第27話 ボア討伐依頼

翌日は武器屋を回り杖を探す

「いらっしゃいませ何をお探しですか?」

「魔法使いの杖ですね」

「申し訳有りませんが当店には置いていません」

「そうですか・・・残念です、何処か売っているところ知りませんか?」

店員は親切に教えてくれた、その店に入ると

「いらっしゃ」

「魔法使いの杖はありますか?」

「奥に有るよ」

杖を鑑定しながら見比べていき、一本の杖にする

「リリスこの杖で良いかな?」

リリスは杖を持って

「はい!ご主人様!」

「この杖をください」

「そのスタッフは金貨3枚です」

「少し安くならないかな?」

「金貨2枚銀貨1枚でどうですか?」

エターナリアは硬貨を渡す

「確かに!またの来店をお待ちしています」

武器屋を出て町中を歩いていると、奴隷商を見つける

「どんな奴隷がいるか見ていく?」

「戦闘狂!もういらないと思います!!」

「エニスが言うなら仕方ないね」

奴隷商を素通りしていくと、奴隷商から出てくる人を見ると

「あれは貴族かな?」

「そうですね、だけど没落貴族ですね」

レインが言うとリリスも頷いている

「供の者が居ないから?」

「そうです!」

「2人は今は幸せ?」

「はい!ご主人様さえ、いてくれれば何も求めません、ご主人様さえ良ければご主人様の子供がほしいです」

レインが言うとリリスも同じことを言う

「ダメ私が先だからね!わかった!」

エニスが慌てて言うと顔が真っ赤になっている

「エニス何言っているの?」

「え!えーと・・・・・」

エニスは真っ赤な顔のままうつむく、アニタがエニスの手を繋いで歩き出す

「エニスは大胆な発言が多いよね」

「エターが沢山奴隷を買うから・・・」

「自分は皆家族だと思っているよ」

みんな笑顔になる

「クーラは鍛冶の修業した方が良いのかな?」

「え?私はご主人様の武器と防具整備しているだけで幸せです」

目にはいった防具屋にはいり防具を見て回り

「鋼以上の鎧は無いよね」

「鉱物が少ないから中々作れないだと思います」

「そうなんだね、迷宮で取れないのかな?」

「かなり深い階層かな?」

「何日潜れば良いのかな?」

「いくつもりなの?」

「面倒だからやめようか?」

みんな笑いだす


「オルクスの所に寄ってみようか?」

「そうですね!」

「いらっしゃいませ」

「こんにちは!」

「あ!エターナリア様」

「鞄作っているのですね」

「作り始めたら楽しくてたまらないですよ」

娘はそう言って笑う

「夢中になれるのは良いことですよね」

頷いている

「邪魔したみたいなのでこの辺で帰りますね」

「出来上がったら連絡しますね」

店を出てギレリムの所に寄ってみる


「いらっしゃいませ」

「こんにちは、ギレリムはいますか?」

「せっせと鎧の作成しています」

奥にいくとギレリムがいる

「ギレリムこんにちは」

「着たか、採寸したいと思っていた所だ!」

「作れるのは何着?」

「取り敢えずは1着だ!」

「エニス採寸してもらいなさい」

「え?私ですか?」

「そうだよ!防具を一番必要なのはエニスだよ」

「私?わかったけど良いの?」

エターナリアは頷いている

「エニス殿かわかった!」

ギレリムは採寸してこっちを見ると

「もう一着作れるぞ」

「レインの分にするかな!」

「私ですか?」

「回復魔法は必要だからね」

「畏まりました」

ギレリムは採寸してニッコリする

「ちょうど良い!」

ギレリムは笑顔で作成を始める

「自分達は帰るね」


翌日は

「暇だから依頼でも受ける?」

「そうだね無ければ迷宮でも良いよ」

みんな微笑む

「冒険者ギルドに行こうか?」

みんな頷く

冒険者ギルドで依頼を見ていくと討伐依頼の中で近いのは余り無かったが順番に見ていき一番近い依頼を探す

