第142話 準備と盗賊狩り

エニスと2人になると

「エター!また買うの!!」

「商隊の護衛とフレナークとミリシアの分だよ!」

エターナリアが微笑みながら言う

「あ!!必要かな?商隊は南側の?」

「広い範囲だからね2隊必要になるからね」

「仕方無いね・・・フレナークもミリシアも護衛無しだからね」

エニスは苦笑いしている


翌朝エターナリアはレインとクリスとセリカとカシムとケシルとミシルを連れて奴隷商に向かう

「御主人何人選びましょうか?」

レインが笑顔で聞いてくる

「商隊用に4人とフレナークとミリシアの護衛を2人ずつ用意しておきたいかな?」

「あ!そうですね!2人に護衛が付いて無いです」

「選ぶのは頼んだよ」

エターナリアが笑顔で言うとレインは獣人奴隷から選び始めると8人選んで帰ることにする

「エターナリア様これからもご贔屓にしてください、出来れば別け有りも見て貰えませんか?」

奴隷商が笑顔で言う

「時間が無いから今日は無理かな?」

エターナリアが苦笑いしている

「そこを何とかお願いします」

「エニスが来てないから無理だよ」

「あ!奥様・・・・仕方有りません」

奴隷商は残念そうに言うと見送ってくれる


5日間新しい奴隷と侍女と屋敷の奴隷達を鍛えながら過ごしている

「御主人様鎧が完成しました!!」

クーラが笑顔で言うと鍛冶職人の元に向かう

「これが新しい鎧?」

「はい!気合いをいれて作りました!力作です」

クーラが笑顔で言うとエターナリアは鎧を着て動きやすさを確認する

「良い鎧だね」

エターナリアが微笑みながらクーラを見て言うとクーラは嬉しそうに微笑んでいる

「奥の防具は何?」

「2人が作った物です!なかなかのデキです」

「サイズが合う人に着て貰おうか?」

エターナリアが真剣に言う

「本当ですか!是非お願いします」

2人のドワーフは嬉しそうに笑顔で言うとエターナリアはアイテムボックスに入れて持って帰ると代わりに大量のゴーレムの鉱石を置いていく

「色々作って試してね、作ることで何か良いアイデアが生まれるからね」

エターナリアが微笑みながら言うと2人のドワーフは笑顔で喜んでいる


屋敷に帰ると早速北への準備を始める

「エターナリア様この亀の甲羅ですが、ダイトンさんでも用途がわかりませんでした」

サリーナが言う

「そうか・・・仕方無いか」

「次はどこまで行くのですか?」

サリーナが笑顔で言う

「サリーナさん今回は連れて行けそうに無いから一度実家に戻られたらどうですか?」

「え!!何故ですか!!」

「今回は隣国に行きますが戦乱の最中だから鍛えてない者を連れていくのは無理です、それと親父さんにこのアイテムの用途を調べて欲しいと思っています」

「それは・・・・わかりました・・・」

サリーナは悔しそうな顔つきになっている

「商隊が向かう時に一緒に送りますので、それまではゆっくりしていてください、後これは御礼です」

エターナリアが金貨を渡す

「ダイトンさんの元で修行しても良いですか?」

サリーナが真剣に言う

「エリスナとトリスナに任せていますので2人に相談してくれれば良いですよ」

エターナリアが微笑みながら言うとサリーナは早速エリスナ達の元へ向かう

「御主人様サリーナさんの行動力は凄いですからね」

レインが微笑みながら言う

「多分頑張って勉強するよね、だけど今回だけは連れていくのは危険すぎるからね」

「御主人そうですね・・・下手したら数万人相手に戦うことになるかもしれませんからね」

レインは真剣に考えている

「配置はどうなさいますか?」

「1番前はクリスに任せてエミール、エーリン、小人族2人に貴族出身一人かな?2号車に自分、エニス、レイン、ケシル、ミシル、セレストリア、アリス、アニタかな?」

「そうですね」

「3号車はリリス、キャスカ、リリカナ、リース、キサラで、4号車はクーラ、アリセリカ、メリー、クー、ルシア、ルティナで、5号車はヘラ、猫人族2人、小人族2人、狸耳族で1番後ろはセリカ、貴族出身2人、犬人族2人だね」

