第261話 レビレーセルク後始末

イゼローレンを呼び出す

「売られちゃった! と言うことで、国王から貴族まで捕らえてきてね、逃がしたら、この国の人々皆殺しね」

エターナリアが笑顔で言う

「え!! 本気で・・・」

イゼローレンが呟くと、エターナリアを見て青ざめて、配下を連れて、王城に向かう


イゼローレン達は、国王から貴族まで全員を捕らえ始めると、エターナリア達が王城に到着する

「こんな事をしてただで済むと思うな!!国民から周辺諸国が黙っていないと思え!!」

国王がエターナリアに怒鳴る

「売られた喧嘩を買っただけだ!! 命狙うなら、狙われる覚悟有るんだろ!!」

エターナリアが【威圧】を使い怒鳴る

「ヒィーーーーーー!!!」

国王が恐怖で叫ぶと、気絶する

「他に文句有る奴いないのか!!」

エターナリアが、全員に聞こえるように言うと、震えながら、見ている

「イゼローレン! こいつら全員奴隷にしろ!!」

エターナリアが真剣に言うと、イゼローレンが苦笑いする

「お待ちください!! 私はどうなっても良いです!! だけど・・・子供だけでも助けてください!! お願いします!! 全ては、私が説得出来なかったのが悪いです!! お願いします!!」

王太子妃が必死に言うと、必死に頭を下げている

「じゃあ何で喧嘩売ってきた!! 説明してみろ」

エターナリアが真剣に言うと、王太子妃は、正確に説明を始める


「解った!! 国王と重臣を処刑を任せる!!その一族は、全員奴隷落ち!!」

エターナリアが言う

「え! しかし、それでは国が維持出来ません!」

王太子妃が真剣に言う

「国なんて、こんなクズ共がいなくても、維持出来る!! 上に立つ人間なんて、どうでもよい!!」

エターナリアが真剣に言い切る

「何故ですか?」

「こいつらは、何かやっているか?振りをしていただけだ!! 下の人々がやっている内容を、やった風に言っているだけだ!!」

「そんな・・・・」

王太子妃が呟く

「イゼローレン、どうだ?お前は、どっちに付く?」

「ヘリセウス様を支えたいと思います。」

イゼローレンが真剣に言う

「イゼローレン! お前は、監視だ!! 愚かな貴族共が変な事をしたら、容赦いらない!!領民を幸せにする為に、騎士をまとめよ!」

エターナリアが真剣に言う

「畏まりました。ヘリセウス様」

イゼローレンが真剣に言う

「イゼローレン、最初の仕事は、こいつらを奴隷にして、今までの悪事を全部聞き出せ! 隣国など今回の事で全部潰す! 解るな?」

エターナリアが笑顔で言う

「畏まりました。」

イゼローレンが苦笑いしながら言うと、奴隷商人を呼んで、王族と貴族や重臣を奴隷にしていくと、王太子妃の番になる

「お前は奴隷にしない! 女王となり、この国の運営を任せる」

エターナリアが真剣に言う

「え? 何故ですか!! 何故私だけ?」

王太子妃が驚いている

「信用が出来そうだからだ!! 子供が幸せになれるかは、お前次第だ!! 面倒な貴族は、全部いなくなったから、国民の為に頑張れ」

エターナリアが言うと、クリスが説明を始める


セリカに、クレーセルクとキシルトリセルクの、軍勢の幹部を奴隷にすると、クレーセルクとキシルトリセルクに向けて出発する事にする

「御主人様、お使い行ってきます」

セリカが笑顔で言う

「護衛もいるけど、油断はしないでね」

「はい、御主人様、護衛がエメラルドなので、安心できます」

セリカが笑顔で言う

「我が主、もし襲って来たら、焼き払います」

エメラルドが上機嫌で言う

「任せたよ」

エターナリアが笑顔で言うとセリカと護衛達が軍勢を率いて、出発する


「ヘリセウス様・・・これだと、完全に両国共に占領出来ます・・・問題は、民衆と貴族達が反乱を起こす事です」

イゼローレンが見送りながら言う

「反乱起こしたら、緑龍王が殲滅して終るけど、挑戦する?」

エターナリアが笑顔で言う

「不可能です・・・もし命を狙わなかったら、何も無く帰っていましたか?」

「そうだね、面倒だから、売られた喧嘩は買うけど、売らないからよ」

エターナリアが笑顔で言うと、イゼローレンは落ち込んでいる


数日後、王太子妃の女王即位の発表と、今回の顛末を発表を終る

「ヘリセウス様、暫くは女王として、国の統治を頑張ります。本当に可能でしょうか?」

「大丈夫、イゼローレンが騎士を統率出来ているからね、良い人材を集める様にしてね」

「畏まりました。女王キトリアリア・レビレーセルク必ず民を幸せに導きます」

女王が真剣に言う


クリスとアーナが笑顔でやってくる

「予定通り、商会の設立と引き継ぎ終らせました。小規模ですが、念の為に連れてきていた担当者を代表にしました。ヘラの配下を2人残して、情報収集と護衛をさせます」

クリスが真剣に報告する

「ここまで来たら、商会ぐらい作らないと、エリスナの利益にならないからね」

「この港なら、良い拠点になります。2隻の船も交易船にして、周辺諸国と交易が出来ます」

アーナが笑顔で言う

「帰ったら、幹部を各地に送らないとね」

エターナリアが笑いながら言う

「エニス奥様への、お土産話が、沢山出来ました」

クリスが微笑みながら言う

「怒られるから、余り話したくないな・・・女王の名前を聞かないで、王位に付けたなんて、知られたくない」

「あ!! そう言えば、自己紹介しないで、勝手にヘリセウスと呼んでいましたね」

「好きで良いけど、早く帰ろう」

エターナリアが笑顔で言う

「御主人様、船に乗る前に早く帰りたいと、思っていましたよね?」

「え? 解っていたんだね」

エターナリアが苦笑いする

「寄り道した方が、早く帰れます」

クリスが微笑みながら言う

「じゃあ、寄り道して、商会の仕事をしながら帰ろう!!」

エターナリアが笑顔で言うと、アーナが微笑んでいる

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