「これにしようか?」

みんな同意する

「この依頼を受けたいのですが」

「東の村のボア退治3匹ですね、ギルドカードを提示してください」

ギルドカードを見せると

「え?嘘でしょ!ドラゴンバスター!・・・」

職員はギルドカードを見ながら固まっている

「あのーどうかしましたか?」

「すいません、まさか証持ちだとは思いませんでしたので・・・むらに着いたら村長に依頼書を見せてください」

「解りました、狩ったボアの確認はどうしますか?」

「村長に確認していただいてこちらに確認の証を書いてもらってください」

「解りました、後は狩ったボアの解体とかは村人に手伝ってもらうことは可能ですか?」

「可能です」

「ありがとうございます」

依頼書をを受け取り、宿屋に帰ることにする


翌朝村に向かうことにする、そして夕方には村に到着する

「村長はいますか?」

「私が村長ですが」

依頼書を見せてから

「ボア退治に来ました」

「ありがとうございます、中にどうぞ」

「ボアはどの付近で良くみますか?」

「山には沢山いますがこの頃畑を荒しはじめています」

「夜くることが多いのかな?」

「そうだと思います」

「倒したボアの解体か輸送は手伝ってもらえますか?」

「必ず手伝わせます」

村長が用意してくれたご飯を食べてから畑を見て回る

「魔物を発見しました、5匹ぐらいがこっちに向かってきています」

アニタがそう言うと茂みからボア達が現れる、アニタは茂みにはいりボアの後ろに回り込み退路を塞ぐ、エターナリアはボアに向かって間合いを詰めて一匹めの頭を槍で殴り頭を砕き2匹目の頭を槍で貫く、エニスは向かってくるボアをかわしながら、剣を振り下ろし首を切り裂き、クーラもボアの頭を斧で割っていた、ケシルとミシルはボアをかわして、ケシルの槍で頭を貫きミシルの剣で首を切り裂いていた

「あれ?もう終わり?回り込んだのに・・・」

「アニタ、みんな一撃で倒しちゃったから逃げられる前に終わっちゃった」

「ボア弱すぎるだけ」

「村長に伝えてくるね」

エターナリアは村長の家に向かい

「村長ボア倒したので確認してください」

「え?もう倒したのですか?」

村長を連れて畑に戻り

「え?一匹じゃない・・・・5匹も倒したのですか?」

「5匹現れたから倒しちゃいました、ボアの輸送と出来れば干し肉を作ってもらえれば良いと思いますが?」

「解りました」

「1匹は手伝ってくれるお礼に村人で分けてください1匹は干し肉にしておいてもらえますか?後で取りに来ますので、残りの3匹を王都まで輸送して売却かな?」

「よろしいのですか?1匹もらっても・・・」

「良いですよ、その方がやる気でるでしょ」

「はい!ありがとうございます」

「依頼書に依頼完了の確認の証をお願いしますね」

「勿論です、ありがとうございました」

翌朝、解体しているボア肉を少し焼いて食べてから王都に向かって出発する


肉屋でボアを買取りしてもらっい、解体後少し肉をもらう約束をしてからギルドに向かう

「依頼完了しましたので確認をお願いしますね」

「解りました、え?早い」

職員が驚くと村人が

「村に来ていただいた夜にそのままボアを5匹倒してくれました」

「え?一晩で完了ですか・・・依頼の完了は確認できましたので報酬を渡します」

「ありがとうございます」

村人と別れてから肉屋で肉を受け取り宿屋に向かい

「ただいま」

「おかえりなさい部屋はそのまま取ってあります」

「この肉で料理作ってもらっても良いかな?」

ボア肉を出すと

「え?ボア肉ですか?勿論すぐに料理します」

ボア肉を沢山食べてから休むことにする

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