「大所帯になりましたね・・・しかしセリカの護衛が少ないのが気になります」

「カシムと2人の護衛が先頭で最後方に残り4人配備だね」

「そう言う事ですね、全部の馬車に獣人がいるので警戒は出来ますが護衛の数がやはり少ないかもしれません」

レインが心配そうに言う

「後何人必要かな?」

「4人は必要です」

「今回鍛えた中で集めるしか無いね」

「はい!選んでおきます」

レインが笑顔で言う

「後用意した方が良いものは有るかな?」

「食料と・・・・商談会後なので愚か者の退治ですかね」

レインが笑いながら言う

「黒装束出撃させる為に散歩でもしようかな?」

エターナリアも笑いながら言う

「畏まりました」

レインが微笑みながら出掛ける準備をするとエニスとアニタとアリセリカを連れて町中を散歩に出掛ける、ケシルとミシルとカシムとセレストリアとアリス少し離れて付いてくる


「エター襲われ過ぎないでよ」

エニスが苦笑いしていると裏路地に入ると男達が回り込もうと走り出すと

「はぁはぁ・・・金を出せ!!さもないと痛い目見るぞ!!」

男が言うと後ろからも男達が薄ら笑い浮かべている

「よくここら辺で強盗しているのかな?」

エターナリアが微笑みながら言う

「はぁーーーー!状況が解らないのか!!ならば死ね!!殺してから金を奪うまでだ!!やっちまえ!」

男が言うと男達は武器を抜いて間合いを詰めてくるとアニタは後側の男達を殴り腕を折り始めるとアリセリカが前の男を殴る

「私の御主人様に剣を向けた罰を受けて貰います」

「へ?つっつっ強い!!!」

男が逃げようとするがエターナリアが腕を掴み壁に投げ飛ばす

「ギャアーー!化物!!!」

男が恐怖に叫ぶと後ろから人影を見付けて助けを求める

「取り敢えず殺さないようにお仕置きしておいてね」

エターナリアが微笑みながら言うとケシルとミシルが笑顔でボコボコにしていく

「アリセリカもう四肢を折ったの?仕方無いねレイン頼んだね」

「はい!御主人様!!」

レインが微笑みながら回復して回ると男達はまたボコボコにしている


カシムが警備隊を連れて戻ってくる

「エターナリア様愚か者ですか?」

「ただの強盗だね」

「強盗か?それとも余罪有るなら言え!」

警備隊隊員が笑顔で言う

「助けてくれ!ただ思い付いて始めて強盗しようとしただけだ!!」

男達が言う

「そうか・・・仕方無い、余罪がないならただの喧嘩だな・・・一周してきますのでゆっくり遊んでおいてください」

隊員が微笑みながら言うと歩いていくと男達は絶望に青ざめていく

「牢屋に入れてくれ!この辺りで1ヶ月前から強盗をしている!!だから捕まえてくれ!!」

男が必死に言うと隊員が詳しく聞いてから縛り付ける

「お預かり致します、気をつけてくださいね」

隊員が苦笑いして言うと連行していく

「じゃあ次はセレストリアも一緒に歩こうかな?」

「はい!御主人様!!!」

セレストリアは尻尾を振りながら言うと町中を散歩始める


「エターナリア殿!!賊狩りはやめてください!!牢屋が足りなくなる!!隊員を護衛に付けますのでやめてください!!!お願いします!!」

警備隊隊長は必死に言う

「え!ただ散歩していただけだけど」

エターナリアが微笑みながら言うとレインが笑いを堪えている

「どう見てもわざと襲われていますよね?違いますか??」

「散歩しているから裏路地にも入るだけですよ!被害者にその言い方賊を庇っているように聞こえますよ」

「え!だけど牢屋が一杯に!!お願いしますから今日はこれ以上襲われないで下さい」

隊長が必死に言うと後で隊員が苦笑いしている

「仕方無いからね帰って旅の準備でもしようかな?」

エターナリアが微笑みながら言うと屋敷に向かって歩いていくと隊員がついてくる


その夜黒装束に着替えて警備担当達と盗賊のアジトを強襲する

「お前達は殺さない程度に盗賊を捕まえろ!四肢は折っても構わない!!死ななければ何でも良い」

エターナリアが全員に言うと全員で盗賊を捕まえると対人戦闘訓練を始める

「これが目的ですか?」

カシムが笑顔で言う

「そうだね、対人戦闘訓練は賊でやるのが1番だからね」

「余裕で自分が負けるはずだ!どうすれば無力化出来るか訓練済みじゃ仕方無いな・・・」

カシムが苦笑いしている

「早くも警備隊が来たようだね」

「黒装束殿!盗賊狩りもほどほどにしてください」

警備隊隊長が諦めたように言う

「こいつらは預けます」

エターナリアが笑顔で言うと全員引き上げると次のアジトを潰しに行く


その後も次々とアジトを強襲していく

「もうやめてください!!もう牢屋が足りなすぎる!!だからお願いします」

「仕方無いな・・・これが最後だったから帰るとするよ、引き上げるぞ!!」

エターナリアが言うと全員集まり走っていく

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