第93話 ケルトイス商会の愚か者

服を選び服工房を出て少し町中を歩いていると

「監視されています」

セレストリアが言うとアニタも頷く

「どこかな?」

エターナリアが言うとセレストリアが説明すると

「またですか・・・・いい加減旅支度している時に襲われたく無いですね」

レインが苦笑いしながら言うと

「警備隊が近くにいるかな?」

エターナリアが苦笑いしながら言う

「詰所に向かった方が早いですね」

レインが言うと詰所の方に向かって歩いていると警備隊隊員に出会う

「見回りですか?」

エターナリアが話しかける

「エターナリア殿どうかしましたか?」

隊員が笑顔で言う

「確かあそこの左側は襲われやすい、人気の無い場所ですよね」

エターナリアが苦笑いしながら言うと

「え?・・・・」

隊員は嫌な予感に苦笑いする

「一周したら来てみてくださいね」

エターナリアが微笑みながら言う

「解りました」

隊員は苦笑しながら歩き出す


エターナリア達は人気の無い場所に向かうと後ろから男達が走って来る

「動くな!!動けばこの娘を刺すぞ!!」

男は笑顔でアニタを人質すると

「どちら様ですか?」

エターナリアが聞く

「聞かれて答えると思ったか!!馬鹿め!」

男は笑いながら言う

「これはこれはアーガナルド商会の代表様ワハハハ」

商人がやってくる

「誰ですか?」

エターナリアが聞くと

「は?覚えてないのか!!!」

「誰でしたか?」

「貴様!!!許さん!!!」

「レイン誰だったか覚えているか?」

「誰でしょうか?」

レインも苦笑いしながら言うと

「ケルトイス商会を忘れたのか!!!」

「ん?どこかで聞いたような?覚えているか?」

「印象が有りません、資料を探さないと解りません」

「・・・・貴様ら!!痛い目見ないと思い出さないのか!!!」

商人は怒りながら言うと

「解りませんね」

エターナリアが笑いながら言うと

「まあ良い!!死にたくなければ持っているリザードの革を全部引き渡せ!!!!」

商人が言うと

「はぁ?嫌だと言ったら?」

「貴様!!!この娘がどうなってもいいだな!!」

「どうするつもりですかね?」

「この娘が死んでもいいだな!!」

「殺す前に男達が全員叩き潰される方が早いような」

エターナリアが微笑みながら言うと

「はぁ?貴様馬鹿か!この状況解ってないのか!!!!!」

商人が大声を上げると路地の入り口で隊員が苦笑いしている

「脅してリザードの革を奪い奪ったら殺すつもりかな?」

エターナリアが笑いながら言うと

「アハハハ!その通りだ!!さっさと革を出せ!」

商人が言うと

「愚かですね、革が欲しければ迷宮から持って帰れば良いだけですよ!更に革を出せと言っても革は商会に有りますね、解っていますか?」

エターナリアが笑いながら言うと

「え?・・・・あ!!そうだな商会に向かってからでないと無理か・・・・」

商人は苦笑いしている

「迷宮の20層から持って帰れば簡単に手に入りますよ」

エターナリアが優しく教えると

「そんな深くに潜れるわけ無いだろう!!」

「潜れる人に同行して貰えば良いのでは?」

「あ!その通りだが・・・貴様から奪えばそれでいい!!貴様も殺して馬鹿にした事後悔させてやる!!!」

商人が言うと男達が前に出てくる

「御主人様そろそろいいですか?」

アニタが笑いながら言うと

「殺さない程度にしてね」

エターナリアが微笑みながら言うと、アニタは腕を掴みながら投げ飛ばして地面に叩きつけてから振り回して男達を吹き飛ばしてから商人にぶつけてから男を使って商人に何度も商人に叩きつけると

「ギャーーー!化け物・・・!!!」

商人が叫ぶ

「そろそろ連行してもよろしいですか・・・」

隊員が苦笑いしながら歩いてくる

「次いでだから対人戦闘訓練しても良いかな?」

エターナリアが微笑みながら言うと

「取り敢えず応援を呼びに行かせますので捕らえるのは少し待っています」

隊員が言うと

「ルシア、ルティナ!アニタがやった事の真似をしてみてください」

エターナリアが笑顔で言うと、ルシアは男の手を持ってから何度か地面に叩きつけてから壁に叩きつけると商人に投げつける

「こんな感じですか?」

ルシアが聞いてくるとエターナリアは頷くとルティナも同じことをする

「何故だ!化け物!!!!近付くな!!!!!」

商人は怯えなが言うと

「また襲われたのか・・・・仕事を増やさないでくれ」

隊長が苦笑いしながら歩いてくる

「アニタを人質にとってリザードの革を全て渡せとか言っていましたね、無謀だとは思いますが」

エターナリアが苦笑いしながら言うと

「帰って良いか?愚か者はこれ以上はいらない・・・」

隊長が言うと

「隊長・・・ダメです!仕事ですどんな愚か者でも捕まえる必要が有ります」

隊員が苦笑いしながら言う

「仕方ない・・・商人罪状は全て認めるか?脅迫に殺人未遂に強盗未遂」

「それがどうした!!近付くな!!来るな!!」

商人が言うと

「最初から聞いていたので間違えないです牢屋にいれてから取り調べしましょう!」

隊員が苦笑いしながら言うと

「何故革が欲しかったのだ?」

隊長が商人に聞くと

「王都で売れば高く売れる!!大儲けだ!!」

商人が怒鳴りながら言う

「愚かだな・・・・犯罪犯してもう終わりだな」

「ふん!アーガナルド商会代表!!決闘だ!!」

商人が大声で言うと

「ここは王都ではありません、残念なからお受けできません」

エターナリアが微笑みながら言うと

「え?え!えーーーーーーー!!!」

商人が固まると

「愚か者だな・・・王都で無ければ決闘は無効だしな・・・・知らなかったのか?」

隊長が聞く

「は?どう言うことだ!!ん?王都で無いから・・・あ!特権が無い!」

商人が震えながら泣き始める

「じゃあ後は任せます」

エターナリアが微笑みながら言う

「仕方ない・・・愚か者にもなれたからな」

隊長は苦笑いしながら連行するように言うと

「ついでに仲間も全部捕まえてねもう忙しくなりたくないでしょ」

エターナリアが微笑みながら言うと

「絶対中途半端はしない!!だからもう狙われ無いでくれ!!」

隊長が言うと隊員が苦笑いしている

「隊長明日出発するからしばらく留守にするよ」

エターナリアが言うと隊長は苦笑いする

「出発前日にばかり襲われるな・・・」

隊長が呟くと隊員が笑い出す

「今日が一番危険ですね、護衛必要と思います」

隊員が笑いながら言うと

「何人か警護してやれ!牢屋が一杯になる前に!!絶対襲われない様にするように!!」

隊長が真剣に言うと隊員が大笑いする

「御主人様良かったですね、無謀な愚か者が寄り付かなくなりますね」

レインも笑いながら言うと

「襲ってきたら全員叩き潰します」

アニタが笑いながら言うと

「アニタ殿を襲う馬鹿を見てみたいですな!」

隊長が笑いながら言う

「隊長ここにいます!アニタ殿を人質とる馬鹿が!!本物の愚か者が!!!」

隊員が笑いながら言う

「あ!そうか!!ここにいたか!!本物の愚か者が!!!」

隊長が笑いながら言うと全員連行して帰り出す

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