第150話 エランとお仕置き開始
「大臣さん大丈夫ですか?」
「すまない!まさかここまで愚かとは・・・」
大臣は悔しそうに言う
「所で国王に逆らった者達は全員殺されたのですか?」
「その通りだ・・・」
大臣が悔しそうに言う
「そうですか・・・先代の国王の一族も全員?」
「いや・・・王子はこの先に幽閉されている」
大臣が言う
「そうなんだね、生きていたんだね」
エターナリアが微笑みながら言う
「王子など生きていても子供だから何の役にもたたないぞ!!」
大臣が言う
「じゃあ付き合う必要は無いね」
エターナリアが微笑むと炎龍王剣を出してから扉を斬り外に出る
「なんだ!!剣など持っていたのか!!」
大臣が驚いているとエターナリアは微笑みながら奥に向かう
「あんたが先代の王子か?」
エターナリアが問いかける
「そう・・・・」
「エーリンは知っているか?」
「え!お姉ちゃん知っているのですか?」
「どうして奴隷になったか知っているのか?」
「僕の為に・・・エミール姉ちゃんと奴隷になる事を選びました・・・・」
エランは泣き始める
「男なら覚悟を決めろ!!このままだとこの国は滅びるぞ!兎耳族は全員奴隷かな?」
「そんな事!!あり得ない!!」
「愚かな王だとそうなる」
エターナリアが真剣に言う
「どうしたら民を救えるのですか?」
「お前が王になれ!!なるなら少しぐらい力を貸してやる!」
「・・・・・民が救えるなら何でもします!!」
エランは涙を流しながらエターナリアをしっかり見る
「ここで宣言をしろ!!どんな王になるか!!」
「民を守る王になる!!」
「苦難と死ぬより恐ろしいことが起きても王道を進むか?」
「私の命有る限り!苦難でも何でも乗り越えて見せます!」
「良い目付きだな!取り敢えず自分の身は自分で守れ!」
エターナリアが言うと扉を斬る
「すごい・・・何者なのですか!!あなたは!」
「え!ただの冒険者だ!!」
エターナリアが笑いながら駆けつけて来る兵士を次々と殴り飛ばしながら出口に向かう
「エターナリア殿出してくれ!!」
大臣が叫ぶ
「大臣あなたは約束を守れなかった!だから助ける義理は無いそれでも助けて欲しいのか?」
「助けてくれ!!役にたって見せる」
「じゃあ国王に喧嘩は買ったと伝えてくれ」
エターナリアはそう言うと扉を一部斬り外に向かう
レイン達は兵士が取り囲まれて全員武装して戦う準備を終らせていると兵士が入ってくる
「大人しくしろ!!たっぷり可愛がってやる!!」
兵士達は笑いながら入ってくるとエミールとエーリンが兵士達を殴り飛ばすと全員本気で次々と兵士を叩き潰す
「レインどうするの?」
エニスが言う
「御主人様の元に行きたいのですがよろしいですか?エニス様」
「勿論です!」
エニスが笑うとみんな微笑んでいる
「セリカと犬人族はエニス様を守ってください、クーラ、クリスは後方で支援とリリス、キャスカを守ってください」
レインが言うとみんなそれぞれの役目を理解して隊列を作ると王城に向かうと城門が開いて兵士が出てくる
「アニタ殺さないように気を付けなさいね」
レインが言うとアニタは笑顔で走っていくと兵士達を投げ飛ばしながら突き進むとセレストリアとアリスとエミールとエーレンが続く
「はっ速い!!化け物か!!」
兵士達は慌てながら叫ぶがアニタは容赦なく投げ飛ばしていく
「アニタ1人で充分かな?」
エニスが苦笑いしている
「この程度の数なら余裕ですね、しかし御主人様に合流するまでは油断出来ません!!」
レインが心配そうに言う
「国王陛下!!大変です!!エターナリアが逃げました!!喧嘩は買ったと言っていました!!」
大臣は慌てながら国王に報告に行く
「それがどうした!!貴様こそ何故ここにいる!!」
国王が怒鳴ると兵士が武器を向ける
「剣を隠し持ち扉を斬って逃げた!!本当だ!!」
大臣が叫ぶ
「この逃亡者を捕らえよ!!抵抗するなら斬って構わん!!」
国王が言うと
「そんな・・・・」
大臣が崩れ落ちると兵士に抱えられて連れていかれる
「国王陛下お伝えします!!商人が逃亡したのは本当です!!今城内を探索しています!!後王子も連れ出されました!!」
兵士が報告をする
「馬鹿者!!誰が逃がした!!殺して構わん!!」
国王が怒りながら怒鳴る
「大変です!!商人の従者を捕らえに向かった兵士達は不明ですが逆に城に侵入しました!!」
「何をしている!!皆殺しにしろ!!!少数に何をしている!!」
「途轍もなく強くて歯が立ちません!!」
兵士が震えながら言う
「何をしている!!早く殺せ!!」
国王は苛立ち怒鳴る
城の入口に弓兵が集まり迎え討つ準備をしている
「来たぞ!!弓隊構え!!」
兵士が叫ぶと弓兵は弓を引いて放つ態勢に入る
「ねえねえ兵士さん後ろを取られたらどうするのかな?」
エターナリアは笑顔で最後方の兵士に声をかける
「は?何故!!」
兵士が驚き声をあげると兵士を殴り飛ばすと腕を掴みへし折ると兵士達に投げつける
「早くあいつを殺せ!!」
兵士が叫ぶと兵士達が向かってくるとエターナリアは兵士の腕を掴みぐるぐる回してから兵士を投げ飛ばすと兵士にぶつかり兵士達は勢いに仰向けに倒れる
「この!!」
偉そうな兵士が剣で斬りかかってくるとかわしながら腕を殴り鈍い音と共に骨は砕けるともう片手を掴みへし折る
「ぎゃーーーー!」
崩れ落ちる所で足を掴み蹴りを入れてへし折るともう片足もへし折る
「ばばばっ化物!!!」
兵士達は後退りすると近くの兵士を掴み弓兵に投げつけると弓兵は倒れるとエターナリアは次々兵士を投げつけていく
「化物!!逃げろ!!」
兵士が震えながら逃げ始めるとアニタ達が次々と兵士の腕を砕きながら走ってくる
【威圧】エターナリアが睨むと恐怖の余り兵士達はその場で崩れ落ちて震える者と気絶する者がいる
「御主人様!!お待たせしました!!」
レインが涙目で抱きついてくる
「全員怪我は無いか?」
「はい!!御主人様!!!!」
「じゃあ喧嘩も売られたから叩き潰すよ!!」
エターナリアが笑顔で言うと全員笑顔で周りの兵士の四肢を折っていく
「エター、早く終らせるよ」
エニスが笑顔で言うとエーレンとエミールが涙目でエランに近付く
「エーリンお姉ちゃん!!エミールお姉ちゃん!!」
エランは涙を流しながら2人に抱き付く
「エラン・・・・無事で良かった・・・」
「エター、良かったね」
「そうだね、ワザワザ牢屋に閉じ込められた甲斐が有ったよ」
エターナリアが微笑む
「御主人様を牢屋に!!!許しません!!」
アリセリカが言うと全員頷いている
「お仕置きに行くよ」
エターナリアが笑顔で言う
「はい!!!!!御主人様!!!!!」
全員が笑顔で言うと謁見の間に向かって歩き出す
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