第83話 エターナリアの日常
セリカの帰還を待ちながら、エターナリア達は奴隷達を連れて迷宮に潜りながら過ごすことにしている
「御主人様、明日はリザードの革の商談日です、明後日が革細工と魔法珠3個の商談になりますので見学しますか?」
エリスナが聞いてくる
「魔法珠は始めてだから見ておいた方が良いかな?」
「御主人様見た方が良いです」
レインが言う
「リザードの革は売れ行きまだ良いのかな?」
「リザードの革は価格は安定しています、しかし革細工はどのぐらいになるか解りません、見学に来た人に聞いてみたのですが、好評で沢山売りに出しても売れるとは思います」
エリスナが微笑みながら言うと
「魔法珠はどんな評価だろう?」
「魔法珠はどのぐらいの人が来るかは解りません、冒険者から貴族まで欲しい人は沢山います・・しかし宣伝期間が無さ過ぎたのでどのぐらいか検討がつきません」
エリスナは淡々と言うと
「どのぐらいの価値になるかは楽しみだけどどのぐらいの人が集まるかも楽しみだね」
エターナリアが言う
「御主人様警備隊隊長が来ました」
「え?隊長が?何だろう?」
エターナリアは呟きながら隊長を出迎えると
「隊長何か有りましたか?」
「聞きたいだがアーガナルド商会の商談会は明日と明後日で有っているか?」
「エリスナそうだよね?」
「明日がリザードの革で明後日が革細工と魔法珠です」
エリスナが微笑みながら言うと
「門番が文句を言っているぞ、馬車が沢山やってきて行列になっているが理由が解らず門を閉める時間になっても門を閉められないと」
隊長が言う
「え?どのぐらいですか?」
「100台は有るな」
「明日はまだ増えるね・・・商会の買取りを強化するように、後、手の空いている警備担当を数人連れて行った方が良いね」
エターナリアが苦笑いしながら言うと
「解りました、今日から強化します」
「明日は警備隊も様子を見に行っても良いか?」
隊長が苦笑いしながら言うと
「そうですね、賊が混じっていて騒動が有ってから来て貰っても面倒ですよね」
「アーガナルド商会で騒動を起こすバカは余所者だからな!」
隊長は笑いだす
翌日商会に向かうと商会前は大量の人が集まって列を作っていた
「これは凄い・・・前の2倍はいるかな?」
「御主人様、それ以上です」
「中に入らない方が良さそうだから裏口から入ろか?」
「入れないかも知れません・・・ここまで混雑していると・・・」
レインが苦笑いしている、裏口に向かうと裏口を伺っている男達がいる
「賊だね、裏口から侵入するつもりみたいだね」
エターナリアが言うと
「ここから今侵入されたら大変です」
「じゃあ襲われようか?」
「エターらしいけど、襲ってくれるかな?」
エニスが言うがみんな微笑んでいると、レインが裏口を叩いて警備の担当を呼ぶと空けてくれる
「代表、奥様いらっしゃいませどうぞお入りください」
警備の担当が迎え入れると門を閉めようとするが、男達が武器を抜いて走って来て扉を蹴飛ばして開けると
「死にたくなかったら大人しくしろ!!」
男達が言う
「死ぬより痛い目に遭いたくなかったら、武器を捨てて投降しな!」
エターナリアが言う
「何だと!!若僧!!死ね」
男が剣をエターナリアに振るうが、セレストリアが殴り飛ばしす
「死なない程度に無力化するよ」
エターナリアが微笑みながら言うとセレストリアが笑顔で次々とボコボコにのしてから、両腕を砕いていく
「ぎゃぁーー!!助けてくれ!!」
男達が涙目で逃げようとするが、セレストリアは容赦無く両腕を砕いている
「警備隊呼んだ方が良いかな?」
エターナリアが言うと
「そうですね」
レインが微笑みながら言うと警備担当が走って呼びにいく
「お前達の目的は何かな?金かな?それとも商品?」
「ほんの出来心でやったので許してください」
男が言うと
「レイン回復魔法を回復したらセレストリアもう一回遊んであげてね」
エターナリアが微笑みながら言うとレインが回復魔法を使い、セレストリアが腕を持って何度も地面に叩きつけてから両腕を砕く
「ギャァーーーー!」
見ていた仲間の男達は青ざめて振るえている
「逃げたければ逃げても良いよ、すぐにこうなるから」
「何でもしますので許してください、お願いします」
男達が命乞いするが
「次は誰かな?聞いたことに素直に答えられるのは?」
「何でも答えます」
男が涙目で言う
「まずは目的は?」
「金と商品を奪う事です・・・」
「誰かの依頼かな?」
「違います・・・」
「この町にはいつ来たのかな?」
「3日前に来ました」
「他に仲間はいるのかな?」
「います・・・・」
男は涙目で答えていると
「エターナリア殿やっぱり賊ですか・・・」
隊長が苦笑いしている
「ちゃんと見回りしないと又襲われます」
