第167話 狐耳族の族長

狐耳族の族長のいる町に向かって出発をする事にする

「クレセント様気をつけてください、狐耳族は忠誠を誓った者達は絶対の忠誠を示しますので、心を折ることは難しいです。」

アドルフが真剣な目付きで言う

「捕虜は全員奴隷にする為に奴隷商人を連れてきているからね」

エターナリアが笑顔で言う

「そう言うことか・・・・」

アドルフが呟くとエターナリア達は出発をする

「アドルフ、クレセント様に忠誠心を示す事を考えましょう」

アゼリカナが微笑みながら言う

「そうだな・・・占領して我らに従属を求めただけで兵士も食料も要求しないとは・・・それ所か森の主を倒して食料を与えられるとは・・・」

アドルフが苦笑いしながら呟く

「伝説の月の王クレセント・・・伝承をする事にしましょう」

アゼリカナが微笑むとアドルフが頷いている


エターナリア達は4つの村を支配下に置いて進む

「御主人様、やはりここの辺りにも兵はいないようです。」

レインが真剣に地図を見て言う

「族長は何を考えているんだろう?」

エターナリアが呟く

「族長のいる町までもう戦闘に有利な地は有りませんので一気に町を押さえますか?」

「情報が欲しいが、前線は膠着状態なのは解るが停戦でもされて包囲されるのは面倒だよな」

「狼耳族の兵士に監視させていますので、今は戻る雰囲気は有りません」

「ドラゴンの狩り場に侵入はしたのかな?」

「解りませんが今兵士に確認に行かせました」

レインが溜め息混じりに言う


町が見えてくると町から次々と軍勢が出てくる

「御主人様!」

レインが少し焦っている

「一気に潰す為に周辺の兵士は集中したようだね」

エターナリアが周囲を見ながら言う

「このままだと完全に包囲されます」

「レイン後の狼耳族の軍団は下がり戦闘区域外に出るように伝えてね」

エターナリアが微笑みながら言う

「解りました!仕方ないです」

レインが言うと使いを出して狼耳族の軍団は離れ始める


「愚かなクレセント!!ここまでノコノコやってきた馬鹿者め!!皆殺しになるが良い!!」

狐耳族の将軍が大声で言うとエターナリアはステータスを見て溜め息をする

(上級妖狐か弱すぎる)

「御主人様どうします?」

アニタが笑顔で言う

「ちょっと試してくるかな?」

エターナリアが微笑みながら言うと歩いていく

「貴様がクレセントか!!降伏などさせんがな!!」

「愚か者は相手の実力も解らないとは・・・雑魚が後ろで怯えながら声を出すとは、弱虫だな!」

「貴様!!栄光ある四大将軍の俺が弱虫だと!!許さん!!」

「弱者しかいないのでは、弱虫でも将軍になれるのですね」

エターナリアが【嘲笑】【挑発】を使いながら笑い出す

「貴様!!許さん!!」

将軍が怒鳴ると一団を率いてエターナリアの前までやってくる

「弱虫も怒るだね」

「貴様八つ裂きにしてやる!!」

将軍が怒鳴ると大剣を振り上げて突撃してくるとエターナリアは腹に一撃を入れてから腕を掴み何回も地面に叩き付けてから両腕をへし折り両足を砕くと将軍は白目を剥いている

「この程度だから弱虫と言っているのに」

エターナリアが呟くと狐耳族の兵士達がエターナリアに突撃してくるとアニタが片手に金属の棒を持ち笑顔で次々と両腕を砕いていく

「つまらないです!!」

アニタが全員を叩き潰して言う

「お仕置開始かな?」

エターナリアが大声で言うとケシルとミシルとキサラが笑顔で前に出てくる

「何をしている!!全員で皆殺しにしろ!!将軍の敵討ちだ!!」

兵士が怒鳴ると兵士達は武器を片手に襲いかかってくる

「御主人様こちらを」

クーラが笑顔で金属の棒を手渡してくる

「クーラありがとう、孤立はしないように気を付けてね」

エターナリアが微笑みながら言うとクーラは頷き下がっていくとエターナリアは近付く狐耳族の兵士を次々と両腕を砕いて弾き飛ばしていくとアニタとケシルとミシルとキサラは軍勢を次々と叩き潰しながら動き回っている


「御主人様お疲れ様です」

「レイン怪我した人はいたか?」

「1人もいませんでしたが後始末が面倒ですね」

レインは埋め尽くされた狐耳族の兵士達を見て苦笑いしている

「ゼクト達に任せれば良いね、奴隷商人も大忙しだね」

エターナリアが笑ながら言う

「そうですが降伏宣言するものがいません」

「あ!そうだね」

エターナリアが呟く

「あ!!御主人様!!城門の上で偉そうにしていたので捕まえました」

ケシルが笑顔で言うとミシルが微笑んでいる

「お前は?」

「化け物!!」

狐耳族の将軍は怯えながら叫ぶとミシルが蹴りを入れている

「お仕置始めておいてね」

エターナリアが微笑みながら言うとケシルとミシルがお仕置を始める


「クレセント様!凄い戦いを見せて頂きました」

「ゼクトすぐに捕虜を捕まえてね」

「はい!クレセント様!!」

ゼクトが笑顔で言うと狼耳族の兵士達は拘束を始める

「あれは四大将軍の筆頭!!」

ゼクトが驚いている

「ケシルとミシルが偉そうだから捕まえてきたみたいだね」

「狐耳族の最強の戦士を・・・桁が違うと理解してくれれば良いのですが」

ゼクトが苦笑いしている

「休憩したら町中も制圧するかな?降伏してくれれば良いだけど」

エターナリアが呟くと町の方を見ている

「御主人様!!アニタが逃げたす者を見付けてボコボコにしています」

キサラが慌てて来る

「ちょっと見に行くか」

エターナリアが言うとセレストリアとアリスとレインとアリセリカ狼耳族の兵士達を連れて行く


「あ!御主人様!!偉そうな奴見付けました!!」

アニタが尻尾を振って言う

「アニタ、ご苦労様!」

エターナリアが微笑みながら言うとセレストリアが驚いて睨んでいる

「セレストリアどうかしたのか?」

「あれが族長です!!」

セレストリアが手を強く握りしめながら言う

「セレストリアお仕置はあの城門の前でやろうか?狐耳族の兵士達全員に見えるからね」

エターナリアが微笑みながら言うと族長と周囲にいる者達を連行して移動するとレインが回復させてセレストリアが微笑みながら見ている

「貴様が族長か・・・呆気なかったな」

「貴様!!こんなことしても!我らは負けない!貴様らを皆殺しにするぞ!!」

「威勢が良いがお仕置は始めさせて貰うがな」

エターナリアが笑顔で言うとセレストリアが金属の棒を持って微笑んでいる

「おおおっお前は!!セレストリア!!!」

「たっぷりお仕置を受けて貰いますよ!多くの部族の者を不幸にしたのだから・・・・」

セレストリアが言うと族長に剣を投げる

「セレストリア!!」

族長が叫ぶと剣を持ち斬りかかるとセレストリアは微笑みながら両腕を砕きながら両足を砕くとレインが回復させる

「何故回復させる」

「死なれたらつまらないでしょ!セレストリアの気が収まるまで何日でもお仕置は続きます」

エターナリアが微笑みながら言うとセレストリアがボコボコにしていく

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