第151話 愚かな国王

兵士の四肢を折りながら謁見の間に向かう

「貴様ら!!こんな事をしてただで済むと思うなよ!!」

国王が怒鳴ると残っていた兵士達が武器を向けてくる

「売られた喧嘩を買っただけですよ、売らなければこんな事にならなかったのにね」

エターナリアが微笑みながら言う

「クズ商人など!早く殺せ!!」

国王が怒りながら怒鳴ると兵士達が間合いを詰め始める

エターナリアに斬りかかるがエターナリアはかわしながら腕を掴み兵士に投げつける

「なんだ!!こいつかなりできるぞ!!注意してかかれ!!」

「あんたが指揮官だね、弱そうだけど」

エターナリアが微笑みながら言うとみんな笑い始める

「後悔させてやる!!」

兵士が怒鳴ると兵士達が一斉に斬りかかってくるがアニタ達が一斉に殴り飛ばしてから四肢を折り始める

「つつっ強い!!」

国王が青ざめながら言うと逃げ出し始める

「逃げ道など無いのに」

エーリンが呟きながら腕を捕まえて床に叩き付ける

「お前は!!エーリン!!何故ここに!!」

「最高の御主人様に出会えたことだけ感謝しますね」

エーリンは微笑みながら言うと国王を蹴飛ばして転がす

「ギャーーー!!貴様!!」

国王はエーリンを睨みながら痛みに耐えている

「お仕置きを始めて良いよ」

エターナリアが微笑みながら言うとアリセリカが国王の両腕を砕くと足を持って床に何度も叩き付ける

「御主人様への無礼キッチリお仕置きさせて貰います」

アリセリカは微笑みながら言うとレインの足元に転がすとレインが回復させてからアリセリカはボコボコにしてから両腕両足を砕いてレインが回復させる

「何で!!回復させる!!」

「死なれたらそれで終わりですからね、全員からしっかりお仕置きを受けて貰います」

レインが微笑みながら言うと顔面を蹴飛ばす

「ぎゃーーーー!悪魔!!」

国王が叫ぶとアリセリカが微笑みながら言う地面に叩き付け始めると他のみんなも転がっている精鋭にお仕置きを始める


「御主人様こちらの椅子にお座りください」

エーリンが微笑みながら言う玉座を確認してから勧める

「え!面倒事にならない?」

エターナリアが苦笑いする

「御主人様に立って待って貰う方が心苦しいです」

エーリンが微笑みながら言う

「御主人様、お座りください、御主人様が座っている所を見たいです」

レインが微笑みながら言うとエターナリアは玉座に座りお仕置きの風景を見ている

「エター!似合うね!王冠は無いのかな?本物の王様見たい」

エニスが笑顔で言うと横に来る

「照れるね」

エターナリアが呟くとみんな微笑んでいる

「御主人様!!城内の非戦闘員を集めてきました」

ヘラが笑顔で言うと女獣人達と執事達を連れてくると全員怯えながら入ってくる

「お前達に問う!そこの愚か者と俺たちどっちに付く?」

「え!!それは・・・・」

「ハッキリ態度を示せ」

エターナリアが言う

「こいつは嫌いですが・・・姫様!!」

執事が言おうとするとエーリンを見て驚いて声をあげると全員驚いている

「どうした?どうするか決めないのか?」

「昔の平和な時に戻して貰えるならあなた様に忠誠を誓います」

執事が言うと両膝をついて言うと後ろの人は全員両膝をついて言う

「状況が安定するまで俺が助言はするが、その後はエランが王様だ!!それで良いか?」

「はい!!よろしくお願いします!!」

執事たちが笑顔で言う

「1つ聞くが信用出来る人に心当たりは?」

「残念ながら殆どの内政担当は殺されてしまいましたが・・・僻地に赴任させられて生き残っている者がいます」

「誰か使いに行けるか?」

「はい!私が行きます!父を説得してきます」

女獣人が笑顔で言う

「護衛が必要なら選んで連れていけ!頼んだぞ」

エターナリアが微笑みながら言うとエーリンが隣で微笑んでいる


カシムは城門の上から外を見ていると兵士達が集まり始める

「攻めて来ないな・・・怖じ気づいているのか?」

カシムは苦笑いしながら見下ろしている

「門を開けろ!!貴様らただで済むと思うなよ!!」

兵士の1人が出てきて怒鳴り出す

