第80話 賊の後始末

商業ギルドに向かい

「ベルダートいますか?」

「エターナリア殿どうかなさいましたか?」

ベルダートが驚きながら言うと

「襲われたから、重臣のこいつの借金を強制執行で取立て欲しい」

エターナリアが言うと

「え?・・・・まさか・・・」

ベルダートが青ざめて

「本当だ!犯人達も連れてきている」

警備隊隊長が言う

「そうすると・・・このまま乗り込むつもりですか?」

ベルダートも青ざめる

「エターナリア殿が乗り込んだらどうなるか想像出来るだろ!だからベルダート一緒に行ってくれるよな」

「解りました・・・」

「ついでに領主の前で今までの暗殺の証拠と依頼の証拠を突きつけてね」

エターナリアが微笑みながら言う

「ドドメをさしてこいと言うことですね」

ベルダートが苦笑いすると隊長と一緒に領主の館に向かう


「やること無くなったから帰ろうか?」

「エターを怒らせる方が悪い」

「御主人様を襲ってただで済む訳有りませんね」

レインが微笑んでいる

「レイン商会で重臣の事調べさせて後ろの黒幕見つけさせる様にね」

「はい!畏まりました」

アーガナルド商会に寄り、職員に調査を依頼してから帰るとケシルとミシルが笑顔で出迎える

「ん?あれは?」

「剣を振り回して危険だったので叩き潰しておきました」

「アニタあれは?」

「あ!帰り途中襲われたから、運んで置きました」

アニタが微笑みながら言うと

「お前達は可愛い奴隷達を狙った報いを受けて貰うからな!」【威圧】

「ぎゃーーーー!」

男達は恐怖に気絶していく

「寝ちゃった、つまらないから後でボコボコね」

エターナリアはそう言うと屋敷を襲った男達に

「依頼者は誰かな?」

男達は重臣の名前を言うと

「レイン1人ずつ回復させて、セレストリアが遊び相手してあげるから」

「はい!畏まりました」

レインは微笑みながら回復させるとセレストリアがボコボコにして両手両足を折ってからレインが再び回復させる

「次はアニタかな?」

エターナリアが言うとアニタが男に近付くと

「助けてくれ!依頼人はベトルセル商会の親族だ!」

男は叫ぶがアニタは容赦なくボコボコにする

「助けてくれ頼む頼む」

男が懇願し始めるが

「次はケシル楽しんでね」

「はい!御主人様」

ケシルが微笑むとレインは男を回復させる

「頼むーーー!もうやめてくれ!!頼みます!お願いします・・・・」

泣きながら懇願するがケシルは容赦なくボコボコにしてから両腕両足を折って微笑んでいる

「じゃあ次はミシルね」

「はい!御主人様!」

ミシルが男に近付くとレインが回復させる

「たすけてください・・・なんでもします・・・からお願いします」

男は放心状態で言うがミシルは容赦なく男の両腕両足を折って笑っている

「誰か警備隊を呼んできてね」

エターナリアが言うと警備担当の奴隷が走って行く

「詳しく聞こうかな?」

男達は全てを話して泣いていると警備隊隊員が苦笑いしながらやってくる

「後は任せました」

エターナリアが言うと

「解りました」

隊員がそう言うと男達から依頼人を聞き出してから連行していこうとする

「牢屋足りますか?」

「もう足りません・・・本当にこれ以上は襲われないでください」

隊員はついに本音を言うと苦笑いする

「恐らく早く隊長の所に向かった方が良いね、取り逃がしちゃうから」

エターナリアが言うと

「え?逃がしちゃう?どうしてでしょうか?」

「さっきの奴らも捕まったら重臣のせいにして本当の依頼者を言わない様にしていたみたいだからね、今回は4回死ぬ思いをさせながら問い詰めたからやっと吐いたけど」

エターナリアが言うと隊員は青ざめて1人が走って領主の館に向かう


(大丈夫かな?隊長もベルダートも重臣しか見てなくて取り逃がさないよね?まさかあそこまでやって嘘をつかれるとはね)エターナリアは考えていると

「エターどうしたの悪巧み?」

「ちょっとムカついただけ、もしかしたら重臣のせいにしたら、命は助かるのかな?」

「そんな事有るの?」

「あ!犯罪者奴隷だけなら依頼人が引き取れば良いだけ!」

「え?・・・捕まえても無駄!」

エニスは驚く

「しばらく大人しく奴隷の教育して様子を見るとしようね」

エターナリアはそう言ってレインを見ると

「5人に聞いておきます」

レインは微笑んでいるとエターナリアは警備担当の奴隷達にカシタリーナを紹介してから何か有ればカシタリーナに報告するように伝えて帰る準備を始める

「御主人様宜しいでしょうか?」

「カシタリーナどうかしたのかな?」

「別室待機の15人は如何しますか?」

「まだどうするか決めてないよ」

「夜の世話係にしますか?」

「え?何故?」

「それに向いた身体付きに容姿ですから・・・」

「予定はないよ、それにカシタリーナの方が魅力的だし心配はしなくても大丈夫だよ」

「え?・・・ありがとうございます」

カシタリーナは涙目で嬉しそうにしている

「エター何を話しているのかな?」

「15人をどうするかだね」

「え?まさか連れて帰るの!!」

「予定はないよ、部屋は無いし時間も順番も無いからね」

「そうだね!それなら良いけど、どうするつもりかな?」

「まだ決まってないね・・・娼婦の館に売り付けるのも良いけど、それを望むかな?」

「エター次第だね」

「カシタリーナ、15人は取り敢えずまだ決めていないから奴隷として生活させるように、子供達にもご飯が行き渡るように気を付けてね、後は任せたよ」

「はい、御主人様!お任せください」

エターナリア達は18人を連れて帰ろうとするとエニスが料理人の奴隷と話をしていた

「エニスどうした?」

「エター連れて帰らないの?」

「もしかして連れて帰るつもりだったの?」

「え?まさか早とちり?てっきり連れて帰るものだと思って準備をさせちゃったよ」

「エニスが連れて帰りたければ良いと思うよ」

エターナリアが微笑みながら言うと

「連れて帰るよ」

エニスが苦笑いしながら言う


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る