第226話エリスナと商会
クレイドとリザイナが帰ると、商会に向かう事にする
「御主人様気をつけて言ってきてください」
レインが微笑みながら言う
「レインもゆっくりしてね」
エターナリアが微笑みながら言うと、クリスとセリカとアーナとキャスカとケシルとミシルとセレストリアと一緒に商会に向かう
「御主人様、やはり正面からは入れません」
クリスが真剣に言う
「裏からだね」
エターナリアが微笑みながら言うと、裏に回る
「御主人様、盗賊です」
ケシルが微笑みながら言う
「キャスカとアーナは、先に入ってね」
エターナリアが微笑みながら言うと、商会の裏の扉が開くのを待つと、扉が開くと、男達が走ってくる
「死にたくなかったら!大人しくしろ!!」
男が武器を構えて言う
「盗賊の掃除宜しく」
エターナリアが微笑みながら言うと、セレストリアとミシルが、殴り腕を折り始めると、1人の男が慌てて逃げる、ケシルが後ろから飛び蹴りをして、男を倒して
「アーガナル商会を襲って逃げれると思いましたか?」
ケシルが微笑みながら言うと、男の足を掴み地面に叩き付け始める
「出来心だ!!許してくれ」
男が泣きながら叫ぶ
「地獄巡りですね」
ケシルが笑顔で言うと両腕両足を砕くと、足を持って引き摺って戻ってくる
「みんなのストレス発散してね、アーナは回復魔法で回復してあげてね」
エターナリアが笑顔で言うとアーナが回復魔法で回復させると、容赦なくボコボコにしていく
警備隊が到着すると苦笑いしている
「えーと、そろそろ引き取ってもよろしいですか?」
警備隊が苦笑いして言う
「時間無いから、引き取っても良いですよ」
エターナリアが微笑みながら言う
「だずげで」
男達が警備隊隊員の足を掴み助けを求める
「罪状を白状したら牢屋にいれてやる、罪状が無いなら、ただの喧嘩なので、このまま帰ります」
警備隊隊員が言うと、男達は必死に罪状を叫び出す
「後は宜しく」
エターナリアが笑顔で言うと、警備隊隊員が連行していくと、2人の隊員が扉の外で警戒をしている
「御主人様、順調に取引終わりました」
エリスナが笑顔で言う
「それは良かった」
エターナリアが微笑むと、商会の資料を読み始める
「御主人様、塩の件ですが、かなりの利益ですが、利益を投資する物が少なくなっています。」
エリスナが真剣に言う
「そうだね、各投資がかなり利益をあげているから、何か考えないとね」
エターナリアが考え始める
「疫病もかなり抑えられているけど、そろそろ交易の商隊も必要かな?」
「はい、御主人様、商隊を作るにしても経験が必要です」
エリスナが真剣に言う
「その件は、クレイドとリザイナに同行して、旅になれさせれば良い」
「クレイドとリザイナ? 商会を探っていた人ですか?」
エリスナが真剣に聞く
「黒龍連合から来た、行商人に扮した密偵だけどね」
エターナリアが微笑みながら言う
「行商人に? 密偵!! まさか御主人様の密偵ですか?」
エリスナが驚いて苦笑いする
「アーガナルド商会が脅威になるから調べていたみたいだね、優秀だよね」
「は? 黒龍連合の密偵が御主人様を調べていた!! 何を考えて!!」
「アーガナルド商会なら、1国を滅ぼせる実力が有ると思っていた様だ」
「御主人様なら滅ぼせます・・・滅ぼして来ましたよね」
エリスナが苦笑いする
「その通り! だからついでに商隊に同行して、この国に馴れて貰うように頼んだよ」
エターナリアが笑い出す
「密偵が一緒なら、安心して旅に出せます」
エリスナが笑顔で言う
「商隊に密偵や調査担当を同行させれば色々情報が得られるよね」
「はい!御主人様・・・御主人様この国も支配する気ですか?」
「え? 面倒だからしたくないね」
「御主人様ならやりそうです」
エリスナが真剣に言う
「そうなったら、エリスナが女王様をやって貰って、自分は旅に出ようかな?」
「え? 一緒に居れないなら、やらないです」
エリスナが慌てて言う
「それならここが家だね」
エターナリアが笑顔で言うと、エリスナが安心している
「エリスナ様、面倒な商人が来ています」
職員が苦笑いしてくる
「面倒な?」
「塩の商人みたいですが・・・」
