第185話 暗黒剣

国境付近まで到着する

「御主人様、情報収集している者からの報告ですが、暗黒剣を使いクオンドセメルト王国の主力を倒したのは、王太子だそうです。その後王太子は幽閉されているそうです、余りの威力に驚異と認識されたものと思われます。又、主力も壊滅して戦力不足と思われます。」

ヘラが真剣に言う

「御主人様、その力の源を何とかしないと降伏はしないですね」

レインが真剣に言う

「暗黒剣か・・・折るしかないね」

エターナリアが真剣に考えながら呟く

「何か気になることが有りますか?」

「魔族がいないのかな?と思っただけだよ」

「エター!!戦う事ばかり考えないで!!」

「強襲して暗黒剣を手中に納めようか?」

エターナリアが言うと全員が頷いている


数日後王都まで町や村を無視して進むと前方に軍勢が集まっている

「愚かな黒龍連合!!侵略してくるとは貴様ら全員皆殺しだ!」

熊耳の着飾った男が怒鳴る

「宣戦布告されたからね、売られた喧嘩は最後まで買った!!」

「それがどうした!!ここで貴様ら全員消えるが良い!!」

男が叫ぶと黒い剣を抜く

「黒の軍団よ我等が敵を殲滅せよ!!」

男が天にかざして言うと黒い玉が次々と浮かび上がり、赤い目をした黒い色んな魔物に変化していく

「あれが暗黒剣か・・・」

エターナリアが呟くと黒い魔物が次々と人を襲い始める

「あれ?もしかして、周囲にいる人をただ襲っているだけ?」

「その様ですが、このままだとこちらに来る前に全滅ですね」

レインが苦笑いしていると一匹向かってくるとアニタが剣を振ると黒い魔物に当たるがすり抜けて、黒い魔物はアニタを凪払う様に弾き飛ばすとアニタは転がりながら立ち上がる

「え?剣が効かない!!何故?」

アニタが驚きながら呟くと全員真剣に魔物を見ているとエターナリアが黒龍王剣で切り裂く

「やっぱり・・・面倒だね」

エターナリアが呟くと攻撃をかわしてから、闘気をまとい【非物体斬擊】を使用して、黒い魔物を切り裂くと消えていく

「全員下がれ、スキルが無いと倒せない!」

エターナリアが大声で言うとアニタが来る

「私じゃ倒せない?」

アニタが涙目で言う

「ちょっと待って・・・・」

エターナリアはスキルを確認するとスキルを取得させる

「非物体斬擊を使えば倒せるよ」

エターナリアが微笑みながら言うとアニタは近付く黒い魔物を一刀両断する

「簡単です!!」

アニタが笑顔で言うとケシルとミシルが微笑みながら見ているとエターナリアはステータスを確認してから、スキルを取得させる

「ケシルとミシルはここで討ち漏らした奴を倒してね」

エターナリアが微笑みながら言うと全速力で走り出して次々と黒い魔物を切り刻み始める

「戦闘狂!独り占めするつもり!!」

エニスが大声で言うとみんな笑い始める


「あれ?これで終わり?」

エターナリアが笑顔で暗黒剣を持つ男に言う

「嘘だ!!無敵の暗黒の魔物が!!嘘だ!!」

「無敵?弱い魔物で何を言っているの?」

「ぐぁゎーー」

男が叫ぶと暗黒剣から黒い玉が出てくると黒い大きな魔物に変わるとエターナリアは英雄の一撃を使い一刀両断すると消えていく

「うそ・・・・あり得ない!最強のシャドーが!うそだーーうそだー」

涙を浮かべながら叫び出すとエターナリアに斬り付けに来るとエターナリアはかわしながら剣を叩きつける

「え!硬い!黒龍王剣が欠けるなんて!」

エターナリアが剣を見て言う

「死ね!!」

男が斬りつけてくるとエターナリアはかわしながら両腕を切り落とす

「アギャーーううう腕が!!痛いぃ!!!」

男が泣き叫ぶ

「あ!ゴメン!剣が硬かったから、両腕切り落とさせて貰ったよ」

エターナリアが笑顔で言うと暗黒剣から触手のような黒いのが延びだして、男に近付いていくとエターナリアは次々と切り裂いていく

「剣が生きているようだね、じゃあこれでどうかな?」

エターナリアが呟くと剣を握っている手を切り裂いてから剣を離す

「がが・・・よよよくくももーー我が栄養分を!我を恐れよ!」

暗黒剣が浮かび上がりから声が聞こえる

「剣が生きているのか?それとも剣に化けている何かかな?」

エターナリアが微笑みながら言うと剣を叩き付けて地面に転がす

「この愚か者めが!我を地面に落とすとは!!地獄行きだ!!命を吸い付くしてやる!!」

「1つ聞くけど、女神が落とした暗黒剣かな?」

「あのバカな女神か?我をワザワザこんな良い場所に送ってくれた愚かな女神か?」

「いい加減女神だけど?回収に来た転移者は皆殺し?」

「クレセントか!あれは強かった!我を封印して女神に渡そうとしたが女神が現れず助かった!ワハハハ!!」

「そうか・・・封印か面倒だな・・・壊した方が早いよね」

「我を壊す?不可能だ!!神でも壊せない!!ここで貴様も養分になって消えろ!」

暗黒剣がが叫ぶとエターナリアは剣を突きつけて【浄化】を使用する

「その程度の浄化など効かん!」

【聖なるオーラ】を使い剣の先から暗黒剣に打ち込む

「ひぇーーー!せせせ聖なるオーラだと!!何故だ何故使える!!」

暗黒剣が怯え出す

「次はこれなんかどうかな?」

【聖痕の一撃】を使う

「あああ穴が!!まさかせせせ聖痕の一撃!!何故神の一撃を!!貴様神か!!」

「神様?違うね、いい加減女神が間違えで召還に巻き込まれただけだ!!ムカついてきた!!」

エターナリアが笑みを浮かべながら剣に穴を開け始める

「アギャーーー!!ややっやめてくれ!」

「言葉使いがなってない!」

「あぎゃーー!!止めてくださいお願いします」

「何か言ったか?」

「お願いします、止めてください」

「は?何か言ったか?」

「ひぃーーー!お許しください!おおおおお願いします!」

「何のお願いだ?」

「おおおおおお願いします!穴を開けないでください」

「嫌だ!ムカつくからやりたい!」

「けけけけ契約を結んでください!!マスター!私は何でも言うことを聞きますので穴はこれ以上開けないでください」

「知ったことか?契約なんかして、暗黒に染まるのは嫌だね」

「契約結んでください!この世界征服簡単に出来ます!」

「面倒!する気無い!やっぱりここにも穴を開けようかな?」

「ひぃーーー!お許しください!何でも言う事を聞きます!神界に封印してください!!お願いします!」

「面倒!やっぱりここで穴を開けた方が面白いかな?」

「何でもいたしますので、お願いします!お願いします!お願いします!お願いします!何でも言うことを聞きますのでお願いします」

暗黒剣が震えながら叫び続ける

「暗黒の力は無くならないのか?」

「封印している暗黒の力は使い果たさないと不可能です」

「黒い魔物か?」

「はい!そうです・・・」

「なかなかの経験値だから遊ぶのに良いね」

ニッコリすると暗黒剣が逃げようとすると【聖なるオーラ】を使い剣を握る

「ひゃぁーーー!」

暗黒剣が叫ぶと黒い玉が現れると次々と斬っていく


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