第115話 アトレク・バスコ到着

数日間情報収集と交易をしてから、アトレク・バスコに向かって出発する


「大きな川だね」

「この川を渡ったら町が有ると言っていたけど少し時間がかかるかな?」

エターナリアが言うと渡し船の港に到着する

「渡し船は順番に案内する金額は馬車1台金貨1枚だ」

係員が言うと

「解りました、どのぐらいかかりますか?」

「夕方までには順番になるがな」

係員が言うと待つ事にする、そして1台ずつ渡し船で渡り全員が揃った所で町に向かう

「どこから来た」

門番が言うと

「クエールバスコからの商隊です」

門番は見て回ってから通してくれると宿屋を探す

「交渉してきます」

レインが言うとクリスと一緒に行くと戻ってくる

「御主人様ここは満室なのでもう1つの宿屋に向かいます」

レインが言うと宿屋に向かうとレイン達が交渉する

「御主人様問題が有ります、獣人は断るとの事です」

レインが言うと

「別の宿屋を探そう」

エターナリアが言うと別の宿屋を探しにいくと次の宿屋でレイン達が交渉をして出てくる

「治安は悪いですが部屋は確保しました」

レインが言うと

「解った、全員に3人以上で行動するように」

エターナリアが言うとみんなに伝えていく

「御主人様念のため護衛を雇いますか?」

「その方が良いかな?手配頼んだよ」

エターナリアが言うとレインとクリスは手配して貰う様に主人に伝える


「エター散歩しない?」

「町中の様子を見るのも良いよね」

エターナリアが言うとみんなで散歩に出る

川縁の市場を歩いていると

「いい匂い」

アニタが出店の匂いに釣られて見つめている

「アニタ食べたいの?」

「はい、いい匂いです」

アニタが我慢しながら見つめている

「レイン全員分買ってきて」

エターナリアが言うとレインは微笑みながら出店に向かうとヘラとメリーとクーラが一緒に向かいエニスがアニタを捕まえている

「エニスメリーとアニタどっちが抱き心地良いの?」

「え?メリーが一番毛質が良いよ、アニタは耳の触り心地が良いだよね」

エニスはアニタの耳を触りながら言うとアニタは気持ち良さそうにおっとりしている

「町中だからほどほどにね」

エターナリアが微笑んで見ている

「御主人様お待たせしました」

レイン達が戻って来ると貝の串焼き手渡してくる

「御主人様食べてください」

レインが言うと一口食べるとみんな食べ始める

「美味しいです!」

ケシルが言うとミシルも美味しそうに食べている

(猫耳族は海鮮物が好きだよね)

エターナリアはみんなが食べているのを見ながら食べ終わる

いい匂いする方を見ると店主が必死に団扇で扇いで匂いを飛ばしている

「御主人様どうかしましたか?」

レインが微笑みながら言うと

「必死だね、匂いで釣れるのは獣人だと思うけどね」

エターナリアが言うとみんなアニタを見る


市場を歩きながら一周してから宿屋に帰りながら歩いていると冒険者ギルドを見付ける

「どんな依頼が有るか見ていこうか?」

エターナリアが言うとみんなでギルドに入ると冒険者達が睨み付けている、掲示板を見て依頼を見ていると

「何か依頼をお探しですか?」

職員が声をかけてくる

「どんな依頼が有るか見ていただけですよ」

「冒険者で無いと受けれませんが解っていますよね?」

職員が笑顔で言うと

「ん?冒険者ですよ」

エターナリアはギルドカードを見せて言うと職員はギルドカードを確認して慌てだすと奥に行って男を連れてくる

「クエールバスコのエターナリア様ですね!噂は聞いています噂通り綺麗な女性ばかり連れているとは!」

「噂?」

「ケーレストからは、全員がドラゴンバスターの凄腕だから気を付けるようにと王都の支部長から喧嘩売られやすいが絶対売ったらいけない相手だと、売ったら最後死ぬより辛い目に逢うだけと」

支部長が笑うと職員が張り紙をしている

「あれは?」

「王都からエターナリア殿がいる間張り紙で注意喚起するように言われています」

支部長が笑うとエターナリアは苦笑いしている

(支部長まさか周辺にバラ撒いているのか)

「おい!てめえ強いなら!勝負だ!!このギルド最強のこの俺様に挨拶ぐらいしやがれ!!」

冒険者が睨みながら言うと支部長が止めようとしている

「弱いものほど強がる・・・」

エターナリアは溜め息を吐く

「テメー!!」

男が激怒していると

「ヘラちょっと殺さないように相手してあげてね、対人戦闘訓練代わりにね」

エターナリアが言うとヘラが苦笑いしている

「貴様!!!女に戦わせて臆病者!!」

「御主人様にその言いぐさ!!許しません!!」

ヘラが言うと男を睨み付ける

「奴隷獣人ごときが!!付け上がるな!!」

男は怒鳴りながら殴りかかるがヘラは拳を掌で受け止めると闘気を纏い握り締める(バキバキバキ)

「ギャーーーー!!!!」

男の拳の骨が砕ける鈍い音が響き男は叫んでいるとヘラは腹に1発殴ると鎧がへこみ男は中に浮くと床に転がる

「弱すぎます!!」

ヘラが言うと周りの冒険者達は青ざめて呆然としている

「支部長早めに回復魔法をかけてあげてください、死にそうですね」

エターナリアが言うと

「え?誰か回復魔法を使える者はいないのか!!」

支部長が言うと誰もいなかった

「仕方無いですね」

エターナリアが言うとレインが死なない程度に回復させる

「拳は誰かに治療して貰うか、冒険者引退してくださいね」

レインが微笑みながら言うと

「だずげでぐだざい」

男は涙を流しながら言う

「喧嘩売られたら、どうなるか解りましたか?」

エターナリアがみんなに聞こえるように言うと冒険者達は青ざめながら顔を背ける

「解りました・・・・大変申し訳ありませんでした・・・・」

男は泣きながら言うとエターナリアはレインを見るとレインはもう一度回復魔法を使い拳を治療する

「2度と御主人様に近づかないでくださいね」

レインが微笑みながら言う

「お許しください」

男は頭を床に付けて謝るとエターナリア達はギルドを出て町中を歩くことにする

エターナリア達が出ていくのを見送ると冒険者達はその場に座り込んで苦笑いしている

「この掲示の意味は解ったと思うが・・・くれぐれも喧嘩は売らないように」

支部長が全員に聞こえるように言うと冒険者達は同意している

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る