第114話 賊はもういらない

宿屋に帰り途中

「御主人様つけられています」

セレストリアが言うと

「面倒だけど誰が狙ってきたか知りたいね」

エターナリアが言うとレインは町人に市場への近道を聞いてくると

「レイン馴れたね」

エターナリアが微笑みながら言うとレインは微笑んでいるとゆっくり路地に入っていく、男達は急いで走っていくをセレストリアが教えてくれる


「止まれ!」

前に回り込んだ男が言うと後ろから男達が走ってくる

「何か用ですか?」

「アーガナルド商会のエターナリアだな!!死んで貰う!!」

男が言うと剣を抜く

「誰の差し金ですか?まさか・・・」

エターナリアが言うと

「これもお嬢様の為だ!!覚悟しろ!」

男はそう言って剣を振り上げるとセレストリアが腕を掴み微笑んでいる

「何だと!!離せ!」

男が言うとセレストリアは股間を蹴りあげてから地面に叩きつけて両腕を折る

「ぎゃーー!」

男が涙目になって転がるとセレストリアが前の男達を次々と両腕を折っていくとクリスが後ろの男達の両腕を砕いてから転がしていく

「命を狙ったからには、覚悟はあるよね」

エターナリアが微笑みながら言うと

「クソー!殺せ!!」

男が言うと

「レイン回復をセレストリアは躾ね」

エターナリアが言うとレインが回復魔法を使い回復させるとセレストリアが地面に叩きつけてから両腕両足を砕いてからもう一度回復させると再び両腕両足を砕くと

「頼む・・・・もう辞めてくれ、領主様の息子夫婦に頼まれた・・・領主様には関係ない」

男が言うと

「本当かな?もう一回死んでみる?」

エターナリアが言うと威圧を使う

「ヒィーーーー!頼む本当だ信じてくれ頼む!!!!」

男は泣きながら言うと

「クリス縛り上げて領主様にプレゼントするよ」

エターナリアが微笑むと

「お願いします、どうか領主様には内緒に・・・お願いします」

「ダメだね、命を狙うって事は狙われる覚悟が有るんだよね」

エターナリアが微笑みながら言うと

「俺たちはどうなっても良い!!だからお願いします!!」

「黙れ!!!喧嘩を売ってただで済むと思っているのか!!」

エターナリアが威圧を使い言うと男達は震えている


領主の館まで到着すると

「領主様には伝えてください、襲われたので賊を連れてきたと」

エターナリアが言うと兵士は慌てて奥に行くと侍女が案内してくれる

「エターナリア様襲われたとは本当ですか」

領主が心配そうに言うと

「こいつらの処分と依頼者をどうするか決めてください」

エターナリアが言うとセレストリアが男達を転がす

「お前達!!まさか!!」

領主は驚きながら理解して

「申し訳ない・・・この者達は」

「それ以上言うと喧嘩を売られた以上叩き潰すことになりますので言わないように!!」

エターナリアが言うと領主は理解して頭を下げる

「用件は終わりましたので、お仕置きは任せます!多分勘違いから命を狙ったのですから」

エターナリアはそう言って帰ることにする


その後領主は息子夫婦を呼び付けて、息子夫婦に孫娘の件を説明してから、厳しく叱り2度とアーガナルド商会にちょっかいを出さないように約束させる


「あの・・・またつけられています」

セレストリアが苦笑いすると再び路地に入り襲ってくるのを待つと

「止まれ!動いたらこの娘を殺すぞ!!」

男はクリスを人質にして言うと

「誰の差し金ですか?面倒なので投降してください」

エターナリアが言うと

「状況が解ってないのか!!エターナリア死ね!!」

男達が斬り掛かってくるとセレストリアが投げ飛ばしてから両腕を折る

「この!この娘は殺すぞ!!」

男が言うとクリスが男を投げ飛ばしてから腹を蹴り腕を持って地面に叩きつけ始める

「ばばば化物!!」

「可愛いクリスを化物呼ばわりするなんて許さない!!」

エターナリアが言うとセレストリアが次々と両腕両足を砕いていく

「誰の差し金かな?言って貰えるかな?」

「誰が言うか!!早く殺せ!!」

男が言うとレインが回復してから再度クリスが痛め付けてから両腕両足を砕いてからレインが又回復させると再びクリスが痛め付けてから両腕両足を砕く

「言わないで良いですからね、終わらないだけですから」

エターナリアが言うとみんな微笑んでいる

「もう辞めてください、お願いします、大臣の指示で暗殺に来ました・・・・」

男は泣きながら言うと

「大臣の依頼?信用できないね」

エターナリアが言うと続きを続けると

「本当です・・・信じてください・・・」

泣きながら言う

「理由は?」

「息子の為に邪魔だから何とかしろと言ってました」

男が泣きながら言うと

「仕方ないね、大臣にも覚悟をして貰おうかな?」

エターナリアが言うと縛り付けて再び領主の館に向かうと

「え?まさか・・またですか・・・すぐに領主様に伝えます」

兵士が苦笑いすると侍女が案内してくれる

「エターナリア様また襲われたのですか?」

「理由は解りませんが、大臣の指示だと言っていますので、面倒なので任せます!」

「え?・・・・申し訳ない・・・大臣には私から使者を出します、本当に申し訳ない」

領主が頭を下げると孫娘と息子夫婦を呼び出す

「何で暗殺なんて!!理由を言いなさい!!」

孫娘は顔見知りの男を見て悟り聞き始めると

「申し訳ありません・・・お嬢様を迎え入れたいと邪魔になるエターナリアを殺せと指示で」

男は泣きながら言うと

「エターナリア様は私の自由を約束してくれたのに!!どうして!!!」

孫娘が泣きながら言うと男は青ざめて震えている

「面倒だから後は任せます、大臣には喧嘩売ったからには解っているよね!と言ってください」

エターナリアが微笑みながら言うと

「大変申し訳ない・・・全ては私の責任・・」

息子夫婦が涙を流して謝る

「何の事ですか?それ以上は言わない事をお勧めします、大臣に伝えてくださいね、また狙われたら王都まで行って叩き潰す事になります、今後の判断は領主様に任せます」

エターナリアは微笑みながら言う

「この者達の処分はどうしますか?」

領主が申し訳なさそうに言う

「好きにしてください、貸しを作るも領主様の判断次第ですね、財政支援と引き換えにするのも良いですからね、今日は初めての賊と言うことで頼みますね」

エターナリアがニッコリすると

「え?・・・ありがとうございます・・・」

領主が頭を下げると息子夫婦と孫娘も頭を下げる

「これで失礼します」

エターナリアはそう言って帰っていく


「お祖父様ごめんなさい、全ては私の責任です、全てを失い奴隷にして貰って構いません」

孫娘が頭を下げながら言うと

「幸せになる事を考えなさい、大臣に貸しが出来る上、財政支援も可能性が有る・・・エターナリア様は幸せになる事を考えてくれている、それもエターナリア様も言っていた様にお前達が仕掛けた暗殺はなかった事になった・・・大きな貸しだな・・・」

領主孫娘と息子夫婦に言うと息子夫婦も涙を流し始める

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