職員が苦笑いしていると、エリスナが会う為に応接室に向かう
「セレストリア、ヘラに伝えてきて」
エターナリアが微笑みながら言うと、セレストリアが笑顔で出ていくと、エターナリアは応接室の話を聞きに行くと、商人が待っている
「アーガナルド商会、塩をこの価格で買え!!」
商人が怒鳴っている
「何の事でしょう」
エリスナが微笑みながら言う
「塩をこの価格で買えと言っているんだ!!」
「必要は有りません」
「公爵様の命令が聞けないのか!! どうなるか解っているのか!!」
「適正価格だと、このぐらいですね」
「このーー! 絶対後悔するぞ!!」
「適正価格も解らない人が商人出来るのですか?」
エリスナが微笑みながら言う
「このーーー!!こっちが下手に出れば!!絶対後悔するぞ!」
男が逆上しながらナイフに手を掛ける
「商人に扮した、暗殺者かな? それとも港の公爵家の家臣かな?」
エターナリアが微笑みながら言う
「何だ! 護衛が弱そうだな!! 小娘!!」
「強いかも知れないですよ」
エターナリアが微笑みながら言う
「貴様!!」
「所で貴方は、小麦が欲しいのかな?」
「何故それを!!貴様!!」
「小麦と塩を交換するなら、小麦1に対して塩10でどうですか?」
エターナリアが微笑みながら言うとエリスナが驚いている
「ふざけるな!!一対一だ!!」
「話にもならないですね、塩などいくらでも手に入りますからね」
エターナリアが笑っている
「塩3だ!!」
「話にもならないですね、品質も解りませんので、お帰りください」
エリスナがため息をする
「塩5いや!塩7で・・・」
商人が考え始めると、エターナリアが小麦の袋をクリスに持ってきて貰うと、袋を開けて中を見せる
「上物・・・」
「塩は品質どうかな? 悪ければ話にもなりませんね」
エリスナが微笑みながら言う
「品質は良い筈だ!!」
商人が怒鳴る
「持ってきてくださいね、品質が悪ければ、20でも断ります」
エリスナが真剣に言う
「鑑定しながら交換だ!! 小麦1に対して塩7だ!!」
「塩10なら考えますけど」
エリスナが真剣に言う
「小娘!! くそーー! 塩9だ!!」
商人が怒りながら言う
「仕方ないですね、品質が悪ければ取引出来ませんね」
エリスナが微笑みながら言うと、商人が馬車を取りに行く
「御主人様、ぼったくりです」
エリスナが真剣に言う
「凶作で困っているからね、5でも余裕なんだけど」
エターナリアが微笑みながら言う
「御主人様・・・そんな情報有りませんでした」
エリスナが苦笑いする
「あれ? 言ってなかったか?」
エターナリアが苦笑いすると、クリスを見る
「え? エリスナに話してないです。小麦で公爵家の金貨を巻き上げようなんて」
クリスが苦笑いする
「御主人様、悪い顔が思い浮かびます」
エリスナが苦笑いする
商人が到着すると、塩を1袋ずつ開けて鑑定していくと、重量を測っていくと、小麦も開けて重量を測る
「塩に小石が混じっています」
商人に石を見せながら言う
「そんな馬鹿な!!」
商人が慌て出して、小石を見ていると、職員達がふるいで小石を別け始める
「質が悪いですね」
エリスナが微笑みながら言う
「そんな筈は・・・」
商人が青ざめている
「石が10袋に、塩が90袋になります。こちらが約束の小麦10袋ですがどうなさいますか?」
エリスナが微笑みながら言う
「頼む交換してくれ」
商人が青ざめながら言う
「こちらが物々交換の契約書です」
エリスナが微笑みながら言うと、契約書を差し出すと、商人がサインして小麦を持って帰る
「御主人様相当な悪徳商人みたいですね」
エリスナが苦笑いする
「吊り上げたのは、エリスナで9と言ったのは、商人だね」
「御主人様には勝てません。5で仕入れが同額なのに」
エリスナが呟く
「2で同額だな・・・小麦沢山収穫できるからね」
エターナリアが笑い出す
「は? どこでそんなに安くなるのですか!!」
「黒龍連合の兎耳族だよ」
エターナリアが笑顔で言うと、エリスナが笑い出す
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