第171話 侵攻作戦

「御主人様、食料庫と金品は確保しました。町中は不安に住民達は怯えています」

レインが笑顔で言う

「警戒はするように、町の代表者は残っているか?」

「貴族は逃げましたが町の代表者達は集めました。更に調査の結果かなりの重税に町は疲弊しています」

「面倒だな・・・」

エターナリアが苦笑いすると集まっている町の代表達と話をする事にする

「ベルゼスどうだ?」

「クレセント様どこの人族も同じです。権利ばかり主張して困ります」

ベルゼスが苦笑いする

「何を守り何を要求したい?」

エターナリアが言う

「町中の住民生活の保証を求めます。」

「それだけか?後は従うのか?」

「え!・・・それだけは必ず守って頂きたい」

町の代表達が驚きながら言う

「奴隷商人のここにかかれている者達はこの町にまだいるか?」

「この奴隷商人はいますが、何故ですか?」

「こいつが今回の戦争の最中非合法な商売をしていた!だからこいつは捕らえよ!!占領した村や町の人々を狐耳族の元族長と裏で手を結び誘拐紛いの手立てで奪い売買していた張本人だ!!」

エターナリアが怒りを込めて言う

「解りました・・・案内します」

町の代表者達と一緒に奴隷商人の元に向かうと囲み奴隷商人を捕らえると奴隷商の地下室から多くの少女と獣人族を出してから町の人々の前で問いただしていく


町中の人々に奴隷商人の悪事を知らしめる

「言い開きは有るか?」

「私は知らないで引き取ったのです!本当です!!」

奴隷商人が必死に言う

「こいつらが証人でもまだシラを切るか?」

エターナリアが族長と他の奴隷商人を転がして言う

「あわーーーー!何故!!何故!!」

「もう終わりだ!俺達は全部話した」

捕まっている奴隷商人が言う

「終わりだ・・・・・・」

奴隷商人は放心状態で座り込むと町の代表者と住民が睨んでいる

「騒がせた!町の代表者及び町中の住民の皆さん早く平穏な生活が出来る様に心掛けますので、もう少しの辛抱です。我々は侵略者でも有るが、停戦の要求に対して、王国側は攻撃を持って答えた!宣戦布告に対して、狼耳族、兎耳国、白狐族、狐耳族に戦争を仕掛けた仕返しである!」

エターナリアが大声で言うと町中の住民は驚いている

「証拠はこの将軍が説明をするだろう!」

エターナリアが言うと将軍を転がして説明をすると住民達は怒りを顕にしている


領主の館に戻る

「御主人様、見事です。これでこの町で文句を言う者はいなくなります。」

レインが微笑みながら言う

「エターやっぱり王様の資質が有るね」

「エニス王妃様したいの?」

「え!面倒だから嫌だよ!」

エニスが笑いながら言うとみんな笑い始める

「御主人様この先が難しくなります。王都を守る最後の砦は城塞ですので必死に守りに来ると思います。」

レインが苦笑いしている

「仕方ないね、要塞を落とす方法は考えてあるから、まずは村と他の町を平定しようか?」

「畏まりました・・・時間を掛けるのですか?」

レインが少し不満そうに言う

「レイン貴族の弱点と民衆弱点は?」

「え?貴族は・・・その権力の維持ですか?我慢も出来ません。民衆はいろいろ有って難しいですね・・・」

レインが考えながら言う

「周囲の町や村の領主は全て平定されてしまったら、どう動く?」

「あ!!攻め込まなくてはならなくなる!!要塞から出てくるしか無くなります!!」

「民衆は王国が悪い噂と脅威が無くなればどうなる?」

「そう言うことですか!!」

「更に兵士達はどこの出身かな?」

エターナリアが微笑んでいる

「御主人様の考えが解りました!すぐに手配します。」

レインが微笑みながら言うとヘラに何か頼んでいる


「ベルゼス今後の方針だが、まずは人族の捕虜の扱いだが現在どのぐらいになっている?」

エターナリアが微笑みながら言う

「約5000人ですが、捕虜交換に応じますか?」

「町中でやった事と同じことをする。そして砦からこっち側を占領する使いにまずするが従いたく無い者は先に解放する」

「え!解放ですか?相手に兵を与えるのですか?」

「捕虜を養う食料が勿体無い」

エターナリアが苦笑いするとベルゼスとゼクトが笑い始めるとエターナリアは兵士達の前で同じ事を行う

「最後にお前達には選択権を与える!このまま解放か従属どちらを選択する?」

エターナリアが大声で言うと兵士達はどよめきながら考え始める

「解放の前にまず出身地ごとに別れよ!我らからの降伏勧告を持っていって欲しい!その代わり解放する!」

エターナリアが言うと兵士達を解放していく

「エターナリア様こちらはガビゼルが攻略に向かった地域ですがどうなさいますか?」

ベルゼスが苦笑いして言う

「護衛を付けて前線まで連れていけ!後既に占領した地域の者には、解放する奴隷達の護衛をさせよ!」

エターナリアが笑顔で言う

「畏まりました」

ベルゼスが苦笑いしているとゼクトが笑い始める


数日後

「御主人様戦う準備をしている町が判明しました」

「出撃して全部叩き潰しに行くよ」

エターナリアが笑顔で言う

「はい!御主人様!」

レインが微笑んでいると平定の為に出撃していく

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