第186話 暗黒剣と化身
夕方になるとエターナリアは暗黒剣を鞘に納める
「御主人様あの王太子どうしますか?」
「レインに任せたよ、暗黒の魔物を倒すのが楽しいから暫く退屈凌ぎ出来るね」
「御主人様、強いのは解りますが、御主人様にとって雑魚なのですね」
「そうだね、だけど、暗黒剣他人に渡すと大変な事に成るから暗黒の力を使い果たさせてから封印だね」
「エター楽しそう・・・私達の分は無いの?」
「難しいかな?スキルが必要だからね、黒龍王剣が欠けるぐらいの強さだからね・・・ムカついたからもう少し暴れるかな?」
「ひぃーーー!お許しを!」
暗黒剣が叫ぶ
「この剣が魔物?」
「そうだね、言う事を聞かなかったら、穴だらけにするけどね」
「何かエターが悪者に見えてくる」
エニスが笑い始める
「御主人様、正式にレベストリアセメルト王国の使者が参りましたが、どうなさいますか?」
レインが苦笑いして言う
「レイン任せたよ、様子だけ見るけどね」
エターナリアが微笑みながら言うとレインは使者に会いに行く
「レベストリアセメルト王国ガジリオスカと申します。こちらはデスガセラだ!貴様達は侵略してくれただで済むと思うなよ!!」
「宣戦布告してくれたので、愚か者に罰を与えに来ただけです。」
「それがどうした!!女等に言われる筋合いはない!」
「後で後悔しても知りません、お帰りください」
レインが微笑みながら言う
「え?帰れ?・・・」
ガジリオスカが青ざめる
「親書で正式回答が宣戦布告でしたから、今更何か言うのですか?バカは使いも出来ないのですね」
「貴様!!そんなに死にたいのか!!」
「弱虫は家で怯えて寝ていてくださいね」
「この!!」
ガジリオスカが叫ぶとレインに殴りかかるとレインは容赦なく殴り飛ばすとガジリオスカは吹き飛び白目を剥いて大の字に倒れる
「使者が暗殺ですか?最早手遅れですね、皆殺しにされても文句は言えませんね」
「嘘だろ・・・こんな女が一撃でガジリオスカを倒すなんて・・・」
デスガセラが青ざめているとセレストリアが腹に蹴りをを入れてガジリオスカの目を覚まさせる
「痛ーーー!この!」
「地獄巡りしたい?そっちの方が楽しいからそうしてくれるかな?」
セレストリアが微笑みながら言う
「女なんかに!!」
「早く殴りかかってきて!そうしたら楽しい地獄巡りさせてあげる」
セレストリアが微笑みながら言う
「セレストリア、まだ使いなのですから、城に攻め込んでから楽しみにしておきなさい」
「えーーレインが言うなら仕方ないね、100人は私に回してね」
「それは多いですね、10000人必要になりますよ」
「この王国の兵士全部で足りないの?」
「愚かな王太子が数百人無駄にしましたから足らないと思います。」
レインが微笑みながら言うとガジリオスカとデスガセラが苦笑いしている
「あれ?まだいたのですか?早く帰ってくださいね、これから憂さ晴らしに城壁を吹き飛ばしますので早く帰らないと町が消し飛びますよ」
レインが微笑みながら言うと全員笑い出す
「クソー覚えていろよ!!」
ガジリオスカが叫ぶと急いで帰っていく
「レインお疲れさま」
「御主人様、ここで又ガジリオスカなんて、使いにもなってませんね」
レインが苦笑いする
「リリスとキャスカ城門を吹き飛ばして」
「え!私はダメなの!!」
「エニスもやって良いよ」
エターナリアが苦笑いして言うとエニスが微笑みながら歩いていく
「御主人様やりすぎなければ良いのですが・・・心配です」
「憂さ晴らしだから、仕方ないけど、死人が出ないことを祈ろうね」
エターナリアが微笑みながら言うと火の玉が城門を吹き飛ばしてから次々と城壁を吹き飛ばしていく
「あーースッキリした!!」
エニスが笑顔で言う
「城壁の下を壊して崩すなんて良く考えたね」
「え?死人出ないようにしただけたよ」
エニスが笑顔で言うとレインが笑い出す
「次の使者が話せる人で有ります様に」
エターナリアが微笑みながら言う
「いるのかな?」
エニスが笑いながら言う
「周辺の町全部落とそうかな?セレストリアとアリスとキサラとエーレンとエミールがつまらなそうだからね」
「はい!御主人様喜ぶと思いますが、後続が来る前に終わらせたら、可哀想です」
「ガビゼルは後始末の為に来るから良いよ」
エターナリアが笑いながら言う
10日間エターナリアは暗黒剣で遊んでいる
「あれ?もう出ないの?」
「マスター・・・全部倒すなんてあり得ない」
「えー!!足りないから剣に穴を空けるぞ!」
「え!!それだけは勘弁してください!!はっーー!」
黒い玉が浮かび上がり人の形になると女性の姿に変わる
「マスターお願いです!穴は止めてください!」
「ん?それが本体?」
「この姿を見せたのですから、もう暗黒は有りません!完全に浄化してくれました!神でも出来ない事をやったのです!!」
「暗黒がなくなった?じゃあお前も斬って消滅させないとね」
「え!そんな!暗黒神の化身を殺そうとするなんて!神殺しは大罪ですよ!だから止めてください!」
「そうなんだね、暗黒神の化身なんだね、消し飛ばさないといけないね」
「え!!まさか恐れないのですか?暗黒神怒らせたら世界は暗黒に包まれ滅びますよ」
女性の姿をした者が慌てて言う
「そうなんだね、破壊神が来る前に消し飛ばした方が良いね、暗黒神なんて恐れるより面倒だからね」
「え?面倒だから?」
「暗黒神云々なんて、面倒だから消し飛ばしておいた方が良いね」
エターナリアが微笑みながら言うと聖痕の一撃を使いながら、黒い女性に向けて剣を振り下ろす
「ギャーー!身体が消えていく!!何故神恐れない!!」
「神様も女神もいい加減だから!面倒!!」
エターナリアが笑顔で言う
「そんな・・・いいか・げ・ん」
形が崩れながら言うと光の柱になって消えていく
「あれ?剣が光を放っている?」
エターナリアが呟くと剣が形が変わり神々しく輝き出すと空から光の玉が落ちてきてエターナリアの前で止まるとエターナリアの身体に吸い込まれる
「え!なんだ?何が起きたんだろう・・・まぁ良いか?」
エターナリアが呟くとみんなの所に歩いていく
「エター何が起きたの?」
「暗黒神の化身を消し飛ばしたら、暗黒剣が創世神剣になったね」
「そう、暗黒剣が無くなったんだね」
エニスが笑顔で言う
「暗黒神の化身!!そんな!!世界が崩壊させられるのですか!!」
レインが驚いている
「倒したからどうなるのかな?」
「神を倒すなんて御主人様は凄いです・・・世界を救うなんて」
レインが真剣に言う
「面倒だからどうでも良いかな?」
エターナリアが笑いながら言う
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