「弱虫の遠吠えか?」

「今開けなければ!後悔することになるぞ!!」

兵士が怒鳴ってから後ろの兵士に何か言っている

「ん?御主人様!!何か様用ですか?」

カシムは城から出てくるエターナリアを見つけて叫ぶ

「外にどのぐらいいるか?」

「400人ぐらいですかね?」

カシムは微笑みながら言う

「御主人様少ないですね」

レインが微笑みながら言う

「じゃあ降伏勧告でもしようかな?」

エターナリアが微笑むと国王を転がす

「そこの線から向こう側に出たら全員からお仕置き追加ね」

エターナリアが微笑みながら言うと国王は震えながら座り込んでいる

「ケシル、ミシル開門!!」

エターナリアが笑顔で言うと門が開いていく

「こいつは降伏した!!まだ戦いたい者は前に出てこい!!戦いたくない者は武器を捨てて降伏せよ!!」

エターナリアが大声で言うと兵士達は動揺している

「くそーー!かかれ!!陛下を救出するのだ!!」

1番前にいる男が叫ぶと兵士が動揺して動かない

「おい!助けてくれると言っているぞ!!何とか言え!!」

エターナリアが言うとアリセリカが蹴飛ばして線のギリギリまで転がると必死に線を越えない様にしている

「どうした!!早く助けを求めないのか?それとも降伏を勧告するのか?どっちだ!!」

エターナリアが見下しながら言う

「ヒィーーーー!お助けを!!誰も来るな!!全員武器を捨てろ!!!」

国王は震えながら叫ぶ

「国王陛下!!」

先頭の兵士が叫ぶと1人で走ってくるとアニタが笑顔で前に行くと兵士は剣を振りアニタはかわしながら腕を捕まえて投げ飛ばすとそのまま腕に蹴りをいれる

「ギャーーー!!」

兵士は腕を押さえて悲鳴をあげるとアニタは容赦なくもう片腕を砕く

「弱すぎる!!相手にもならない!!強いやつ出てこい!!」

アニタが叫ぶと兵士達は青ざめながら立ち尽くしている

「どっちにするか早く決めるが良い!!」

カシムが城門の上から叫ぶと兵士達は武器を捨て始める

「武器を捨てた者はその場に座れ!!」

カシムが叫ぶと兵士達は座り始めると全員座ったのを確認する

「お前達に選択権を与える!1つはこのまま新しい王が即位したらその王に忠誠を誓うことだ!!2つ目は見逃してやるからこの町から出ていく事だ!!最後はこの場で自害することだ!!選ぶが良い!!」

エターナリアが大声で言うと兵士達はどよめきながら相談をしている

「この場で自害したい者はさっさとしろ!!」

カシムが怒鳴ると誰もしない

「次に見逃して欲しい者は武器を拾って出ていけ!!」

数人が立ち上がり町の外に向かって歩いていくのを見送ってから

「最後に新しい王に従う者は立ち上がれ!!!」

カシムが怒鳴ると全員が立ち上がる

「どんな苦難が待ち受けていても良いのだな!!」

カシムが言うと全員少し困惑しながら立っている

「お前達の新しい指揮官はエミールが勤める!!知っている者もいると思うが良いな!!」

エターナリアが大声で言うとエミールが微笑みながら歩いていくと兵士達の中に涙を流し始める者がいる

「エミール姫様!!」

兵士が叫ぶと徐々に兵士達の中で叫ぶものが増えていく

「しばらくの間は全権は俺が持つが!食料問題と内政が安定したら次期国王は、エランに任せる!それで嫌なものは出ていけ!!」

エターナリアが大声で言うと兵士達は気が付き泣き始める

「この愚か者のせいで国はボロボロだが何としても立て直すぞ!!全員身を粉にして働け!!」

エターナリアが言う

「はっ!!」

全員が姿勢を正して言う


「御主人様!流石です!あれだけの兵士を味方にするなんて!」

エーリンが嬉しそうに言う

「上手くいって良かった!もし誰もこちらに付かなければ今後が大変になっていた」

エターナリアがホッとしながら呟く

「御主人様だからですね」

レインが微笑みながら言う

「エラン!少しずついろいろ勉強して貰うぞ良いな!」

エターナリアがエランに言うと頷いている

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