「余所者だから無謀に襲うのだな・・・」
隊長は溜め息をはく
「取り敢えず連行してくださいね」
エターナリアが微笑みながら言うと隊長は隊員達に連行させる
「仲間の情報もちゃんと聞き出してね」
「勿論だ!仕事を増やさないで欲しいがな」
隊長が言うと隊員達が苦笑いしている
「隊長それは言ったらダメですよね」
「言いたくなる!忙しいのは全部エターナリア殿関係ばかりだからな」
隊長が言いきると隊員が頷いている
「襲ってくる方が悪い!」
「ちょっとは強いのを宣伝してくれたら襲われないとは思うが・・・・」
「有名になるのは嫌だね」
エターナリアが言うとみんな笑いだす
「御主人様、路地の辺りで数人集まってこっちを伺っていますがどうなさいます?」
セレストリアが言うと
「ついでだから、隊員は一回りしてきてね」
「え?・・・・まさか襲われるつもりか?」
隊長が苦笑いしている
「セレストリアは見送ったらゆっくり戻ってきてね」
「はい!畏まりました」
セレストリアは微笑みながら言うと隊員と外に出ていきしばらくしたら帰ってくると扉が開いた所で男達が走ってくる
「死にたくなければ動くな!!」
男達が言うと
「強盗!!観念して投降しろ!!」
隊長が言う
「殺せ!容赦するな!!」
男達は武器を抜いて襲ってくるがエターナリアとセレストリアがボコボコにのして腕や足を砕いて無力化していく
「隊長連行よろしく」
「アハハハ・・・本当に容赦無いな・・・」
隊長は苦笑いしていると男が1人逃げ出すとセレストリアが回り込み
「逃げたらダメですよ」
セレストリアは微笑みながら言うと男は隠していたナイフを抜いて襲いかかるがセレストリアは腕を掴み地面に何回も叩きつけてから投げ飛ばす
「ギャァーーーー!助けてくれ」
「警備隊に全て正直に吐けば痛い目に遭わなくて済むかもね」
エターナリアが微笑みながら言うと男達は青ざめていると隊員達が戻ってくる
「面倒だが連行して調べておけ!」
隊長が苦笑いしながら言うと
「畏まりました」
隊員が連行していく
「面倒だから隊員を裏口付近で待機していた方が良いよね」
エターナリアが笑いながら言うと
「わざと襲われるとは・・・次々と襲われるはずだ・・・」
隊長が呟くと
「襲う方が悪い!!」
エターナリアか言う
「頼むからわざと襲われないでくれ、頼むから」
隊長が頼み込み始める
「自分が襲われるならまだ良いけどいない時に襲われたら嫌だからダメ!」
「そうだが・・・牢屋が足りない・・・」
隊長は苦笑いすると外で悲鳴と殴る音がしてくる
「何だ!!」
隊長は驚き、みんなで急いで裏門を開けて外を見てみるとそこには警備担当の奴隷が賊4人を容赦無くボコボコにしていた
「は?何だと!強すぎる!!」
隊長は驚き大声をあげてしまう
「大丈夫か?」
エターナリアが声をかけると
「御主人様、襲われたので返り討ちにしてしまいました、どうしたらよろしいですか?」
「取り敢えず両腕を折っておいて」
エターナリアが言うと奴隷は腕を折り始める
「アハハハ・・・・注意をした方が良いか?賊の腕を折らない様にと・・・・」
隊長は苦笑いしている
「腕を怪我したのか?」
「申し訳ありませんイキナリでしたので手傷をおってしまいました・・・」
警備担当の奴隷が言うと
「レイン回復魔法をかけてあげて」
「はい!畏まりました」
レインが回復魔法をかけてから
「この賊も回復魔法を使いますか?対人戦闘の練習になりますし」
レインが微笑みながら回復魔法を使い回復させると警備担当の奴隷がボコボコにして両腕を折って転がす
「やり直しかな?次は股間を蹴りあげてから地面に叩きつけてから、両腕を折ってみて」
「え?畏まりました」
警備担当の奴隷が言うとレインが回復魔法を使うとエターナリアの指示通り叩き潰す
「隊長このぐらいかな?」
「終わりで良いのか?・・・・」
隊長が苦笑いしていると隊員達は唖然と立ち尽くしている
「まだ続けた方が良いなら他の担当も呼んで練習台にするけど」
「このクラスが何人もいるのか・・・隊員を鍛えるつもりは無いか?」
「面倒だからやらないよ」
エターナリアが微笑みながら言うと
「そうか・・・・ここまで強いのは要らないか・・・時々応援して貰おう・・・」
隊長は小さい声で呟くと苦笑いしているエターナリアは聞こえない振りをしている、隊員達が戻ってきて苦笑いしている
「もう一度連行してくれ・・・後これ以上襲ってくるバカがいない様に門の所で警戒しておいてくれ、これ以上賊が現れない様にな・・・」
隊長が苦笑いしながら言うと隊員はみんな苦笑いしながら頷いている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます