


「ゼクト使者はどうだった?」

「クレセント様返答は狐が占領した領土を返せだそうです」

ゼクトが苦笑いしている

「喧嘩売られるのを待つか」

エターナリアが苦笑いしながら言う

「喧嘩売られる事は無いとは思いますがもし売られたら全軍で叩き潰しますか?」

「そうだね」

エターナリアが言うとレインを見ると軍勢の配置を変えていく


3日後人の国の軍勢が一斉に攻撃を開始する

「御主人様やはり一番弱い所を攻撃してきました」

「わかった!じゃあ行くとするか」

エターナリアが笑顔で言うとエターナリアは近づく軍勢の前に出る

「我はクレセント!ここを攻撃すると言う事は我らに宣戦布告したと同じこと!!解っているのか!!」

エターナリアが大声で言う

「あいつだ!!あいつを討ち取れば!我らの勝ちだ!!突撃!!」

「本当に良いのだな!!手加減はしないぞ!!滅ぼすまで進むからな!!」

「構わん!!全て討ち取って我らの勝利とするぞ!!」

人族の将軍が言うと兵士達が突撃してくるとエターナリアはかわしながら殴り飛ばすとアニタが笑顔で飛び出すとケシルとミシルとアリスとセレストリアとキサラが飛び出して次々と両腕を砕きながら叩き潰し始める


「あれ逃げるのかな?」

エターナリアが微笑みながら言う

「貴様!!早く殺せ!!」

将軍が言うとエターナリアが殴り飛ばして気絶する

「後は掃討だ!!かかれ!!」

エターナリアが言うと後ろから狐耳族の軍勢が歓声をあげながら現れると敵軍は四散して逃げ始める


「ガビゼル反撃開始だ!この先の町と敵の陣を占領するぞ!!」

エターナリアが言うとガビゼルが笑顔で頷くと軍勢は進み出す

「本陣はセレストリアとアリス先鋒に一気に叩き潰すぞ!!」

エターナリアが言うとセレストリアとアリスが笑顔で頷くと2人は走り出す

「セレストリア様とアリス様に続け!!先族長達の残した血筋の力を見よ!!」

ガビゼルが大声で言うと全軍で走り出すとセレストリアとアリスがあっという間に陣に到着して弓隊を叩き潰し始めると狐耳族と白狐族の精鋭が突撃していくと敵は四散して逃げ始める


「勝ったぞ!!セレストリア様!!アリス様!!クレセント陛下!!!」

兵士達が次々と歓声をあげ始めると他の戦場も撤退を始める

「これがクレセント様の戦いか・・・もう勢いを落とさないつもりか!!」

ベルゼスが笑顔で呟くと周囲を警戒しながら本隊を動かし始める


「町はどうしますか?」

アニタが笑顔で言う

「今日はセレストリアとアリスに任せるよ!だけど他の戦場の兵士が後ろから来るからアニタはそっちをお願い」

エターナリアが微笑むとアニタは尻尾を振っている

「クレセント様やはり降伏はしないようです」

ガビゼルが言う

「セレストリアとアリスで城門を吹き飛ばせられるか?」

「簡単です!!試してみたい妖術が有ります」

セレストリアとアリスは笑いながら歩いていく

「業火球爆裂弾」

セレストリアとアリスが妖術を使うと巨大な炎の珠が門に当たり爆発すると門は砕け散る

「ヒィーーーーー!逃げろ!!!」

城壁の兵士は逃げ始めると別の門から飛び出していく

「ガビゼル!町に入ったら町の統治に付いて話をするが向こうの町も落とせ!」

エターナリアが大声で言うとガビゼル軍は進軍していく



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